保育園で「専門機関で診てもらった方がいい」と指摘されてから数カ月。
やっと予約がとれた幼児発達支援センターで、初めてカウンセリングというものをやりました。
ここから良い方向へ進んでいけば良いのだけど…
専門機関ってどこ?
保育園の保護者面談で「専門機関に診てもらった方がいい」と指摘されて…。
さて、専門機関ってどこでしょう?
私は専門機関が何なのか誰なのか何処なのか、全く分かりませんでした。
保育園の主任が「市の発達支援センターという所があるから、そこに連絡してみるといい」という簡単な情報を教えてくれた時、「まずはそのナントカ支援センターに行けばいい」と分かりました。
自治体のホームページで調べたら、「幼児教育支援センター」と呼ばれる施設でした。
自治体によっては「幼児(児童)発達支援センター」とか「発達支援教育センター」など、呼び方は違う感じでした。
(以下、便宜上「幼児発達支援センター」)
幼児発達支援センターの予約はすぐとれる?
保育園で指摘を受けてから、私はわりと早めに、幼児発達支援センターに「予約の電話」をしました。
それでも、予約は約2ヶ月後。
もしも、予約の電話を入れるまでもっとモタモタしていたら、更に1ヶ月延びたでしょう。
発達の気になる子は、小学校入学に向けて多くの準備が必要だったり、就学相談の予約が必要だったりするので、発達育児系の予約は早め早めに心掛けた方がいい、と後になって分かってきました。
カウンセリング初体験で、事前に準備したこと
長年、数々のミーティングやプレゼンテーションをこなしてきたけど、いつだってテーマや議題は事前に決まっていた…。
こんなに前情報がなくて、何を話せばいいか分からない不安があるのは、初めてだったかも?
幼児発達支援センターのカウンセラーを前に、何を準備し、何を話せばいいのか?
とりあえず、息子の当時の特性(特徴)、それによって何に困っているのか、についてメモしていきました。
幼児発達支援センターに来ることになった経緯と共に、簡単に情報をまとめておくと話が早いと思います。
幼児発達支援カウンセラーに聞かれたこと

私はこの時、初めて「スクールカウンセラー」という単語を知りました。
この施設では、幼児発達支援カウンセラーを「スクールカウンセラー」と呼んでいました。
スクールカウンセラーは穏やかな印象の女性で、私の不安を和らげてくれる雰囲気のある人でした。
何を話してよいか分からない私に対して、うまく質問誘導してくれたので有難かったです。
カウンセラーに聞かれたこと:
- ここに来ようと思ったきっかけは何ですか?
- どんなことでも良いので、ご家庭で何か気が付いたり、気になった事はありますか?
- できること・できないこと、何でも良いので、お母さんから見たお子さんの様子はどんな感じですか?
発達支援センターで伝えた子供の特徴(3歳後半~4歳頃)
初めて発達支援センターを訪れた当時、息子は4歳になってばかりでした。
その頃(3歳後半~4歳頃)までに目立っていた特徴と、保育園で「専門機関で診てもらった方がいい」と指摘された件について、スクールカウンセラーに伝えました。
※幼児発達支援センターでカウンセラーに伝えた、主な特徴は以下の通り
興味がある事にのめりこんで質問攻め
興味があることには過剰に熱中したり、過集中で呼びかけに気が付かなかったり、質問攻めで相手を困らせたり。
そういうことが目立つ日常について、伝えました。
「違い」に敏感、記憶力がよく、見たことを鮮明に覚えている
見たこと聞いたことについてよく覚えていて、記憶力が良く、違いに敏感で、すぐ気が付く。
だけど、例えば人の説明をよく覚えている反面、言い回し(セリフ)をそのまま一語一句再現できないと不機嫌や癇癪につながる…など、特性について共有しました。
ルールやルーチンが優先(強いこだわり)
物事の順番や何気ないことに、マイルールがあって強いこだわりを発揮。
例えば、食後にグミを食べる(ルーチン化)、個数は「小さいグミは7個まで/大きいグミは5個まで」と決まっている(ルール化)、これを毎日必ず実行する、など。
それから、その日選んだ玩具類を1つ、必ず手に握りしめて行動する「こだわり行動」。具体例は別ブログのあちこちで登場します。
保育園の帰りに「てんとう虫を探す」ことが”こだわりのルール化”した時は、雨の日も風の日もてんとう虫を探しました。
そういう日常生活に大なり小なり支障が出るようなことを話しました。
視覚優位!話す人(声)より背景や見えるものが気になる
息子は、話し手が全体に向かって話している時、話す人よりも「背景の細部」、話す声よりもその時目に付いて気になったことに注目してしまうところがありました。
面と目かった時でさえそうなのに、何かをやっている最中に突然先生が全体指示をする、というシチュエーションでは、指示を聞けていないのかもしれない。
「指示が通らない」と評価されることに繋がっているのかもしれない。
…と、ここ幼児発達支援センターに来た経緯と理由について、カウンセラーに伝えました。
はじめまして!
