私は「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ」(以下「シェラトン舞浜」)のリピーターです。
食物アレルギーがある息子と初めてディズニーランド&ディズニーシーに行った時も、シェラトン舞浜を選びました。
今回は、シェラトン舞浜のアレルギー対応についてまとめました。
それでは、予約・申込から実食まで、レッツゴー!
低アレルゲンメニューはあるか?
最初に気になるのは、低アレルゲンメニューの存在です。
公式ホームページの『お食事』-「よくあるご質問」に食物アレルギー対応に関する回答が載っていました。
Q.特定の食物アレルギーがある場合、食事制限に対応できますか?
お食事に関する特別対応をご希望のお客様は、ご到着7日前までにfbdepart.sgtb@sheraton.comまで直接ご連絡をお願いいたします。お客様がお召し上がりになれるお食事を手配できるよう最善を尽くします。
現在は、宿泊7日前までにメールで直接連絡することになっています。
数年前までは以下の内容。アレルギー特定原材料7品目を使用しない低アレルゲンメニューの用意がある、と明確に書かれていました。
1F「グランカフェ」「ガレリアカフェ」、2F「舞浜 Teppanyaki+」「トスティーナ」、「ルームサービス」、(「シェラトンクラブ ラウンジ」)にて、卵・乳・小麦・そば・落花生・エビ・カニを使用しない低アレルゲンメニューのご用意が可能です。(ホテル指定の特別メニューとなります。)
ご利用に際しましては、ご利用7日前迄にアレルギー食材等をご連絡いただき、調理責任者確認の後、ご提供させていただきます。
よくある質問の回答内容は変わってしまいましたが、現在もシェラトン舞浜には低アレルゲンメニューが存在しますよ!
アレルギー対応を申込みたい時の宿泊予約方法
食物アレルギーがあると、どうやって宿泊予約をしようか悩むものです。
旅行会社のwebサイト経由で予約した場合、アレルギー対応のことを相談できる?限定プランだとアレルギー対応はできない?
公式経由の方が、アレルギー対応の相談がしやすい?でも料金は割高かな?
などなど色々迷いますが、結論から言うと、どこから宿泊予約してもアレルギー対応してもらえました。
旅行会社サイト経由、ネット予約
旅行会社のwebサイトを経由してネット予約する場合、食事あり/なしや食事プランを選ぶことはできますが、食物アレルギーの有無を選ぶオプションはありません。
そのため、備考欄に「食物アレルギーがある」旨を記入しました。
「特記事項」「その他の留意事項」「スペシャルリクエスト」など項目名はサイトによって違いますが、自由入力できる欄があるので探します。
食物アレルギーがある人の年齢、アレルギーの種類を記入しておくと次のステップがスムーズでした。
予約後にホテル側の担当者から連絡がきますので、アレルギー対応について打ち合わせできます。
旅行会社窓口での予約
何らかの理由で旅行会社の窓口で予約する時は、申し込みに関するパソコン操作は窓口担当者が行います。
「アレルギー対応について相談したい」と伝えれば、窓口担当者が施設との連絡事項欄に記入してくれます。
窓口では予約だけしておき、アレルギー対応については後から直接、シェラトン舞浜の担当者と相談することもできました。
シェラトン公式(マリオットボンヴォイ)からの予約
普通に予約します!
↓↓↓ 結局のところ、アレルギー対応の入り口はここからでも大丈夫です ↓↓↓
アレルギー対応の相談・問合せ方法
アレルギー対応について、相談・問合せをする場合は、3つの簡単な方法があります。
電話
1つ目は、その場ですぐできる電話。
シェラトン舞浜の代表電話番号に直接電話し、アレルギー対応について問合せます。
伝えること
・宿泊者代表氏名
・宿泊日
・問合せ内容
その場で解決できる場合は、この電話で終了!
引き続き詳細確認と鳴る場合は、後日(もしくは当日中)に担当者から連絡がきます。
メール
2つ目は、メール。
アレルギー対応について、メールで問合せします。
昔は問合せ先のメールアドレスが探しにくかったのですが、現在では公式ページ『お食事』の「よくある質問」回答欄に記載されています。
お食事に関する特別対応をご希望のお客様は、ご到着7日前までにfbdepart.sgtb@sheraton.comまで直接ご連絡をお願いいたします。お客様がお召し上がりになれるお食事を手配できるよう最善を尽くします。
因みに、シェラトン舞浜から折り返しで来るメールは、このアドレスからではありませんでした。
問合せフォーム
3つ目は、お問合せフォーム。
個人的にはこの、問合せフォームから連絡する方法が、一番簡単な気がします!
