公文の宿題が進まない理由。運筆力を育む「ズンズン教材」で、なぜ時間がかかる!?

もはや、発達障害の特性が影響するのか、男の子ならではの発想や好奇心からくるものなのか、判断できません。

ただ、じっと堪えて耐えて、いつも考えるのは、「公文の宿題が、なぜ進まないか?」です。

国語や算数のプリントじゃない!運筆教材ズンズンで時間がかかる

国語や算数のプリントではありませんよ。

運筆力を高める「ズンズン教材」をやるのに、なぜこんなに時間がかかるのか。

つまり、”鉛筆の練習”になぜ時間がかかるのか!という疑問です。

息子が、ズンズン教材をやっている時、何に時間がかかっているのか。

怒らず耐えている最中、じっと見守りながら、その理由を整理しました。

運筆力を育む「ズンズン教材」とは?

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2018/10/22

公文の教材と言えば、算数・国語が有名ですが、幼児向けに「ズンズン教材」という副教材があります。

運筆力を育むことを目的とした、要は「鉛筆の練習」ができる教材です。

ズンズン教材の中にも段階があって、のびのびズンズン→まっすぐズンズン→まがってズンズン→ぐるっとズンズン・・・とステップアップしていきます。

各ズンズンは名前で分かる通り、鉛筆を持って伸び伸びと書く、直線・曲線・円状カーブを書く、絵の縁を囲む、という内容です。

息子は、公文を始めた4歳の時点で、筆圧がまあまあ強いこともあり、「まっすぐズンズン」からのスタートでした。

「ズンズン教材」がどんなものか把握できたところで、「線を引く」練習に時間がかかる理由を見ていきましょう。

遅い理由1.直線を「太線」にアレンジする

公文のズンズン教材

「まっすぐズンズン」教材は、「直線」の練習のプリントです。

始点から終点に向かって、まっすぐ線を引きます。

小さい子供にとって、長い線は難しいので、最初は短い線の練習です。長さにして、約10cmくらいの線を書きます。

始点も終点もただの「点」ではなく、アイコンです。子供が馴染みやすい動物や乗物たちの絵になっています。

「カメさんからカメさんに向かって~」
「ニモとニモを繋げよう!」
「上のカニさんから、下のカニさんへ!」

始点・終点の絵柄は、線ごとに違うので、声掛けはしやすいです。

次に何を書けば良いのか、声掛けがしやすい仕組みになっています。

息子は、掛け声に合わせて、勢いよく線を引いてくれます。

ここまでは、OK。スムーズです。

書き終わってからが問題。もう完成していて、ここで終了で良いのに、息子にとっては、ここからがスタートです。

なんと、せっかく書いたキレイな直線に対して、装飾を始めるのです!

直線を「太線」にして、勝手にアレンジしてしまうのです。

これを気が済むまで続けるので、時間がかかります。

そのまま提出しましたが、先生は丸をくれました。

ズンズン教材が目指すところ…「運筆力」「筆圧」という観点では、クリアしているため、OKのようです。

遅い理由2.直線ではなく「動線」を書く

公文のズンズン教材

ズンズン教材では、線の始点と終点が「絵」(アイコン)になっています。

しかし、息子にとっては、ただの始点・終点ではない、その「絵」に意味があるようです。

「絵」に合わせて、その”動線”を書いてしまうのです。

始点が”車”の場合…
「ブブーン」と言いながら、ドリフト走行するレーシングカーさながらの動線を書き、終点の”車”に繋げます。

始点が”ロケット”の場合…
「危なーい!」と言いながら、墜落しそうな動線を書き、「3・2・1・ボーン、宇宙に!」と言って終点の”ロケット”に繋げます。
途中に「〇」も書き足し、惑星らしい?

