2020年は、新しく登場した「豆乳製品」に、歓喜した年でした。
その代表例が、カルピスです。
乳アレルギーだから飲めなかったカルピスですが、「乳アレルギーでも飲めるカルピス」を知った時は、子供(本人)よりも私(親)の方が大喜びでした。
乳アレルギーだと飲めない「カルピス」のこと
「カラダにピース。」のキャッチコピーでお馴染みのカルピスは、テレビCMでもコンビニでもスーパーでも目に入ります。
そのせいか、今まで一度もカルピスを飲んだことがない息子でも、カルピスの存在を知っていました。
アサヒ飲料のブランド商品「カルピス」は、生乳から脂肪分を取り除いた「脱脂乳」に「カルピス菌」を加えて発酵させた飲み物です。
乳酸菌と酵母の力で、あの甘酸っぱい美味しい味になるわけですが、製造過程から分かる通り、その主原料は「生乳」です。
乳アレルギーの息子は、飲むことができません。
私は今まで、息子がなるべく「カルピスを飲んでみたい」という気持ちにならないように、見えない努力をしていました。
食品スーパーで試飲用のカルピスが配られている時は、いち早く察知。息子が気が付かないように試飲イベントから離れたルートを歩きます。
テレビCMでカルピスを美味しそうに飲んでいるシーンが流れると、「カルピスを飲むと、喉がネチネチして気持ち悪いから、お母さんが子供の時は、カルピスあまり好きじゃなかったんだよね~」と、息子に聞こえるくらいの独り言を言います。(言い訳用のウソではなく、本当の話です)
息子が「カルピス、飲んでみたい」と言った時に、どう答えていいか分からない…という気持ちがあったからです。
実際に「カルピスって美味しいの?」「カルピスってどんな味?」と聞かれた時、うまく答えることが出来ませんでした。
新発売!「乳成分不使用のカルピス」に出会う
カルピスの存在に困っていた時、私は「乳アレルギーでも飲める乳酸菌飲料が他にあれば良いのにな…」と考え始めていました。
ところが2020年4月、本家のアサヒ飲料が「GREEN CALPIS(グリーン・カルピス)」という新商品を発売!
パッケージ・タイトルには「豆乳を発酵した植物生まれのカルピス」、ボトルの下の方には『乳成分不使用』と書かれています。
ついに、私が探すまでもなく、「乳アレルギーでも飲めるカルピス」と出会いました。
乳アレルギーでも飲める!豆乳カルピスが冷蔵庫に
グリーンカルピス「豆乳を発酵した植物生まれのカルピス」の原材料は、
砂糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖)、調製豆乳、発酵豆乳、食塩/安定剤(大豆多糖類、ペクチン)、酸味料、香料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)
です。
アレルギー特定原材料等28品目のうち、含まれているのは「大豆」のみです。
普通のカルピスとの「味の違い」が気になるところですが、(この後)私の味見によって、そんな心配は無用であることが判明します。
乳アレルギーでも飲める「カルピス」が、初めて我が家の冷蔵庫に並びました。
普通のカルピスより甘さ控えめ、のど越し良い!
グリーンカルピスは、普通のカルピスより少量サイズのペットボトル飲料です。
内容量は、300ml。
陳列棚に、500ml前後の通常ペットボトルと一緒に並んでいると、グリーンカルピスの列だけ背が低いです。
大人の私は、そのまま飲み干せそうなサイズ感。小学生(1年生)の息子には、一度に1本だと多いか?という印象です。
コップに注いで、私と息子で1杯ずつ飲むと丁度良い量でした。
注いでいる時は、普通のカルピスよりも液体がサラサラした感じで、白色が薄い感じがします。
容器をよく振ってから注ぎましたが、注ぎ終わったペットボトルの底には、沈殿物が付着していました。
味はとてもまろやかです。
独特の甘酸っぱさは健在。味は同じなのに、普通のカルピスよりもサラリとして喉越しが良く、甘さが控えめです。
私が小さい頃に苦手だった「喉にひっかかる感じ」は、グリーンカルピスには無く、ごくごくと飲みやすい。美味しいです。
これは、乳アレルギー云々関係なく、普通に「植物性カルピス」としてお勧めです。
コレステロールゼロ、1本当たり99kcalという、体に優しい商品です。
カレーやジャンバラヤ等、スパイスが効いたメニューの食事にも、よく合います。
グリーンカルピスを冷蔵庫に常備している最近は、カレーの時に飲むのがお気に入りです。
「カルピス」ブランド史上初!「乳成分を使わず豆乳を発酵した商品」を飲んで
2019年に発売から100周年を迎えた「カルピス」ブランド。
乳成分を使わずに豆乳を発酵して作ったカルピスは、長いカルピスブランド史上初の商品です。
新しい試みを見事に製品化して下さった方々に、感謝しながら愛飲していきたいと思います。
食物アレルギーの食品パッケージ表記においては、「アレルギー症状が起こらないことを保証するものではありません」とか「アレルギーに心配のある方は医師に相談の上~」とか、何かと自己防衛のためのメッセージが多いですが、このグリーンカルピスはスゴイです。
通常であれば「乳を含む商品と共通の設備で生産しています」で言い切るところ、「乳を含む商品と共通の設備で生産していますが、製造前に十分な洗浄を行っています。」と書かれているんです。
グリーンカルピスは、一人でも多くカルピスの美味しさを楽しんでもらいたいという想いから誕生したそう。
息子は、この商品で、カルピスの美味しさを楽しんだ一人になりました。
GREEN CALPIS「豆乳を発酵した植物生まれのカルピス」のパッケージは、お馴染みの「水色の水玉模様」ではなく、「ベージュ色の水玉模様」です。
大豆を連想させる水玉と、グリーンのリース柄のパッケージから、グリーンカルピスの優しい味わいが、バッチリ表現されています。
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