療育に通いたくて療育施設について調べ始めた時、色々な「困った」にぶち当たりました。
その1つが、療育について相談した小児科の主治医に「療育の必要性」が伝わらない!ということでした。
いつも同じ小児科に通院していた
息子は喘息があり、幼い頃からずっと同じ小児科に通院していました。
毎回先生も同じ、定期通院の診察内容はいつも同じだったので、事前に「何をするのか」を息子に説明しやすい状況にありました。
そのため、お医者さんごっこ遊びを兼ねて、”実際の診察”に近い練習をよくしていました。
苦手や不安の対策をしてから通院に臨んでいた
不安が強い息子は、事前に予定が分からないと不安になるため、必ず「どこで何をするのか」前もって説明していました。今回の「小児科で診察してもらう練習」もその1つ。
キッズスペースで遊んでいる途中に名前を呼ばれたら、まだ遊びたくてもキリが悪くても一旦やめて、気持ちと行動を切り替えなければなりません。※息子は、気持ちと行動の切り換えが苦手
だから周りに迷惑をかけないように、スムーズに診察できるように、いつも自宅で練習してから通院に臨んでいました。
「療育の必要性」が伝わらない!


保育園から「専門機関に診てもらった方がいい」と指摘された後、色々調べて、とりあえず「療育に繋げよう」と思い始めていました。
療育施設に直接問い合わせてみると、通所に必要な書類として「医師の診断書」が挙げられていました。
だから私は、いつも通院している小児科の主治医に、相談を持ち掛けたのです。
しかし主治医は、息子(の後ろ姿)と私を交互に見ながら、「必要ないでしょう?」と言わんばかりに「必要あるの?」と聞いてきた。
療育の必要性を疑っている反応。
ここで直面したのは、いつもの先生(主治医)に「療育の必要性」が伝わらない、ということでした。
発達の気になる子の特性対策や躾が裏目に!
皮肉なことに、発達の気になる子が「普通にできる」ように色々対策した結果が、発達の気になる子が必要な療育を受けようとした時に「必要ないのでは?」と思われてしまった。
発達の気になる子の特性対策や躾が、ここで裏目に出るなんて…
待ち時間から診察まで「普通」でいられるように、何度も何度も言い聞かせて練習して対策してから病院に来ているのに。
主治医から見ると、むしろ「いい子」
すべて自宅で、本物の聴診器を使ってシミュレーション済み。
通常の診察をするくらい、もう事前練習も不要なくらい、息子にとってはお手の物。
先生から見ると「普通の子」というか、むしろ「いい子」だったのです。