私と息子が直面した「3歳の壁」とは…
保育園の3歳児クラスに進級してからぶち当たった壁の1つは、何かあるとすぐ「おうちで〇〇してますか?」と、先生に聞かれることでした。
「おうちで○○していますか?」をよく聞かれて…
例えば、「お家でお着替えしてますか?」「ご自宅でブロックで遊びますか?」「シール遊びはしていますか?」など。
3歳児クラスに進級後、明らかに「おうちで○○しているか?」と質問されることが増えました。
家でやってるし出来るのに、なぜ聞く?
私が違和感を覚えたのは、家でやってるし、家ではできるし、できるはずなのに「家ではやっているのか?」と聞かれること。
着替え?やってます、できます。
ブロック?やってます、むしろレゴブロックが好きでいつも遊んでいます。
シール?やってます、むしろ好きな遊びです。
なぜ家でやってるし、息子が出来るはずのことをまるでやっていないような言い方で「やっていますか?」と聞くんだろう?
「保育園では○○ができない」ということ
(自分で言うのは烏滸がましいですが)私は感が良いので、この質問は、遠回しに「保育園だと○○ができていませんが、自宅でちゃんとやっていますか?」という意味だと分かりました。
保育園の先生から「自宅でやっているか?」と問われることは、「保育園ではできていない」ということです。
できるはずなのに、なぜ?
感覚統合の問題
苦手なことを「できない」と指摘されるならともかく、出来るはずのことを「できない」と指摘され続けると精神的にも参りました。
私も悩んで色々調べて…。
発達の気になる発達凸凹児の場合、感覚統合の問題も大きく関わっていると分かりました。
※「ブロック遊び」や「シール遊び」の詳細は別記事ご参照(↑)
※感覚統合の問題を意識した対処はこの頃から始まりました。
感覚統合とは?
私がよく読んでいた「りたりこ発達ナビ」より
『子どもの気になる行動の理解につながる感覚統合の視点』
https://h-navi.jp/column/article/35025964
出来ても「遅い」「皆と違う」「教えた通りじゃない」はダメ
しかし結局のところ、感覚統合に遅れがあろうと無かろうと、”普通”に合わせることができなければ「できない」と言われるのです。
集団生活で皆と一緒に何かやる時に「皆より遅い」「皆と違う」「教えた通りじゃない」は、ダメ判定。
特に3歳児クラス以降は、本当にコレでした。
3歳児クラス以降は、先生の人数もフォローも極端に減る
今まで(2歳児クラス以前)は、着換えや遊びでノロノロしていても、5人の担任の先生のうち誰かがそばに来てくれて子供達のお世話をしてくれました。
ところが、3歳児クラスからは急に、「はい、お着替えしてー」「はい、次は○○~!」と指示が出るだけ。
先生の人数も5人から2人に減りました。2人しかいない先生が、行動の遅い子のそばに来て注意する時は、時すでに遅し。
みんなの行動(例えば着替え)は、既に終わっているタイミング。
3歳児クラス以降、先生の人数もフォロー自体も極端に減りました。
【3歳の壁】たくさんの変化が見えてくる
息子にとっては、今までと同じことを同じペースでやっているのに、先生の雰囲気・指示の出され方・対応のされ方が急に変わって違和感あったに違いない。
3月の月末まで沢山いて優しかった先生達が、4月に入って急に2人だけになり、しかも怖くて厳しいし。
今までと同じように皆の真似をしても、なんか遅れる。遅れても先生は来てくれない。
他の子も変化に対応するのに必死だし、先生に怒られないように指示を聞こうと一生懸命だから、当然みんなの動きは去年より断然早い。
行動の遅い子は、余計に「遅い」が目立ってくる。
私と息子にとっての「3歳の壁」は、3歳児クラスから始まった沢山の「変化」だということも見えてきました。
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