【感覚過敏・敏感肌】洋服のタグが痛い!かゆい!チクチクする!”切る”以外の対処方法

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息子は敏感肌・乾燥肌です。赤ちゃんの頃は、皮膚科でアトピー性皮膚炎だと言われていました。

成長するにつれて、感覚過敏の傾向があると分かりました。

息子はもともと肌が弱い上に、お肌への”過敏さ”も持ち合わせているため、「洋服のタグ対策」が必要です。

肌にタグが触れる不快感。我が家では「タグを切る」以外の対策をとっています。

洋服のタグがチクチクかゆい時、どの種類・どんなタグが不快?

襟首のタグ、左脇の内側のタグ、全辺が縫い付いたタグ、一辺だけ縫われてピロピロしているタグ…。

洋服のタグには色々種類がありますが、息子の場合はタグの種類を問わず、まずは一度、何も対策をせずに着てみます。

すると、
・何も感じないタグ(何も言わない)
・肌に触れると気になるタグ(何も言わないけど、時々ポリポリ掻いている)
・肌に触れるのが不快なタグ(痛い・痒い・気持ち悪い・チクチクすると訴えてくる)

という、大きく分けると3パターンに分類できます。

この感覚に、「タグの種類」は関係ありません。

上記のように、「タグの種類」ではなく「息子の感覚」で分類します。

結果的に、同じ感じ方でも「タグの種類」はマチマチなので、最初に見た目(=タグの種類)では分類できないのです。

傾向としては、「タグの縫い付け方」「タグの場所」ではなく、「タグの布地の柔らかさ・厚み」が大きく影響していることが分かってきました。

よく脇腹にあたる、内側の素材とサイズ表示のタグは、薄くてポリエステル地で、サイドが切りっぱなしだからなのか、ほぼ気にしていません。

逆に不快感率が高いのは、よく襟首にある、ブランドタグです。タグに厚みがあり、しっかりしている生地。

大袈裟に言うと「薄地のワッペン」のようなタグだと、そのコーナーが肌に当たった時に、不快のようです。

タグ対策で「切る」「外す」がダメな理由とは

息子にとって、どんなタグが不快なのか分かってくると、必然的に「タグを切る」方法はダメだと想像できます。

肌に当たるのが嫌だからと言って、タグを切ってしまうと、切った断面が余計に鋭くなるからです。

それを避けるため、縫われたタグの糸を切り、「タグを外す」方法があります。

しかし、我が家では、着なくなった子供服のほとんどは、リサイクル(オークション販売・フリマ・お下がり)。

タグを元のまま残すことは、ブランドや商品状態を証明するのにけっこう重要な要素であり、購入当時の状態を可能な限り維持できていれば評価に繋がります。

また、タグを切ったり縫製を解く時に、洋服に穴を開けてしまった経験もあります。

というわけで、タグを「切る」「外す」という対応は、極力しない習慣となりました。

洋服のタグ対策で、「切る」「外す」以外の方法とは・・・。

我が家では、お肌が過敏な息子のために、以下の対策をとっています!

タグ対策1.浮いている部分を縫い付ける

我が家で主流のタグ対策の1つは、浮く部分を「縫い付ける」方法です。

チクチクする不快なタグには、たいてい向きや折れ曲がる場所にクセがあります。

一見、まっすぐ向いていて、肌に当たらないように見えても、着るとタグが上方に折れ曲がりやすく、すぐに首筋に直角に当たってしまうタグもあります。

なので、肌に当たる部分を突き止め、そこが浮かないように、折り曲がらないように、縫い付けます!

タグ対策2.ガーゼで「タグカバー」を作って覆う

もう1つの主な対策は、「ガーゼでタグを覆う」方法です。

2020年以降、新型コロナウイルス感染防止対策の影響で、我が家にはガーゼの切れ端がたくさんあります。

再利用した不織布マスクの内側にガーゼを入れたり、マスクを手作りしたり…という経緯から、使わなくなった布製品のガーゼ生地を大切にとってあるのです。

タグを覆って「タグカバー」に使うには、白シャツ・ガーゼハンカチ・沐浴タオル等々、肌触りの柔らかいコットン生地がお勧めです。

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もしもアベノマスクや給食マスクが、使わずに残っている場合は、「タグカバー」としても利用できますよ。

ガーゼは、画像アップしても分かる通り、しなやかで柔らかく、肌に優しい触れ心地です。

肌に触れても痛くないように、ガーゼは切りっぱなしがベスト。切り口を縫製せず、切ったまま縫い付ける簡単な方法です。

また、ミシンでガッチリ縫うのではなく、太めの木綿糸でザクザク手縫いがお勧めです。

そうすると、タグを覆ったガーゼはしなやかな感じのカバーになりました。

タグ対策3.柔らかな「タグループ」を作成する

タグをガーゼ生地で覆って「タグカバー」を作る方法の応用で、「タグループ」を作る方法もあります。

いくつかのタグに、「ガーゼのタグカバー」を被せている時に発見しました。

タグにあてた生地は、四辺を縫うよりも「上下だけ」もしくは「左右だけ」の2辺を縫う方が、後々便利です。

上下だけ縫うと、左右が開いている状態なので、ガーゼはトンネル状になります。(上の写真)

