無知だった【アトピー性皮膚炎】食物アレルギーを早期に疑える重要サインかも!

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「アトピー」という言葉は、もちろん今まで聞いたことがありました。

学生の頃にアトピーだった友人もいて、膝裏や内腕に湿疹をぶり返した”かさぶた”のような跡を見てきて、どんな症状なのかなんとなく知っていました。

でも正しく理解していなかった…。

アトピーの症状は、食物アレルギーを早期に疑える重要サインかもしれないというのに!

※息子が赤ちゃんの頃の過去ログです。

正しく知らなかった「アトピー性皮膚炎」

私は、息子が産まれる前、アトピー性皮膚炎は体質や遺伝によるものだと理解していました。

自分も家族もアトピー体質ではありません。

まさか自分の子供が、アトピー性皮膚炎になるとは、想像も予想もできませんでした。

息子の乳児湿疹が長引くも「アトピー」という認識はなかった

息子の湿疹は、産まれた時から粉ミルクを飲んでいる時期まで、なかなか治らなかった。

しつこい息子の湿疹を目の前にしても、これが「アトピー」だとは思いませんでした。

自分の子どもが、アトピー性皮膚炎だという認識は、全くなかったのです。

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それが、「粉ミルク+麦茶」を飲んでアナフィラキシーショックを起こした時に、診察してもらった病院で、あっさりと「アトピーの疑い」と診断されました。

「アトピーの疑い」ということは「アトピーの症状がある」と理解してスムーズ

私は、「アトピー性皮膚炎」という確定診断を求めていたわけではなく、とにかく息子の湿疹が治ってほしい、と思うだけでした。

カルテに書かれた「アトピーの疑い」という言葉は、曖昧にも思えるけど、こんなに湿疹が続いている時点で、「アトピー性皮膚炎の症状が続いている」ということ。

ニアリーイコール、これは「アトピー性皮膚炎!」と理解しました。

その後の皮膚科通い、小児科への通院、食物経口負荷試験などで病院にかかる時は、「アトピー性皮膚炎」前提で話をしたり、息子のお肌をチェックされたり、薬を処方されたりしました。

医学的には”疑い”であろうと、”確定”であろうと、「小さい頃からアトピーの症状がある」と説明する方が、格段と診察はスムーズです。

IgE抗体、免疫、バリア機能・・・食物アレルギーとの関連性が分かってきた!

色々調べながら、息子の肌荒れと戦っている中で、なかなか治らない肌荒れ、ぶり返す湿疹の総称として、特に皮膚科では「アトピー性皮膚炎」「アトピーの疑い」と診断されることが分かりました。

そして、アトピー性皮膚炎は、食物アレルギーに深く関係していることが分かりました。

互いに直接関係しているとも限らない。
そこが難しいところですが・・・。

アトピーもアレルギーも、「本人のIgE抗体、免疫、皮膚や臓器のバリア機能」に密接に関係しています。

IgE抗体を作りやすい体質の人は、アトピーにもアレルギーにもなりやすい。

些細な刺激に反応してすぐに痒くなったり、傷口に付いた浮遊アレルゲンに反応して皮膚感作が起こり、余計なIgE抗体を作り出したりしてしまう。

皮膚や臓器のバリア機能が弱っていれば、それを助長してしまう。

だから、皮膚をしっとり健康な状態に保ち、肌荒れは早めに治し、睡眠と栄養をしっかりとって免疫力を高めておくことは超重要。

アトピー性皮膚炎や食物アレルギーがあるなら、なおさら超重要ポイントです。

また、素因が似ているアトピーとアレルギーは、互いに症状を引き起こすこともある。

食物アレルギーが原因で皮膚症状が出るし、アトピー性皮膚炎が食物アレルギーを引き起こす(=皮膚感作する)こともある。

疲労が原因で免疫が下がった時は、普段大丈夫でもアトピーやアレルギーの症状が悪化することもある。

そういう理解が深まったのは、既に息子の湿疹が軽減&消失し始めた時でした。

もっと早く分かっていたら、息子のマルチアレルギーの”マルチっぷり”を減らしてあげられたのかもしれないな。

しつこい乳児湿疹・アトピーの症状が続くなら、早期にアレルギーを疑えるサインかも!

最近では、生後6ヶ月くらいを過ぎれば、食物アレルギー経口負荷試験を実施してくれる病院が増えました。

初めて食べる食材の一口目が怖くて、経口負荷検査に挑む赤ちゃんを多く見ます。

生まれて間もない時から、経口負荷試験に至るまで、ずっと”つるつるのお肌”だった赤ちゃんは、たいてい検査に引っ掛からず、0.1g~3gの範囲内で決められた量を食べても症状が出ない傾向にあります。

※息子と一緒に検査を受けてきた子の傾向と、ご両親へのヒアリング、主治医からの話によるものです。全国的な傾向や正確な統計ではありません!

食物アレルギーである息子の赤ちゃん時代を思い出して、私がいつも後悔するのは、「なんで湿疹があんなに酷かった時点で、食物アレルギーを疑わなかったんだろう!!」ということ。

”食べさせるのが怖い”と根拠もなく思うのとは違って、”産まれてから赤ちゃんの皮膚状態はどうだったのか”という観点で考えると、経口負荷試験の緊急度やアレルギー症状が出る可能性が見えてくるのではないでしょうか。

しつこい乳児湿疹、アトピーの症状が続いている場合は、赤ちゃんにアレルギーがあることを知らせてくれているサインかもしれません。

食物アレルギー経口負荷試験に至らなくても、もっと早くから「アレルギーの疑い」を知ることができるサイン。

そんなアトピー性皮膚炎の症状や仕組みを、もっと早くに理解していれば良かった・・・と思っています。


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「アトピー」と言うと、ステロイド薬の話題は欠かせないと思いますが、ステロイド派・脱ステロイド派とか極端で偏った意見をネット上だけで知ることは危険です。ステロイドについて正しく知ることも重要でした。

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