児童発達支援施設(以下「療育」)の利用に向けて、療育手帳は取得しなくても「受給者証」があれば利用できると分かりました。
さらにその「受給者証」を取得するには、『医師の意見書または診断書』が必要であると分かりました。
では、その『医師の意見書・診断書』は、どの先生が書いてくれるのでしょうか?
※通所のための条件・必要書類・手続きなどは、お住まいの市町村区によって異なります。
療育に通うための「医師の診断書/意見書」
私は申請方法が分かる前から、先行して地元の療育施設を見学していました。
見学した療育施設で、通所するための申請書類はどんなものが必要なのか質問すると、「医師の診断書・意見書」が必要だと言われました。
発達障害の専門医 or ふつうの小児科医どっち?
「医師の診断書/意見書」は、発達障害の専門機関ではなく、ふつうの(普段通っている)小児科でも書いてもらえるのでしょうか?
どうやら、この辺では、専門機関で「サービス利用計画書」を書いてもらう時に、同時に「医師の診断書/意見書」も書いてもらって揃えるパターンが多数派のようです。
私の地元で”専門機関”というのは、児童発達支援センターと連携している特別支援学園みたいなところで、発達相談・発達検査・児童発達支援の通所案内・通所申請などを担ってくれるそう。
だけど予約待ちで大行列!
就学も控えているのに、申請の準備だけで半年も1年も待っていられません。
すると、中には私と同じように「待っていられない」という保護者もいて「普段かかりつけの小児科で診断書を書いてもらい、既に療育サービスを利用している子もいる」と教えてくれました。
ふつうの小児科で書いてもらえるのか?
私は、息子が定期通院していた小児科で、療育に通うための「医師の診断書/意見書」を書いてもらえるのか相談をすることにしました。
事情を話すと、先生の前では一見「いい子」に見える息子に対して、「療育なんて必要あるの?」という態度をとられました。
やはり、ふつうの小児科で「療育に通うために診断書」をもらう…というのは難しいのか?
「グレーゾーンに診断を付ける責任は負えない」
主治医:
「グレーゾーン…。これに診断を付ける責任は負えない-。」
書ける/書けない、で言えば「書ける」そうです。先生なりの見解を書けばよいから。
だけど、息子の特性と療育の必要性について、私が簡単に説明すると…
「いわゆるグレーゾーンということだよね。私は専門医じゃないし、正直これに診断を付ける責任は負えない」
と言われました。
非常勤の小児科医に、専門医がいた!

ここの主治医に頼むのは無理かと諦めかけましたが…
なんと!
このクリニックに夜だけ非常勤として手伝いに来ている先生が、療育施設の院長をやっている人だと言うのです。
息子の主治医である先生は、診断書を書く責任は負えないけど、他で療育施設長をやっている非常勤の先生が相談に乗ってくれることになりました。
療育に通うための「医師の診断書/意見書」を小児科でもらえるか?
主治医:
「どんな特徴があるのか、何が気になっているのか。すぐに答えられるように、まとめておいた方が良い-。」
療育に通うための「医師の意見書・診断書」をもらうべく、次回は「発達相談」で再診。
見た目で分かりにくくても…
こんなに「発達障害の特徴」(チェック項目)が当てはまるなら…
見逃せないよね?
何らかの療育プログラムが必要ですよね?
と伝わるように-
息子の特徴をExcelにまとめ、6ページに及ぶ一覧を持参して臨むことになります。