始点が”ヘリコプター”の場合…
もはや、何を意味する動線なのか、忘れました。

始点から終点へ線を引く間、その絵柄に合わせた(息子なりの)ストーリーがあって、その動線を書きます。

動線を書き終えても、自分で「ハハハ…(笑)いいね~」と眺めているので、時間がかかります。

そのまま提出しましたが、先生は丸をくれました。

ズンズン教材の目的「運筆力」という意味なら、すごい運筆です。

遅い理由3.”正解の直線”以外の「余計な線」を追加する

公文のズンズン教材

息子は、正しく素早く一本線が書けた時でも、後から余計な線をつけ足すことが多いです。

公文のズンズン教材

「まっすぐズンズン」教材が少しレベルアップすると、直線が長くなります。

線が長くなっても、線の装飾(付け足し)は続きます。

正しい線が書けたのに、突然、斜めに線を引きました。

そして、縦線と斜線が交わる部分に、丸を付け始めました。

理由は分かりませんが、「余計な線」を書き出すので、時間がかかります。

そのまま提出しましたが、”花丸100点”をもらったこともあります。

もうズンズン教材の目的「運筆」という観点は、超えている気もします。「鉛筆で書くことを楽しむ」という点に合致しているかな。

遅い理由4.線じゃなくて「ひらがな」の練習を始める

公文のズンズン教材

この時点では、まだ平仮名を書く練習が始まっていません。

息子がやっている国語教材では、平仮名を読むだけです。

それなのに、「”あ”ってこうだよ。」と言いながら、「あ」を書く練習が始まります。

しかも、ズンズン教材の欄外に、平仮名を書くのです。

余白が広いから?

ズンズン教材を早く終えて、国語教材で平仮名を読む時に、国語教材の欄外で(お手本を見ながら)「あ」を書けば良いのに。

「今は”あ”の練習の時間じゃないから、線の練習を終わらせよう。」

と促しても、気が済むまで平仮名の練習をします。

だったら早く、国語教材に突入したいです。

ズンズン教材の欄外に、未完成な平仮名が書いてあっても、先生は丸をくれました。

遅い理由5.欄外で「線を使った記号」を作る

公文のズンズン教材

ズンズン教材は、下の余白が広いです。

このスペースを利用して、「謎の記号」の練習も始まります。

線を使って、記号やマークを書いています。

自分で作ったり、どこかで見たマークを思い出しながら再現したり、考えている時間が長いほど、ズンズン教材に費やす時間はかかります。

欄外に記号を書いても、先生は丸をくれました。

ズンズン教材に、正解はないのかもしれません。

【ズンズン教材の豆知識】「ポコちゃん」とは?

書く線が長くなると、小さな子供は、上手にまっすぐ書くことができません。

そんな時、「線を書く欄」の真ん中を通れるように、導いてくれるのが「ポコちゃん」です。

ズンズン教材が進むと、「線を書く欄」は「道」として視覚化されています。

ポコちゃんは、道の真ん中にいるので、ポコちゃんを通過しながら、終点を目指します。

教材が進むうちに、だんだんポコちゃんは少なくなり、最後にはポコちゃんがいなくても、道の真ん中に線が引けるようになる仕組みです。

遅い理由6.「ポコちゃん」を自分で書き足す

公文のズンズン教材(ポコちゃん)
上の道にはポコちゃんがいるが、下の道にはいない。

息子は、ポコちゃんがいない道を見つけると、わざわざ自分でポコちゃんを書き足します。

公文のズンズン教材(ポコちゃん)

「ポコちゃんが、い・ま・せん!」

と言いながら、道の中央に、ポコちゃんの代わりの「〇」を書きます。

公文のズンズン教材(ポコちゃん)

