保育園の「お泊り保育」でやること・心配なこと。不安が強い子の準備と対策と効果とは?

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保育園。夏が来れば「お泊り保育」がやってくる!

不安が強く、母子分離不安もあって一人で眠れない、夜だけオムツだし、おねしょも心配…。息子が親と離れて保育園にみんなと泊まるなんてできるのか…。

心配だらけだった「お泊り保育」ですが、成功の鍵は2ヶ月前から始めた事前準備でした。

現在リライト中です。。。読みやすくして、後日公開予定☆彡

不安が強い保育園児って?

息子は、不安がとても強く、予定や見通しが分からないと先に進めない子です。

この後何が起こるのか、これから何をするのか、事前に説明して把握しなければ安心できないのです。

不安が大きいままだと、できるはずの事も遅れたり出来なかったりして、余計に状況が悪くなってしまいます。

おまけに、母子分離不安もあり、母親と離れることを極度に不安がり、夜一人で寝るなんて出来そうにない…。

そんな息子が5歳の時、保育園生活で最大の試練!?「お泊り保育」がありました。

保育園の「お泊り保育」とは?

息子が通った保育園では、保育園最後の5歳児クラス(幼稚園でいうと年長クラス)の夏に、「お泊り保育」という宿泊イベントがありました。

※「お泊り会」と呼ぶ園もあります。

保育園生活の6年間で最後の年に一度だけ、かつ宿泊を伴う行事なので、保育園行事の中でも「一大イベント」という位置付けでした。

保護者とは別に、先生と友達だけで、夕食から翌朝までを保育園で過ごします。

親と離れて「初めてのお泊り体験」となる子供も多いし、いつもの「お迎え」がなくそのまま園に滞在するため、親子共々ドキドキでした。

「お泊り保育」のお知らせは2週間前!

5歳児クラス恒例行事、お泊まり保育までいよいよです。
保育園で夕食を作ったり、花火をしたり、様々な経験を積みます。子どもたち同士で過ごす一日は、きっと絆を強くし、また1つ成長してくれるでしょう。

「お泊まり保育のお知らせ」より抜粋

お泊り保育まで「あと2週間」となった時に、保育園から保護者宛てに「お泊まり保育のお知らせ」が配布されました。

今までも、「保育園で夕食を食べて、皆で遊んで寝て起きる…」という想像はできていましたが、お知らせをもらうことで初めて正式に「夕食を自分たちで作る」「花火をする」等の内容が見えてきました。

ただ、全体に配布された、このお知らせで分かるのは、当日の大まかなスケジュールだけ。

不安が強い子には、「何をするか」だけでなく、具体的にどんなことが起こるのか説明する必要がありました。

「お泊り保育」でやること&流れ(スケジュール)

お泊まり保育の流れをイメージ化した絵

息子の保育園の「お泊り保育」では、夕食作り・花火・スイカ割りが主なイベントでした。

全体の流れとスケジュールは以下の通りです。

●1日目

~17:00 通常保育
17:00頃 カレー作り
18:00頃 夕食(カレー)
19:00頃 花火大会
19:30頃 シャワー&着替え
20:00頃 絵本の読み聞かせ
20:30頃 就寝

●2日目

6:00頃 起床
6:15頃 ラジオ体操
6:30頃 スイカ割り
7:30頃 朝食
8:30頃 帰り支度
9:00頃 お迎え(休日保育の子はそのまま園に残る)

細かい内容は園によって違うと思いますが、このレベルで事前に予定が分かると、親側も子供の様子が想像できて安心に繋がります。

※聞かないと分からなかった予定(読み聞かせ等)もあります。想像できないことは、先生に直接聞きました。

いつもと違う「一大イベント」の説明どうする?

