4月。早くも、来年春に向けたランドセル商戦が始まりました。
来年春は、息子がいよいよ小学校入学。私も、ランドセル探しがスタートです。
人気メーカーのランドセルは、毎年5月には売り切れてしまうという話も聞きます。これが、話題作りの噂ではなく、事実だと知りました。
今回訪れたのは、土屋鞄製造所(西新井本店)です。先行展示会にお邪魔しました。
なぜ「土屋鞄のランドセル」が第1候補なのか?
ランドセル商戦が始まったこの時期、テレビCM・百貨店・ショッピングセンターの子供服フロアなどでも、「来春ご入学用」と銘打って新作発表が続々続きます。
息子が通う保育園でも、各種鞄メーカーのランドセル・パンフレットが配られました。
実は、この時点で既に、土屋鞄製作所のランドセルは、私の中で第1候補でした。
なぜ早い段階で、土屋鞄製造所のランドセルが、第一候補なのか?
それはズバリ、職場の先輩に勧められたからです。
それまで「土屋鞄」を知らなかった私ですが、自分で土屋鞄について調べ始めました。
モノづくりへの真摯な姿勢が伝わってきて、とても共感できました。
それから、ランドセルのパンフレットを他社と見比べました。
細かいサイドのデザイン・多様なカラーバリエーション・軽量さをメリットに挙げてくるメーカーが多い中、土屋鞄製造所は断トツで、「1つ1つのランドセル」がどうやって作られるのか、が説明されていました。
それから、
ランドセル仕様としては、優れた牛革を使いながらも1,300g台の重量。
価格帯としては、老舗鞄メーカーの中では、一番現実的な価格のラインナップが多い。
と感じました。
土屋鞄製造所の新作展示会でラン活
※イベントの様子は、別記事でご紹介しています☆
今回は、土屋鞄製造所が開催するイベントに参加し、ランドセルの新作展示会で実際に背負ってきました。
土屋鞄ランドセルについて、実際に見たもの感じたことをレポートしていきます。
※息子のラン活は、2020年入学用です。
パーツ造り・ミシン掛けは職人技
土屋鞄のランドセルは、150を超えるパーツに、300以上の工程を経て、職人技で織り成された逸品。
ミシン掛けで縫う位置もミリ単位で定められ、目数まで決まっているそうです。
イベントブースでは、ランドセル・パーツの型が展示されていました。
写真は、小学校6年間でぐんぐん伸びても背負える設計という、肩ベルトの型です。
これらのパーツが、ランドセルに姿を変えると、8段階の長さに調節できる肩ベルトになります。
穴をあける工程を見学してみたかったです。
それでは、私が先行新作展示会で見た、土屋鞄ランドセル(2020)のラインナップをご紹介します。
【牛革】定番も品格あり!プレミアムカラーに新色登場
こちらは、『愛され続ける定番シリーズ』『素の美しさ』と言われる牛革シリーズです。
机上(パンフレット)でのランドセル選びで、注目していたシリーズです。
因みに、私のラン活計画としては、黒のランドセルの中から、息子が選んだものに決定しようと思っています。
※黒以外のランドセルを指名された時は、要検討。
2020年の新作では、この牛革シリーズに、プレミアムカラー「アッシュブルー」が登場しました。(写真右)
落ち着いたブルーが印象的です。
毎年定番のベーシックカラー、プレミアムカラー、アンティークモデルの金額と重量は、以下の通りです。
【牛革】ベーシックカラー(¥70,000)
【牛革】プレミアムカラー(¥75,000)
【牛革】アンティークモデル(¥77,000)
※いずれも、税込み・送料無料
※約1,390g
※カラーは、公式ページで閲覧できます。
【コードバン】待望の「カフェブラウン」が追加!
『革のダイヤモンド』と呼ばれるコードバン。馬1頭からランドセルのフタ2枚分しかとれないそう!価格が高いのは納得です。
2020年モデルは、新色「カフェブラウン」が登場しました。
落ち着いたダークブラウン系のカラーは、気高さを感じました。
高級路線”コードバン”狙いのユーザーが、待ち望んでいたカラーではないでしょうか。
私が気にしたのは、重量です。
コードバンは、牛革シリーズよりも更に重たくなってしまいます。
ただ、その差は100g。
この100gの差が大きいのか、それとも気にするほどじゃないのか。入学時は重たく感じても、小学校2年生以降になれば、気にすべき重量差ではないのか。
その辺は、判断できませんでした。
幸い?息子には、コードバンに漂う美しさと品格が、逆に似合わない気がして、選択肢からは外れています。
この革の上質感、良さが子供に伝わるかなぁ。6年間使った時に、その馴染んだ革の品格は際立ちそう。
コードバンのベーシックカラー・プレミアムカラー・アンティークモデルの金額と重量は、以下の通りです。
【コードバン】ベーシックカラー(¥94,000)
【コードバン】プレミアムカラー(¥100,000)
【コードバン】アンティークモデル(¥105,000)
※いずれも、税込み・送料無料
※約1,490g
※カラーは、公式ページで閲覧できます。
【クラリーノ®・エフ】軽量で人気カラーが揃う!