息子が書くポコちゃんは、〇や●等の丸型もあれば、モヤモヤした形の時もあります。

ポコちゃん(の代わり)を書いてから曲線を書く時は、ズンズン本来の練習方法でもあり、良いのです。

息子の場合、曲線を書き終わってから、後付けでポコちゃんを書き足すことが多いです。

その時に限って、ポコちゃんは”ただの丸”ではなく、変な黒い(顕微鏡で見るバイキンのような)形で書いたりするので、余計な時間がかかりました。

ポコちゃんを意識する頃、ズンズン教材も「曲線」の練習へとステップアップしています。

息子は、宿題に時間がかかりながらも、「まっすぐズンズン」から「まがってズンズン」への教材に進みました。

遅い理由7.わざと間違えて公文の先生のマネをする

息子は、曲線を書く時、途中でわざと間違えて、変な線を書きました。

本来のカーブと逆の方向に曲がったり、道(欄)からはみ出たり、線を寄り道させたりと、わざとダメな線を書くのです。

そして、ダメな部分を自分で丸で囲み、「はい、ここが違うねー。」と首をかしげながら言っています。

線を間違える子と、注意する先生。一人二役で、公文の先生のマネをしているのです。

そんな”ごっこ遊び”をされると、時間もかかります。

「消してやり直し」では、余計に時間がかかるし、息子は書くことさえ拒否するでしょう。

まがってズンズン教材の宿題も、そのまま提出しましたが、(本物の)先生は丸をくれました。


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宿題が進まない・時間がかかる時にどうするか

こうして毎日毎日、公文の宿題にかかる時間は、約1時間

国語や算数のプリントで時間がかかっているのではありません。

上記の通り、ズンズン教材にほとんどの時間を費やしました。

でも、時間はかかっても、基本的には、「怒らない」「やり直しさせない」という方針を貫きました。(今も)

公文を続けたいなら「怒る」「やり直し」はしない方がスムーズ

私は、息子が机に落書きした時は叱りましたが、プリントにイタズラしている時は叱らないように意識しました。

自分のイライラに耐え切れず、怒鳴りそうになった時は席を外し、息子の傍から離れて、別の事(家事やトイレ)を済ませました。

私はどちらかと言えば短気な方ですが、あの状態で耐えられたのは、「ここで、公文が嫌いにならないようにする」という、強い気持ちが根底にあったからだと思います。

ズンズン教材では、正しく「書き直させる」ことは、あえて避けました。

「やり直し」させてしまったら、息子は絶対に、公文を嫌いになるでしょう。

公文のプリントを見るだけで、拒否する状態になると思います。

私は、後にやってくる、息子の”小学校生活の困難”を少しでも軽減するために、勉強面では予習として優れている公文を選びました。

だから、入学前に公文を嫌いになってしまったら、本末転倒。

・まずは公文を続ける
・小学校の勉強への導入をスムーズにする
・小学校の宿題(量)に苦戦しないように、宿題に慣れる

という確固たる目的があり、そのために「公文を嫌いにならないように」ということを第一優先にして対応しました。

その時その瞬間の勉強態度・内容・習慣を重視しているなら、「怒る」も「やり直し」も重要かもしれません。

私の場合は、”今”よりも”小学校の入学に向けて”という側面を重視したので、必然的に「続ける」ことが目標となりました。

公文を「続ける」ためには、「怒らない」「やり直しさせない」というポリシーで進めた方が、スムーズでした。

おふざけ・落書き・間違いだらけのプリントOK!そのまま提出すれば本人が変わる

イタズラ・落書きだらけのズンズン教材は、そのまま提出しても、先生は丸をくれました。

私は、丸をもらったプリントを見て、「落書きがあるのに、丸をくれたよ!」と喜び、あえて息子に教えました。

それを続けていると、息子がプリントで遊んでいる時に、私も「先生は、これで丸をくれるかな?」という観点で声掛けするようになりました。

やり直さず、そのまま提出しようとする私に対して、息子の方から「これは、さすがにヤバイよね?」と聞いてくるようになりました。

息子は「これは、先生にバツされるでしょう」と自分で心配(予測)して、自分で消しゴムで消して、自分でやり直すことも増えました。

私がやり直しさせるのではなく、息子が自分で”やり直す”気持ちになることは、大きな進歩でした。


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