昔は問合せフォームを探すのに苦労しましたが、マリオット傘下になってからは分かりやすいです。
シェラトン舞浜の公式ページ
https://www.marriott.com/ja/hotels/tyosi-sheraton-grande-tokyo-bay-hotel/overview/
└ お食事
https://www.marriott.com/ja/hotels/tyosi-sheraton-grande-tokyo-bay-hotel/dining/
ホームページの「お食事」ページで少しスクロールすると、真ん中に「お問い合わせ」ボタンがあります。
クリックすると「レストランお問合せ」フォームが開きます。
ここに、アレルギー対応の相談内容を記入して、送信できます。
シェラトンの総料理長と繋がる
上記いずれかの方法で、シェラトン側に情報が伝わると、今度はシェラトン側から連絡が来ます。
私の場合は、
・総料理長から電話がかかってきたパターン
・総料理長からメールが返信されたパターン
がありました。
アレルギー対応に関する資料の提供方法(メール・FAX・郵送)が決まれば、あとは資料をやり取りするだけ。
シェラトン舞浜のアレルギー対応資料はExcelファイルなので、私としてはメールが便利でした。
必要なことは資料に記入済なので認識齟齬が起こりにくく、資料を添付したメールにその他の心配事や質問を書くことができます。
そして何よりも直接、シェラトンの総料理長と繋がっている安心感がありました。
アレルギー情報を提供するための資料
シェラトン舞浜には、食物アレルギー対応の内容を決めるための資料(記入用紙)があります。
1つのExcelファイルに書類がまとまっているので便利です。
資料の構成
アレルギー対応関連資料(Excel)ファイルは、複数のシートで構成されていました。
・「アンケート」シート
・低アレルゲン特別食メニューが提供できるレストラン情報
・低アレルゲン特別食メニュー(朝食)申込用紙
・低アレルゲン特別食メニュー(昼食・夕食)申込用紙
・低アレルゲン特別バースデーケーキ申込用紙
・特別メニュー成分一覧(原材料一覧)
【アンケートシート】
ホテル側にアレルギー情報を提供するための「アンケート」シートです。
該当アレルゲンの種類(アレルギー特定原材料等28品目から選択)、アレルギーレベル(症状の出具合)、食事の希望など、基本情報を記入できます。
アレルギー症状では、過去のアナフィラキシーショック経験の有無を問われます。
過去にアナフィラキシーショック経験があっても微量なら食べられる方、現在は摂取可能量が増えて危険性は少ない方、原材料に含まなければ問題ない方など大勢いらっしゃいますよね。
シェラトンでは、「その他の特記事項」欄に、コンタミや食器類の共有は問題ないことなどを記入できますし、過去のアナフィラキシー経験だけで排除されることはありませんでした!
【レストラン情報シート】ブッフェメニュー/低アレルゲン特別食メニュー/バースデーケーキの提供案内
ブッフェメニュー、低アレルゲン特別食メニュー、低アレルゲンバースデーケーキについて、どこのレストランで提供して頂くか選ぶことができます。
選択肢は、
・ブッフェダイニングレストラン「グランカフェ」
・カジュアルダイニング「ガレリアカフェ」
・鉄板焼き「舞浜」
・カフェ「トスティーナ」
・クラブラウンジ(クラブレベルゲスト専用)
・ルームサービス
です。
朝食・ランチ・ディナーごとに利用可能なレストランが異なります。
東京ディズニーリゾートという土地柄、恐らく一番多いのが朝食付き宿泊プラン。この場合は「グランカフェ」指定の可能性があるので、自分の滞在プランに合ったレストランを選択します。
【低アレルゲン特別食メニュー(朝食)の申込用紙シート】
朝食は洋食と和食から選びます。
※いずれもアレルギー特定原材料7品目が不使用。
●洋朝食メニュー
コーンスープ、サーモンソテーorトマトソース煮込みハンバーグ、スチームベジタブル、米粉パン、フルーツサラダ。
●和朝食メニュー
味噌汁、鮭の塩焼きor肉じゃが、スチームベジタブル、低アレルゲンライス、フルーツサラダ。
未就学児~小学生低学年くらいまでの子供が満足できる量ですが、足りない人はメインディッシュを両方注文することができます。
※実際の「低アレルゲン特別食メニュー」の内容は、後述の実食レポートご参照
【低アレルゲン特別食メニュー(昼食・夕食)の申込用紙シート】