「アトリエ」シリーズの展示には、子供達が集まっていました。
牛革派と反対に位置するのが、クラリーノ派か。
土屋鞄のランドセルには、軽くて丈夫、しなやかで皮らしい風合いに優れた、「クラリーノ®・エフ」というタイプがあります。
クラリーノ・エフには、定番の「黒」「赤」に加えて、「紺」「茶」という人気カラーがありました。
しかも背当て部分のカラーは、お好みで選ぶことができます。
軽量重視でランドセルを探している方には、このシリーズがお勧めです。
私が(カタログでは気が付かず)この先行展示会で初めて知ったのは、アトリエ・シリーズの「黒」には、「クラリーノ・エフ」しかない!ということでした。
※詳しくは、次項以降「アトリエ®」で語ります。
「クラリーノ・エフ」は、ベーシックカラーのみの展開です。
金額と重量は、以下の通りです。
【クラリーノ®・エフ】ベーシックカラー
¥62,000
※税込み・送料無料
※約1,190g
※カラーは、公式ページで閲覧できます。
【アトリエ®】フタを開けると華やかな柄
土屋鞄のランドセルには、フタを開けると華やかな柄が可愛らしい、「アトリエ®」シリーズがあります。
この時の種類は、JUBILEEデザイン、菊池留美子デザイン、安原ちひろデザインです。
アトリエ・シリーズには、「アトリエ®牛革」と「アトリエ®クラリーノ・エフ」の2ラインが展開されています。
【アトリエ®】デザインごとにカラー固定
しかし、気に入ったデザインのランドセルに、必ずしも「気に入った素材」「気に入った色」のパターンが展開されているとは限らない!ので要注意です。
息子が最初に気に入ったのは、上のJUBILEEデザイン。赤い車のチャームが付いていて、中が赤×白×ブルー系の柄デザインです。
それなのに、このデザインはカラー固定で、「ウォームブラック」しかありませんでした。
ウォームブラックというと「黒」をイメージしがちですが、実際は「茶色」に近いです。
気に入ったデザイン(JUBILEEデザイン)に、「黒」があれば即決でしたが、「茶色」だったので躊躇しました。
【アトリエ®】牛革タイプには「黒」がない!
フタを開けた時のデザインが気に入っても、肝心な外側のカラーとの組み合わせがラインナップにあるか、よく確認する必要があると分かりました。
そして、気に入った素材との組み合わせがあるか、合わせて確認する必要あり。
「アトリエ・クラリーノエフ」に黒があっても、「アトリエ・牛革」には黒がありませんでした。
【アトリエ®】ポケットチャームはファスナー開閉しやすい!
アトリエ・シリーズは、男の子も女の子も釘付けにするデザイン。子供達が一番集まっていたのは、アトリエのランドセルの周りでした。
私が惹かれたのは、内ポケットにチャームが付いている特徴。
これって、すごく、内ポケットのファスナーが開けやすいです。
【アトリエ®】素材の違いで重量と金額が違う
実際に背負うと、クラリーノ・エフは、確かに軽いです。
牛革と交互に背負ってみると、その差が分かりました。
だけど意外だったのは、「牛革=1,390g」という重さが、想像していたより軽い!ということです。
「ランドセルは重い」「息子に背負えるだろうか?」とヘビーな印象があったから、意表を突かれました。
背負ってみて、「これなら牛革でも大丈夫そう!」という印象でした。
※実際には、ランドセルが空だと軽い → 教科書がいっぱい入っているとすごい重い → 教科書が少しだと軽く感じる。が数年後の感想です。
「アトリエ®」は、牛革とクラリーノ®・エフの素材違いで、金額と重量が変わります。
【アトリエ®牛革】¥77,000円、約1,390g
【アトリエ®クラリーノ®・エフ】¥72,000、約1,150g
※いずれも、税込み・送料無料
※カラーは、公式ページで閲覧できます。
【ヌメ革】革の良さが活きる!ザ・キャメル
防水などのケアが必要で、お手入れに気を遣う「ヌメ革」。
使えば使うほど味が出るというやつですね。
カラー展開は、キャメルのみです。
自分のカバンとして欲しい、そんな大人の雰囲気を醸し出しています。
【ヌメ革】¥100,000、約1,440g
※税込み・送料無料
「土屋鞄のランドセル」特徴まとめ
1つ1つが丁寧に作られた、土屋鞄のランドセルは、品格がありつつ子供でも扱いやすい部品の数々が揃っていました。
手動のマグネット錠
底部分のマグネット式ひねり錠で、簡単にフタの開閉ができました。
8段階調節ができる肩ベルト
8段階の長さに調節できる肩ベルトが付いていました。小学校6年生までこまめに調節できそうです。
肩ベルトにはD型金具も付いています。防犯ブザーなどを付けられる仕様でした。
A4フラットファイル対応
数年前までは、これが対応していなくて諦めた方もいるのでは?2020年モデルは、A4フラットファイルがぴったり収まります!
背負った時の佇まいは際立つ存在感
シリーズごとに述べた通り、素材やデザインに文句なし。シンプルだからこそ織り成す風格があります。この後、他社のランドセルを見ると実感できます。
息子は、まだまだランドセルに背負わされている感じですが、ランドセル選びに目を輝かせていました。
土屋鞄のランドセル(2020年入学用) では、今年は「売り切れ」にも配慮したお知らせがあります。私と同じように、土屋鞄のランドセルを第一候補に考えている方は、お早目にチェック!
毎年、4月10日頃から、注文が受付開始されています。
★土屋鞄製造所★
【土屋鞄のランドセル】背中に、心に、優しい記憶を。
土屋鞄ランドセル・1年後の様子
※1年間使用した「土屋鞄ランドセル」をレポート予定
土屋鞄ランドセル・2年後の様子
※2年間使用した「土屋鞄ランドセル」をレポート予定
土屋鞄ランドセル・3年後の様子につづく…
※以後、6年間使用した「土屋鞄ランドセル」のレポートに続く。
【土屋鞄のランドセル】小さな背中のために、6年間、ずっと使いやすく
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