3歳になったばかりのASD疑いの息子がいます。ブログを拝見させていただいて、余りにも息子と特徴や悩みがそっくりなのでびっくりしました。
市の発達相談では凸凹があると言われながらも、療育のレベルではないと言われていますが、5月から通い始めた幼稚園の先生はかなり違和感を感じているようで、ほぼ毎日報告を受けます…(未診断ですしまだ発達のことは話していません。)
少し先をいくお兄ちゃんの成長が
とても参考になります。ありがとうございます!
>kabakko さん
コメントありがとうございます。
集団に混じって、自分でできる事が少しずつ増え、できる子・できない子の差が出てくる頃ですね!
その時期、診断や療育よりも一番大切なのは、周りの大人が理解してあげて導いてあげることだと思います。
「診断」や「療育」自体は、1つの手段であって意味はあるけど、まずは、その子の支えになるのは、何よりも”お母さん自身”ですから・・・。
幼稚園の先生が、どんな意図をもって報告してくるのでしょうか。
子供が言う事を聞かないイライラを晴らすように、ただ保護者に報告しているようなら、対策が必要かも。
どうにか集団に馴染めるように、という前向きな想いを兼ねて報告してくるなら、お子様の特徴を伝えながら「先生の力も必要です、一緒に見守ってください」的に巻き込んでいくと良いのかも。
「療育レベルじゃない」と言われたなら、うちの”ゆきまる”より軽度のはず。
大丈夫ですよ!応援しています。
返信ありがとうございます!
まさにその通りで、
うちは年少よりも一年早く
満3歳クラスからスタートしたので
大多数はまだ2歳なのに、毎日の様に報告される内容を見ると、他の子は出来てるんだ‥
と再認識している所です。
療育については2歳前半に言葉の発達を相談して言われた内容で、当時そこまでの
問題行動がなかった為だと思いますが、
集団行動でどうなっていくかだと思うので
まだ分からないなと感じています。
先生については、最初とても心配でしたが、
指摘されたことの家での対処法と、家で出来ているポジティブな話をたくさんお伝えして、理解をしてもらえるように努力しながら
様子を見ていくつもりです。
でも私自身、言っても言ってもなかなか
変わらない癖だとか、過集中のための
会話のし辛さだとか、グレーゾーンのもやもやとした期間が長くなるにつれイライラしたり落ち込んだりしがちなので、改めて理解してあげないといけないと実感いたしました。
アドバイスをいただき
ありがとうございました!
>kabakko さん
「癖」は、”治す”じゃなくて付きあう!です。
とことん付き合い続けたある日、気が付くと軽減しているパターン、多いですよ。
イライラして、モヤモヤして、ここに書き込んでくれたということは、お母さんが一生懸命頑張っているということ。
それが伝わってきました。
気晴らしついでに、私の愚痴や体験談を覗きに来て、少しでもお役に立てば幸いです。