昼食と夕食は4種類のメニューから選びます。
※いずれもアレルギー特定原材料7品目が不使用。
A.甘口ポークカレーライス
B.ミートソースパスタ
C.チキングリル フレッシュトマトソース&スチームベジタブル(米粉パン or 低アレルゲンライスを選択)
D.真鯛のソテー フレッシュトマトソース&スチームベジタブル (米粉パン or 低アレルゲンライスを選択)
全てに、野菜スープ、ぶどうゼリー&フルーツ が付きます。
※実際の「低アレルゲン特別食メニュー」の内容は、後述の実食レポートご参照
【低アレルゲン特別バースデーケーキ申込用紙シート】
低アレルゲンのホールケーキを注文できるシートもあります。
誕生日や記念日で訪れた人にとって、とても嬉しいサービスですよね。
ケーキは、直径15cm、卵・乳・小麦が不使用のホールケーキで、料金は4,600円です。
公開されている原材料は以下の通り。
苺、植物油脂、砂糖、豆乳、苺シロップ漬け(苺、砂糖、水あめ、レモン果汁)、大豆粉、ショートニング、還元水あめ、異性化液糖、ゼラチン、米粉、麦芽糖、寒天、食塩、ぶどう糖、デキストリン、加工でん粉、トレハロース、乳化剤(大豆レシチン、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル)、
安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)、膨張剤、香料、着色料(カロテン、酸化チタン、黄4)、メタリン酸Na、pH調整剤、酸化防止剤(V.C)
更に、メッセージプレートが付いています!
メッセージプレートは、チョコレートプレート(原材料:カカオ油脂、カカオマス、てんさい糖)です。
【特別メニュー成分一覧シート】原材料一覧
低アレルゲン特別食メニューの原材料が一覧化されています。
これが有るのと無いのとでは、安心感が全然違います!
※原材料は、必ずご自身でご確認下さい。
低アレルゲン特別食メニュー(朝食)の料金
朝食の低アレルゲン特別食メニューは、2,000円です。2択のお料理で両方を注文する場合は、1品追加扱いで2,500円です。
宿泊プランに、子供の朝食料金が含まれている場合、低アレルゲンメニューの料金は(そのまま)無料です。
宿泊プランに朝食料金が含まれていない場合は、低アレルゲンメニューの代金を支払うことになります。
マリオットボンヴォイ会員は、12歳以下の朝食料金が無料!
マリオットボンヴォイ会員の場合、12歳以下の子供の朝食は無料です。
我が家では、息子の初めてのディズニーリゾート旅行を終えた後、マリオットボンヴォイ会員になりました。
そのため、それ以降のリピート宿泊では、アレルギーっ子である息子の朝食(低アレルゲンメニュー)が無料になっています☆
低アレルゲン特別食メニュー(昼食・夕食)の料金
昼食・夕食の低アレルゲン特別食メニューは、選んだお料理によって価格が違います。
「A.甘口ポークカレーライス」と「B.ミートソースパスタ」は、2,200円。
「C.チキングリル」と「D.真鯛のソテー」は、3,400円です。
グランカフェの朝食ブッフェは大人気!時間帯や待ち時間に工夫を
朝食のブッフェ会場となるブッフェダイニング「グランカフェ」は、人気があってとても混んでいます。待つのがイヤな方は他のレストランに移動していました。
アレっ子ファミリーの場合、事前に低アレルゲンメニューの提供レストランを指定していますので、グランカフェで頼んであれば混んでいようとグランカフェ一択です。
滞在プランに余裕があるなら、混み合う時間帯を外した方が無難です。
とはいえ、利用客の回転には波があり、15分くらい待てば2~3組が入れ替わります。待合いソファに座りながら待つグループも普通にいました。
並びながら待っている間、列に代表者を残して、ちょっと外に出ることができます。
グランカフェ入口のすぐ横に、庭園への出入口ドアがあるので、そこから出て庭園を散歩できます。
庭園からガラス越しに行列の様子が見えるので、もうすぐ順番だ!というタイミングで、館内に戻ることができました。
ブッフェメニューにアレルゲン表記あり!※一部なし
グランカフェの各ブッフェメニューは、基本的にはアレルゲン表記がありました。
「基本的に」と書いたのは、細かいサイドメニュー(よりもサイドの一品)に、アレルゲン表記プレートがないお料理があったからです。
サラダコーナーのサラミ1種ずつとか、置いてあるソール類1つずつとか。