「お泊り保育」の準備は、運動会や遠足などの年間行事とは、レベル感が違いました。

本人にとって、夕方まで頑張れば家に帰れる・時間が来ればお母さんが迎えに来る・夜は好きな図鑑やYoutubeが観られる・お母さんと眠る…という、”いつもの安心材料”がありません。

この、いつもと違う「一大イベント」を迎えるにあたり、息子への説明タイミングが難しかったです。

「お泊り保育」の説明が早過ぎても、変に不安感を煽って、勝手に想像されて、「行きたくない!」という気持ちに繋がる恐れがあり。

また遅すぎても、色々と焦りが生じて、心配事が思い浮かぶ度にパニックに繋がる恐れがあり。

説明のタイミングや方法が1つ間違えば、不安な気持ちに刺激を与えてしまいます。

「お泊り保育」について、息子にいつ、どうやって説明するかが問題でした。

「心の準備」と「実際の準備」は切り分ける

そこで、「お泊り保育」の説明・準備は、「心の準備」と「実際の準備」に分けることにしました。

本人がゆっくり把握して、「イメージできれば安心もできる」という状態にしたいので、説明のタイミングも変えました。

心の準備・・・お泊り保育の「存在」を受け止める

・タイミング:2ヶ月前くらい
・内容:お泊り保育が「あること」を教える。
・目的:お泊り保育の存在を受け止めてもらう
・ゴール:「不安だけど行きたい」という気持ち

実際の準備1・・・お泊り保育で「やること」をイメージする

・タイミング:数週間前くらい
・内容:お泊り保育で「やること」を教える。
・目的:お泊り保育で何をやるのか理解する。
・ゴール:「不安だけど〇〇をやりたい」という気持ち

実際の準備2・・・お泊り保育の「持ち物」を教える&揃える

・タイミング:数日前~前日
・内容:お泊り保育に「必要なもの」を教える。
・目的:お泊り保育で使う物を把握する。
・ゴール:「これなら自分で〇〇できる」という気持ち

具体的に「やること」やどんなことが起こるのか教えて、お泊り保育への警戒心を解いていくことを目指すワケですが、タイミングを見計らって少しずつ説明を進めることになります。

心の準備対策1.「まだ先」「もうすぐ」を使い分ける

まずは、心の準備対策から。

お泊り保育の存在を伝えると、不安の強い子は当然、「どこに泊まるの?」「寝る時どうするの?」「お母さんは?」と質問攻めが始まります。

息子が「お泊り保育」の存在をまだ受け止め切れていない時は、「まだ先だから大丈夫だよ。」と軽く流しました。

先生や友達から何かを聞いて、お泊り保育で「楽しそうな何かをやるらしい」と本人が少しずつ分かって来ると、「スイカ割りやるんだって」「スイカ割りってどうやるの?」と具体的な質問が増えました。

そういう時は、「もうすぐだね。スイカ割り楽しそう。羨ましいな~」と言いました。

息子は私に対する承認要求が強めで、私に羨ましがられると喜ぶ傾向があるので、「お泊り保育=楽しみ」という気持ちになるように、たくさん羨ましがりました。

こうして、息子の不安具合に合わせて「まだ先」と「もうすぐ」を使い分け、更に「もうすぐ」を使う時は羨ましい気持ちを強調しました。

心の準備対策2.「お泊り保育までに〇〇ができるように」と言わない

もしも今、できないことや苦手なことがあって「お泊まり保育までに〇〇ができるようになろう」と言われたら、どういう気持ちになりますか?

息子の場合は、「お泊り保育なんて無ければいいのに」「どうしてお泊り保育があるの?」という気持ちになると思います。

お泊り保育が「楽しみ」になって欲しい時に、親子して「お泊り保育までに〇〇ができるようになる!」なんて焦ったら、お泊り保育が1つの壁(ハードル)になって、気分が滅入ると思いました。

×「一人でベッドに行けるようになろう。」
×「言われなくても、歯磨きして顔を洗えないとダメだよ。」
×「夜のおねしょを治さなといけないよ。」
etc…

このタイミングで「お泊り保育までに(~が)できるようになろう」とは、絶対に言わないように気を付けました。

心の準備対策3.普段の「できた」をお泊り保育に関連付ける

その代わり、いつも通り過ごす中で、何かができるようになった時は、お泊り保育に関連付けました。

普段の「できた!」を、お泊り保育に関連付けて、本人の自信に繋げました。

例えば、お風呂で髪を洗い流す時。

息子は、お湯が頭の上から顔に流れ落ちると嫌がりましたが、少し我慢ができた時は、

すごい!顔にお湯がかかっても大丈夫だったね!

…という、いつもの「できた」→「褒める」に加えて、

お泊り保育でシャワーできちゃうね~。

「お泊り保育でも大丈夫」ということを意識させました。

不安だけど「お泊り保育」に行ってみたい、〇〇ができるようになったから「お泊り保育」でも大丈夫そう…という意識が芽生えた頃、いよいよもう少し踏み込んで、具体的な準備&対策を開始します!