正面から見ると、白い「ガーゼタグ」が付いているイメージです。

左右が開いてトンネル状になっていると、そのままフック等に引っ掛けたり、他の紐類を括り付けることができるんです。

小さい子供や、手先が器用に使えない子は、脱いだ上着の襟首をフックにかけて吊るすことが、困難な場合があります。

コートやジャンパー類は特に、この「ガーゼのタグカバー」をトンネル状にしておくと、フックに掛けやすくて便利です。

この「ガーゼカバー」を直接フックに掛けて「タグループ」として使う場合は、上下ではなく左右を縫って、上下が開いたトンネル状にしておくと引っ掛けやすいです。

市販のタグループ・お名前ループ・ヘアゴム等を通して括り付ける場合は、(上の写真のように)上下を縫って左右が開いたトンネル状になっていると、付けやすいです。

ガーゼの「タグカバー」が解れた時は、4辺がガッツリ縫製されているより、2辺だけザックリ縫ってある方が、お直ししやすいです。

タグ対策4.Tシャツ類はスポーツブランドから選ぶ

息子が小学生になってからの「切る外す以外のタグ対策」は、スポーツメーカーのトップスを選ぶ!ことも視野に入れています。

アディダス、ナイキ、プーマ等、スポーツ系ブランドのトップスは、襟首のタグが無く、ブランド名やサイズ情報が「印字(プリント)」されていることが多いです。

タグがなければ、チクチクしない!

しかも、スポーツブランド。始めから動きやすさや快適さが追及された商品が多いのも特徴です。コットン素材の他、吸汗速乾を謳う製品がたくさんあり、着心地の良さを求めるニーズにマッチします。

襟首のタグなしで、タグが印字タイプのプーマのTシャツ(上の写真)は、サイズ違いで愛用しました。
※息子には、タグとは別の衣服問題「夏なのに半袖を嫌がる」課題があるため、主にインナーとして活用

タグ対策5.始めから「タグがない」インナーを選ぶ

始めから、洋服タグ(ブランドタグ、洗濯ネームタグ)が縫い付いていない商品もあります。

私が息子のために買った、上の写真の下着(インナー)は、洋服タグが服本体に縫い付いておらず、タグは別に梱包されていました。

襟首のブランドタグは無し、左脇腹の内側に付いている洗濯ネームタグも無し!でした。

この商品は肌への刺激を避ける為、洗濯ネームを商品に縫い付けしておりません。

(保管用に同梱されていた「洗濯ネームタグ」より)

どんなタグ対策も効果がない方は、「お肌への刺激」が配慮された、洋服タグ自体が付いていない商品はいかがでしょうか。

これをインナーとして着れば、その上にタグがあるトップスを重ね着しても、タグが肌に直接当たりません。

私は同時に2枚、まとめて買いました。

タグ対策6.お肌への優しさを謳う商品ブランドを選ぶ

上記でご紹介した、始めからタグが付いていない下着。私が実際に購入したのは、楽天市場「チルドレン通信」というショップです。

『アルトタスカル おなかでぬ 肌着』という子供用インナーで、「丈が長めでお腹がでない」という長所があります。「お腹が出ない」というだけでなく、肌への優しさも謳っています。

・着心地の良い方を裏にできるリバーシブル機能あり
・肌触り通気性の良い綿100%
・肌への刺激を最低限に
・縫製はベビー肌着に使われるフラットシーマ採用

という、内側に「タグが無い」以外にも、お肌が敏感な子に嬉しい特徴がたくさんあります。

商品展開は、半袖・タンクトップ・キャミソールの3タイプ。男の子も女の子も、性別問わず利用できます。

サイズ展開は80~130。小学2年生くらいまで利用できます。

他にも調べている中で見つけたのは、グンゼの肌着。女の子には「ピエクレール」というインナー、男の子にも「綿100%のやさしさを子供たちに」と謳った肌着を見つけました。

無印良品、ベルメゾン、ワコール他、オーガニックコットン素材のインナーを揃えているブランドは、お肌に優しい商品をシリーズで展開していることも多いので、そういう商品ブランドを選ぶのも対策の1つです。

タグ対策7.インナーは裏表で(ひっくり返して)着る

既に購入した肌着や、今までチクチクが気にならなかったインナーのタグが不快になってしまった時は、裏表にひっくり返して着ます。

例えばユニクロのヒートテックやエアリズムの場合、襟首のブランドタグはプリントタイプなのに、内側の左脇腹には洗濯ネームタグが付いています。

このインナーが、1シーズン着て良い感じだからと言って、安い時に、来年以降用に1~2つ上のサイズをまとめて買ってしまうと…。

翌年になって、「去年は大丈夫だったのに、今年はチクチクする!」という結果になることがあります。

そんな時は、脇腹に洗濯ネームタグがある裏側を表にして、着てしまいます。

トレーナーやアウターはなかなか裏表に着ることはできませんが、肌に直接触れるインナーはその上に何かを着ますので、(本人さえOKなら)裏表に着れば解決できました。

※裏表の素材感が全く異なる生地の場合は、お勧めしません!

タグ対策8.洋服を干す時(乾く前)にタグを伸ばす

衣類の洗濯の後、タグを気にしないでそのまま干すと、タグが折れ曲がったまま乾いてしまいます。

乾いたタグを手で伸ばしても、形はキレイに元には戻りません。

まだタグが濡れた状態で手で伸ばし、タグの形を整えてから干すと、そのまま乾きます。

これで、タグのコーナーが首筋に当たってチクチクするのをだいぶ防げました。

タグは濡れている時に整えてから乾かすと、乾いた時に形をキープしてくれます。

タグ対策9.干す時に洗濯ばさみで止める

ナイロン生地のタグは、折れ曲がりやシワになりにくいですが、布地から直角に向いてめくれたようになることがあります。

そのまま着ると肌に当たるので、洗濯して干す時にタグを洗濯ばさみで押さえると落ち着かせることができます。

上の「手で伸ばす」方法と同じように、洗濯物がまだ濡れている時に押さえるとクセが付いてくれました。



少しの工夫が、快適につながると良いですね!


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