息子が、2019年4月から始めた療育は、運動プログラムがメインです。
最初は、初級クラスからのスタートでした。
通い始めてから半年が過ぎ、10月から上級クラスにレベルアップしました。
午後のプログラムを希望するも、体験入学当時の息子の運動力では断られた!
息子が通う療育施設は、お昼を挟んで一日中通してのプログラムはありません。
児童発達支援は「午前」か「午後」のどちらか、放課後等デイは「午後のみ」という選択肢です。
母親と離れて初めての場所に行けない、初めての場所が苦手、という息子の特徴を踏まえると、私は体験入学当初、「午後の児童発達支援プログラム」を希望していました。
保育園を出発して、送迎車で療育施設に向かうことを考えると、午後の方が「習い事感覚」で本人も動きやすいと思ったからです。
いつもと同じように登園して、給食まで終えてから療育という流れの方が、本人が覚えやすいと思ったからです。
ところが、午前は初級編・午後は上級編という段階があり、活動内容のレベルに差がある設定でした。
午後のプログラムに参加する子は、午前の活動内容をこなせる運動能力がないと無理だと言われました。
体験入学では、午前と午後の両方のプログラムに参加しました。
体験入学の時、初めてなのに、息子なりに頑張りました。
私は息子の様子を見て、「初めてでこれなら、午後のプログラムに混ざれるだろう」と安易に思いました。
が!
療育施設の担当者には、「午後のプログラムはまだ無理」「午前のプログラムから始めましょう」と判断されたのでした。
ネックだった「通所」もルール化、定着へ
お世話になる療育施設側が言うなら、仕方ない。
朝は保育園にいったん登園し、9:30頃に児童発達支援の送迎車が迎えにくる、という手順で、「午前のプログラム」に通い始めました。
息子は毎日、保育園の登園すら嫌がる。
療育がある日は、朝の時間にゆとりがなく、それを察してか更に嫌がる。
大変なこともありましたが、嫌がりながらも「午前中は療育」という状況が定着してきました。
私にとって「保育園から療育施設に向かう」という所が一番のネックだったので、それが定番化されてきたことは大きな進歩でした。
息子の中でも、ルールとして定着したようです。
確かに初級レベル!体幹が弱い・怖がり過ぎ・姿勢がすぐ崩れる・・・
次に心配で気になるのは、息子が運動プログラムをこなせているのか?
毎回毎回、児童発達支援でどんなことをやったのか?
ということ。
気になりながら連絡帳を通じて、活動内容をチェックしました。
すると、確かにこれは、午後(上級編)のプログラムには行けないレベルだ・・・と分かりました。
- 「怖い」と言って躊躇することが多く、「大丈夫だよ」という声掛けを意識して行っています。
- 早くやろうと急ぐあまり、姿勢を崩してしまう場面が多いです。正しい姿勢をキープした時が「カッコイイ」と伝えています。
- 体幹が弱く、フラフラしてしまうことが多いです。
などなど、連絡帳には、欠点がズバリと指摘され、対処方法がきちんと書かれていました。
私には、鉄棒や平均台を目の前にした息子が、「怖い、怖い」と言っている姿が、容易に想像できました。
姿勢・体幹・挑戦する気持ち・・・数か月で明らかにレベルアップ!
それがどうでしょう。
療育・児童発達支援に通い始めて2ヶ月もすると、明らかな変化が見られました。
※児童発達支援の活動以外での「変化」は、別記事にまとめます。
- 座る姿勢が格好良くなりました。背筋をピンと伸ばして座っています。
- かっこよく座ることで「座っているよ」アピールをして、積極的に運動に取り組むことができています。
- 姿勢が崩れてしまうことがありますが、声をかけると正しく保つことができました。
- 足の指に力を入れて、耐えることができるようになっています。
- 踏ん張る動きに、体幹が付いて来ています。
- 「怖い」「できるよ!」の問答を繰り返していると、自分から諦めずに挑戦するようになりました。
などなど、涙がでるほど成長を感じる記録が、多くなりました。
半年前に目指したレベルに到達!
児童発達支援の運動プログラム、初級クラスを始めて約4ヶ月。
8月頃には、療育の担当者から「そろそろ午後のプログラムに移行できそうです。」と報告をもらいました。
運動プログラムの内容だけでなく、午前中だと運動プログラムが終わったらすぐに保育園に戻るため、お友達との絡みが少ない。
午後のプログラムは、運動プログラムの後に、「おやつの時間/静かな活動/自由遊び」という活動があり、同年代のお友達と関わりながら活動する時間が多い。
就学に向けて、そういう部分も重視すべき時がきた-。
という説明でした。
やったー!
息子よ、よく頑張った!
・・・とはいえ。
あんなに望んでいた「午後のプログラム」ではありますが、私はすぐに「じゃあ、9月からお願いします!」とは言えませんでした。
息子には、カレンダーに書いた予定を一緒に見ながら、いつも「次の療育はこの日」という説明をしているし、保育園側にも翌月の予定は提出してしまっていました。
息子にとって、送迎パターンが変わるという”ネック”。このルール変更をしなければならない。
視覚優位な息子のために、絵に描いて、新しい送迎パターンを視覚にインプットして、本人が納得するまで話し込むには、少し時間が必要でした。
「ちょうど始めてから半年だし、10月から午後でお願いします!」
ということで、10月から「午後のプログラム」に移行することにしました。
2019年10月。
半年前に目指すも、却下された「午後のプログラム」。
この半年間で、年下の子と混ざりながら「午前の初級プログラム」をこなしました。
息子は、「午後のプログラム」に参加できるまでに成長を遂げました。
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