【感覚過敏】「特定の音」を嫌がる怖がる-”風船が割れる音”で見えてきたこと

自閉症スペクトラムな息子が、 3歳頃から過敏なのは「風船」が割れる音でした。

感覚過敏・聴覚過敏の特徴の中で、「特定の音に過敏」という特徴が、どのようなものか?

この「風船」を通して、分かってきたことがあります。息子と風船-、見えてきたことを分析しました。

怖がる風船が「感覚過敏」とは結び付かなかった理由

息子はいつも、風船を見ると怖がりました。

おかしいな?小さい時は風船が好きだったのに…。どうして嫌がるようになったんだろう?

そんな疑問が、怖がられるたびにありましたが、最初は気に留めていませんでした。

風船が割れる音にびっくりしたり、驚いて泣いたりする子供は珍しくないし、大人でも突然割れれば驚く風船。だから怖がられても嫌がられても、理由を突き止めるような気持ちにもなりませんでした。

まして、発達障害の特徴「感覚過敏(聴覚過敏を含む)」とは、まったく結び付きませんでした。

特定の音「風船が割れる音」に過敏、というなら分かるけど

そうこうしているうちに段々、ちょっと首をかしげて考えることが増えました。

まだ割れてもいない風船、割れないかもしれない風船。なのに、なぜ、あんなに嫌がるんだろう?

まだ割れていないのに、どうして耳を塞いで怖がっているんだろう?

3歳後半には、色々調べた結果、特定の音に過敏になることがある感覚過敏・聴覚過敏のことは知っていました。

だから、もしも息子にとって「風船の割れる音」が特定の音として認識されているならば、風船が割れた時にパニックになってしまう。これは理解できました。

でもなぜ、まだ音が聞こえていない「割れていない風船」を怖がるんだろう?

風船ガムで気が付いた!「実音」ではなく「想像音」に過敏反応している

ある時、風船ガムのCM映像を見ていると、息子が突然、半ばパニックになりました。

「消して!消して!消して!見ない!」

後からゆっくり事情を聞くと、風船ガムを膨らませてパンっと割れると思ったから、イヤだったそうです。

その風船ガムのCM映像に、風船ガムが割れるシーンはありません。

この時、息子が嫌だと思う「特定の音」、怖いから避けたいと思う「特定の音」に対して、かなり”想像力”が働いていることに気が付きました。

なぜ”風船の割れる音”が「特定の音」になったのか?

実際に発生した「大きな音」ではなく、鳴るかもしれない「大きな音」。怖くて嫌いな音が鳴るかもしれない、と想像することで、聴覚過敏を助長していることが分かりました。

それではなぜ、まだ割れていない風船に近づけないほど、怖くなってしまったのだろう? 風船は大好きだったのに、割れる音が怖いからとはいえ、そんなに嫌がるのはなぜだろう?

大好きだった風船への態度が、変わりだした時のことを思い出してみました。すると、「目の前で風船が割れる事件」が立て続けに2回あったのです。

分かった…。
精神的なショック-というと大袈裟だけど、「ショックな気持ちを受けた時に聞こえた音」が、特定の音として認識されるんだ!

大好きな風船が、目の前で割れてショックを受けた時、この時に聞こえた「風船が割れる音」が「特定の音」になったんだ!

実例!”風船の割れる音”が「特定の音」になった時

実際に2回あった、「目の前で風船が割れる事件」を具体的に思い出してみましょう。

- 1回目は、3歳の夏。
この時、よく通っていた有料の室内パークで、事件は起こりました。

息子のお気に入りの遊び場は、風船エリア。
天井の扇風機によって風がボーボー拭いています。この風に乗り、たくさんの風船が舞っていて、捕まえたり弾いたりして遊べるエリアです。

ここで1時間くらい、飽きずにずっと遊ぶのですが…。

突然、風船が1つ割れました。
・・・息子は、泣きもしない。ただ驚いて立っていました。
この時から、この風船エリアで遊ばなくなりました。

- 2回目は、保育園の夏祭り。
ヨーヨー釣りでもらったヨーヨーが、嬉しくて嬉しくて、振り回していました。

地面にかすった瞬間に、突然、割れて水が飛び散りました。

・・・息子は、呆気に取られて唖然として顔。
突然、ヨーヨーが目の前から消えたので、空中を探すような挙動も。

「割れちゃった~。大丈夫だった?」と言う私の声を聞くと、ヨーヨーが割れてしまった事実を認識した様子でした。

引きつった顔。
「なんで割れちゃったの?」
「なんで割れちゃったの?」
と繰り返すだけでした。

結局、私が持ち続けたTDLのバルーン

それ以来、あんなに欲しがっていた風船なのに、近づかなくなりました。

街で風船がもらえる場面に遭遇しても、「いらない。割れちゃうから。」と断るようになりました。

誰かが、風船を膨らませている場面に遭遇すると、「もうやめな!割れちゃうよ!」と叫んで知らせるようになりました。

そういえば、ディズニーランドで風船を買う時も、「あの風船は割れない?」と聞かれました。

東京ディズニーランド体験記:アレルギーでも大丈夫!キャラメル味ポップコーンと低アレルゲンメニューを注文!

2018/06/29

3歳の夏。
息子にとって「風船の割れる音」は、怖くて嫌な「特定の音」になりました。

ショックと大きな音が同時に生じると「特定の音」になる!

発達障害の特徴でもある感覚過敏。その聴覚過敏に該当する「音に過敏」というものが、少し分かってきました。

・実際に「特定の音」が鳴った時より、「特定の音」が鳴りそうな時を想像して過敏反応する

・ショックを受けた場面で「大きな音」も同時に聞こえて驚いた時、その音が「特定の音」として分類される(きっかけになる)

もともとの聴覚過敏に対して、体験が大きく影響すると考えられます。

元々の感覚過敏症がなければ、音に驚いてその場でおしまい、泣いておしまい、という場面なのに、その時に聞こえた音がトラウマになる感じ。

「ガーン」という見えない音、心に受けたショックが、その時に聞こえた「大きな音」と重なって、もう聞きたくない音になる感じ。


息子の聴覚過敏、怖がる「特定の音」を語る上で、「風船」以上に外せないのが「ドアの音」です。

この「ドアの音」について考える時、感覚過敏には精神的なものが大きく影響していることが分かります。

「風船」が前編、「ドアの音」が後編、という感じかな?

【感覚過敏】特定の音「ドアの音」を嫌がる聴覚過敏。理由と対処方法が見えてきた!

2018/08/13

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