経口免疫療法(自宅負荷)が進んでいるアレっ子なら、低アレルゲン特別食メニューだけではなく、一般メニューからの取り分けが検討できるかもしれません。
※マルチアレルギーには取り分けが厳しかったのでご自身でご判断下さい☆
★実食★低アレルゲンメニュー(和朝食)@グランカフェ
こちらが実際に食べた、低アレルゲン特別食メニュー(和朝食)です。
ごはん・お味噌汁・肉じゃが等、シンプルな和食メニューが並んでいます。
子供用のカラフルなスプーンとフォークもあり、お箸が苦手なお子様でも大丈夫。
肉じゃがや温野菜は、ブッフェの一般メニューとしても提供されていました。
自分で取り分ける一般メニューには、メニューごとにアレルゲンが表記されているので、トング共有の課題をクリアすれば、取り分けで一食分を用意できる可能性はあります。
白米、お味噌汁、肉じゃが、バナナ、ジュース・・・これらの一般メニューで幼児一食分なら賄えるかもしれません。
因みに、含有アレルゲンに該当しない方は、グランカフェで噂の「ベイクド・フレンチトースト」がお勧めです☆
※原材料は、必ずご自身でご確認下さい。
★実食★低アレルゲンメニュー(洋朝食)@グランカフェ
こちらは実際に食べた、低アレルゲン特別食メニュー(洋朝食)です。
米粉パンは確か2枚。低アレルゲンメニューの配膳は、私たちがテーブルに案内されてから厨房に指示が入り、席についてからお料理の到着まで10分程度を要したタイミングです。息子は待ちくたびれてお腹がすいてしまい、お料理が来てすぐに米粉パンを先に食べてしまった時の写真です。
ドリンクは先に親がサーブすることができるため、ドリンクマシンが乳成分を含む飲料と混在していないジュースやピッチャードリンクを選んで用意しました。
小麦・乳アレルギーがある息子の場合、温野菜の味付けは、塩・マヨネーズ・小麦は醤油だけに使用されている和風ドレッシングが主流です。
グランカフェではドレッシングに選択肢がなく、「塩」をかけました。
この「塩」を持っていただくのに時間がかかりました。他のホテルでは一般メニューの「天ぷら」付近にある塩を取り分けたり、テーブルソルトがあったりするのですが、グランカフェでは見つかりませんでした。
混み合う朝食の時間帯、フロア係に声をかけてからだと暫く待つので、アレっ子の調味料として「塩」が必要な時は、テーブル案内時に予め伝えておくのが良いと思います。
ハンバーグは、余計な”つなぎ”で誤魔化されていない、肉々しい感じが良かったです。
一般メニューのコーンスープは乳成分を含むので、低アレルゲンメニューに子供が好きなコーンスープが入っているのは嬉しかったです。
秋シーズン、低アレルゲンメニューのデザート「フルーツ盛り合わせ」は、梨・柿・パイナップル・オレンジ・ピンクグレープフルーツでした。
パイナップル・バナナ・オレンジ等は、ブッフェの一般メニューにあったので、一部の果物はおかわり出来ました。
シェラトン・グランデ・東京ベイのアレルギー対応を経験して
シェラトン・グランデ・東京ベイの食物アレルギー対応は、いかがでしたか。
何回か経験して申込から提供までの流れと、低アレルゲン特別食メニューの内容が把握できました。
朝食・昼食・夕食の他、バースデーケーキまで低アレルゲン特別食メニューが用意されているので、食物アレルギーがある人でも意外と自由に滞在できます。
ディズニーリゾート(TDL、TDS)のアレルギー対応と合わせれば、皆と一緒に柔軟な旅行計画ができると思います。
今後は、グランカフェ以外のレストランでの低アレルゲン特別食メニューや、昼食のためのテイクアウトをお願いできないか?等、引き続き新たな挑戦(注文)を計画中です。
私としては息子にもブッフェの取り分けを経験させてあげたいので、一般メニューから「自分で取り分けする」が目標なのですが、まだ時期尚早。マルチアレっ子の息子の場合、各アレルゲンの毎日の負荷摂取量が「1g未満の微量」なので、もう少し増量してからの挑戦になりそう。
とはいえ、ブッフェの料理ラインナップやアレルゲンを事前に確認できたり、低アレルゲン特別食メニューをスムーズに予約できたり…と、アレルギー対応は年々良くなっています。
シェラトン・グランデ・トーキョーベイの基本情報
所在地:〒279-0031 千葉県浦安市舞浜1−9
電話: 047-355-5555
お気軽に感想・質問・記事リクエストなどをどうぞ。コメントは内容確認後、お返事と一緒に表示されます。