心の準備対策4.お泊り保育の練習だと分からないように練習する

実際のところ、顔に僅かなお湯がかかっても大丈夫というレベルでは、お泊り保育のシャワータイムを乗り切れません。

先生が次々と園児の頭からジャージャー流す「シャワー」で、うろたえず躊躇せず泣かずに平然と!

みんなと列に並んで洗われるためには、もっとジャージャーと上からかける練習が必要でした。

お泊まり保育に向けて練習しつつ、本人には「お泊り保育のための練習だ」と分からないように、さり気なく練習を積むことに

1・2・3って言っている間だけ、お湯を上からかけるよ。1・2・3だけだから、大丈夫だよ。3を言ったら、こうやって(顔をぬぐってあげて)やってあげるから大丈夫だよ。

お泊り保育までに、頭上からシャワーが3秒間かかっても、自分で目をつぶり耳を抑え、顔をぬぐって目を開ける…ができるようにしました。

「心の準備」ができたら(本来の)対策スタート!

こうして2ヶ月ほど「さり気ない準備」をしていると、息子の反応に変化が起こりました。

お泊り保育の話題が出ると、最初は「お泊り保育やだー」と言っていたのに、

「お泊り保育で、〇〇だったら、どうする?」
「お泊り保育、いつ?」
「お泊り保育で、寝る時、壁側かなぁ?」

など、”お泊り保育ありき”の心配をするようになったのです。

息子本人が、「お泊り保育」の存在を受け止めたんだなぁ~と伝わってきました。

ここからが本番!本来の「お泊り保育の準備対策」がスタートです。

各イベント・持ち物・流れ…に分けて説明

※お泊まり保育に関わる持ち物のご準備は、お子様と一緒にお願いします。

「お泊まり保育のお知らせ」より

保育園から配られた手紙には、子供と一緒に持ち物の準備をするように書いてありました。

普段の保育園生活でも「自分のことは自分でやる」を目指してみんな頑張っていますが、お泊り保育は更なる成長が期待されるイベントでもあり…親もプレッシャーを感じます。

自分の「持ち物」を管理…もそうですが、息子の場合は「持ち物」の前に、理由や背景の説明も必要です。

なぜそれを持って行くのか、いつ使うのか、使ったらどうするのか。

これを一気に教えるわけにもいかず、
・お泊り保育でやること(各イベント)
・使うもの(持ち物)
・いつどこで使うか、使ったらどうするか(流れ)

に分けて、教えました。

未経験でも「知ってる」に!ジェスチャーでエア練習

1つ1つのイベントは、どんな行事なのか教えて、どんな様子なのか息子がイメージできるようにしました。

例えば「花火」は実際の思い出を引き合いに説明し、写真や実物を見せてイメージ。

「スイカ割り」は未経験なので、ボールと玩具の刀を使って説明しました。

もしも、割れると思っていたスイカが割れなくても、それはそれで楽しい場面。

棒がスイカ(ボール)に当たらなくても悔しがる(渾身の)演技を息子に見せて、大笑いさせておきました。

こうして未経験でも、ジェスチャーを駆使してエア練習(≒シミュレーション)。

お泊り保育では、「知ってる!」と思っていることを皆とやるだけ、の状態にしておきました。

夜オムツ・おねしょ対応は先生と連携する

担任の先生に「夜寝る時のオムツ」について確認しました。

  • 夜は「オムツ」でOKであること
  • 去年のお泊まり保育では、半分近く「オムツで寝る子」がいたこと
  • 寝る時にはくオムツは、リュックに入れておく
  • 朝起きた時、濡れたオムツは担任が処理する

ということが分かりました。

オムツで大丈夫だよ。おもらししても良いんだって。おしっこ、いっぱいしても大丈夫だって。

と、あえて先生の前で、私が息子に言うと、

担任
そうだよ。オムツで大丈夫だよ。おねしょ、してもいいよ。

と、先生からも息子に言ってくれました。

「一人で寝られない」は夜オムツを安心材料に

心配していた「夜のオムツ」の件が、息子なりに解決したことで、「これなら夜、保育園で眠れる」という気持ちに繋がったようです。

「お母さんと一緒に寝られない」という最大の不安も、ある種の「諦め」に転じた感じでした。

お泊まり保育が楽しみになってきて、色々イメージできたことで、「お母さんと寝られない」大問題でさえ、「仕方がない」という感情に変わったようでした。

全体の流れ(スケジュール)は最後に&絵で視覚支援

私が、お泊まり保育を絵に描いて「視覚化」したのは、もう前日ギリギリでした。

お泊まり保育でどんな楽しいことがあるのかな?何をやるか、お母さんも知りたいから、順番を覚えようね。

そう言って、「お泊まり保育」の全体の流れ(スケジュール)を絵に描き、息子の視覚に訴えていきました。

カレーの絵

夕方から皆でカレーを作って、カレーを食べる。

「花火」は手に持ってやる花火。お空にバーンってなる花火じゃないよ。

シャワーと読み聞かせの絵

プールバックに、パジャマとタオルとオムツを入れて、シャワーに出発。

水着を着て、シャワーを上からかけるよ。プールじゃないから、水着の洋服(=ラッシュガードのこと)と帽子はかぶらない。

終わったら、オムツをはいて、パジャマを着る。

寝る前は、先生が絵本を読んでくれるから、楽しみだね。

スイカ割りの絵

朝は、体操した後に、スイカ割り。

朝ごはん、お迎えの絵

朝ごはんは、おにぎり。
スイカ割りで使ったスイカが、デザートに出るよ。

朝ごはんが終わったら、お母さんがお迎えに来るからね。

難しいところは、ジェスチャー(というより演技に近い)で教えました。

お母さんが迎えに来た絵

息子は、全部把握していました。

「(シャワーで)なんで水着なの?」など、時々細かい質問をしてきたけど、お泊まり保育で何をするか、理解していました。

最後の「お母さんが迎えに来る」絵で、「あー♡」と言いながら指をさしていました。

最後にこれがあることで、安心できたようでした。

当日は一緒に持ち物をリュックに入れる

自分の荷物に何が入っているのか?いつ使うのか?を把握させるには?

前日に一緒にイメージした「お泊まり保育の流れ」の絵と一緒に、持ち物を並べておきました。

荷物1つ1つ、「絵のどこで使うか?」クイズを出しながら、当たったら一緒にリュックとプールバックに入れていきました。

大きな不安から「ちょっと楽しみ」へ!対策の効果

息子
ちょっと、楽しみ。

お泊り保育の当時、息子は「ちょっと、楽しみ」と言いました。

私は当初、「やーだ!やーだ!」と癇癪を起こし、嫌がりながらお泊り保育に向かう息子を想像していたんです。

お泊り保育の当日は、行き渋りされた時に、いつもの名ゼリフ「夕方に迎えに行くから、大丈夫だよ」が言えないので、何て応えれば良いのだろうかと、悩んでいたんです。

それなのに、「ちょっと楽しみ」と言ったんです。

毎日毎日、保育園に行くのを嫌がり、いつも何とか言い聞かせて連れて行っている息子が。

だから、息子のこの「ちょっと楽しみ」発言にとても驚き、涙をこらえるのに必死でした。

「お泊り保育」に向けて、すごく考えて準備&対策して大変だったけど、努力が報われた気がしました。

不安が強い子が「お泊り保育」に参加

息子
でも、ちょっとはイヤなんだよ。

保育園に到着して、車から降りて玄関に向かう時、息子は「でも、ちょっとは嫌なんだよ。」と言いました。

でももう、息子の気持ちがよく分かりました。

そうだね。楽しみだけど、少し不安。不安だけど、花火とかスイカ割りが楽しみ。楽しみだけど、お母さんと離れて眠る。いろいろな気持ちなんだよね。お母さん、知ってるよ。ちゃんと分かっているよ。

色々な気持ちが渦巻いて、楽しみだけど複雑な気持ちなんだろうな、とすぐ分かりました。

息子(ため息)
そう。いろんな気持ち。

それでも、私が複雑な気持ちを代弁すると、息子は「お母さんは分かってくれている」と思ってくれたようで、ため息をついていました。

癇癪ではなく”ため息をつく姿”がまた、成長を感じた一面でした。

いろいろな気持ちが混ざる感覚、複雑な気持ちという感覚が、少しずつ分かって来ているようです。

お迎えに行かない日、息子がいない夜は、とても不思議な感覚でした。

私は思いのほか、私の不安はなく「きっと大丈夫」という気持ちでした。

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