私自身が多くの病気を罹患して、更に産まれた子供はアトピー性皮膚炎・停留睾丸・喘息・食物アレルギー・アレルギー性鼻炎に慢性皮膚炎…と何かと病院にお世話になっています。
持病に加えて、一時的な風邪症状や毎年の花粉症など、内科・皮膚科・眼科にも通院。そうなると通院頻度が凄いことに!
そんな”通院慣れ”の状況で、長い病院の待ち時間はどのように過ごしているのか。この暇つぶし内容をご紹介したいと思います。
待ち時間は「何かをする時間」!
病院は、予約して行っても予約時間ピッタリに呼ばれることは極稀ですよね。
早くても10分~30分、ほとんどは30分以上、混み合う総合病院なら1時間以上待たされます。
これを長い「待ち時間」として捉えると気が滅入るので、もう事前に「何かをする時間」として考えることにしました。
そうすると、長い待ち時間は、自分で決めておいた「好きなことができる時間」になるので、気が楽です。
待ち時間でやることは、事前に決めておくと気分がいい
病院での待ち時間は、到着してからスマホや置いてある雑誌を闇雲に見るよりも、予め決めた「やること」をこなす方が、時間が経つのは早いです。
事前に何をして過ごすか決めておくと、30分はあっという間です。夢中になってしまうと、1時間でさえ「もう呼ばれた!」と思う時があります。
何分待たされるか分からない状況で、ただ呼ばれるのを待っているとイライラしますが、呼ばれるまでは「これをやる」と決めておくと気持ちが楽です。
普段なかなかできなかったことが待ち時間を使って片付いた場合、病院から帰る頃にはやり遂げた感に満ちてスッキリします。
この事前に決めておくべき”待ち時間でやること”は、具体的に準備した時の方が満足度が高いです。
「待合室にある雑誌を読む」より、「この本を読む」と限定して決めておいた方が経過時間は早く感じます。
実際に私が、待ち時間を早く(短く)感じた時の対策を次項からご紹介していきます。
【読書】図書館で借りた本を持参
図書館で借りた本は返却期限があるので、とりあえず借りてしまえば、忙しくても読書時間をどうにかキープしなければならない状況が作れます。
「時間ができたら本を読もう」と思っても、いつまでもそんな時間はできないので、「とりあえず図書館で借りる」が私の作戦です。
ここでなぜ「買おう」ではなく「借りよう」なのか?と言う疑問も沸きますが、本の在庫が増えるのを避けたいし、読んでみて面白くなかったら勿体ないという理由からです。
今は、ネット予約や近所の貸出センターで受取り等ができるので、こういう便利な仕組みを活用します。
そして、この借りた本の読書に打って付けなのが、病院の待ち時間。
私の場合、返却期限のない常に読める本(自分の本、スマホで読める電子本など)よりも、返却期限のある図書館の本の方が必死に集中して読むので、この必死さと集中力が「病院の待ち時間」によくマッチします。
今では、通院と言えば図書館で借りた本を持ち歩いています。
【ネットサーフィン】事前に調査対象を用意
※スマホの利用を待合い室やロビーでも禁止している医療機関を除く。
スマホでの時間つぶしは、SNS・ゲーム・ネット検索など人によって色々ですが、私は情報サイトでニュースとそれに対するコメントを読むことが多いです。
私の場合、この行き当たりばったりでスマホを見る行為(操作)は、10分くらいで飽きてしまいます。
病院の待ち時間は10分以上かかることが多いので、これだと飽きた時に時計を見て「まだ10分しか経っていない」「まだ呼ばれない」という残念な気持ちになります。
その対策として確立してきたのが、スマホで調べたいことを事前にピックアップしておく(or 予定しておく)という方法です。
ピックアップというと大袈裟に聞こえますが、「あの海外ドラマのネタバレ」「あの脇役の俳優」「給食で出るホットポット」「便利な洗濯リング」など他愛のない、知りたいトピックをダーッと覚えておく感じです。
ネットサーフィンする度に解決して片付いていく感覚があり、同じ10分でも「もうこれが分かっちゃった」という嬉しい気持ちになります。
「後で調べておく」と決めたことが、病院の待ち時間を使ったネットサーフィンによって片付いた時の感覚は、脳内でいい感じですよ。時間を有効に使えた自己満足感があって、充実した気分を味わえます。
スマホに撮り溜めた写真の整理
※スマホの利用を待合い室やロビーでも禁止している医療機関を除く。
普段なかなか出来ないスマホ内の写真整理は、病院の待ち時間が利用できます。
いつ呼ばれても中断できる作業がお勧めです。
私は「写真の削除」に限定して、ひたすら不要な写真を削除したり、バックアップ済みの写真を削除したりしています。
年賀状作成・裏書き、表書き(宛名書き)
毎年11月になると、通院の待ち時間で必ずやることが、年賀状の作成作業です。
写真付き年賀状を作る(準備)
・年賀状に使う写真を選ぶ
・年賀状のデザインを探す・選ぶ
などの作業をします。
年賀状の裏書き
年賀状の印刷自体は業者にネット注文しているので、病院の待ち時間ではプリントされた裏書にコメントを添える作業をしています。
年賀状の表書き(宛名書き)
年々、作成する年賀状の枚数は減っていますが、我が家の場合は多い年で100枚程ありました。宛名書きは印刷せずに手書きにしていたので、多忙シーズンにその時間をキープするのは超大変でした。
そこで大活用したのが、病院の待ち時間です。
30分~1時間あると、この宛名書きが完了します。
大きな総合病院は、待合い室やロビーにテーブルがあることも多く、席が空いている時はテーブルで作業することができました。
殆どの病院はソファ(椅子)しかありませんが、座った膝上に乗せたカバンをテーブル代わりにして、どんどん書くことができました。※住所録を忘れずに!
院内を把握する
初めて行く病院の場合、待ち時間を使って院内を把握するのがお勧めです。
院内をスムーズに移動したり、待ち時間が充実したり、その後の過ごし方に繋がります。
会計窓口、会計方法
待ち時間を利用して、診察や治療が終わった後の手続きを把握しておきます。
特に会計の受付の仕組みを把握することは、帰り際の待ち時間を減らすためにも有効です。
会計窓口にあるトレイにファイルを提出する仕組み(手順)の場合、これを知っている患者さんと知らない患者さんの会計順序はどうなるでしょうか。
会計ファイルをどこに出すか、バーコード読み取り式だから出し方が分からない、等ウロウロする時間があればあるほど、会計待ち順が後ろになります。
診察前の待ち時間を使って、スムーズに会計手続きができる準備(下見)をします。
トイレ
病院のトイレの場所を把握するのは基本ですが、広い病院では数か所のトイレがあります。
私は、待ち時間を使って、この複数のトイレ場所を把握するようにしています。
2箇所以上のトイレ場所を知ると、一番混んでいるトイレが分かります。
内科やロビーに一番近いトイレは混み合いやすく、少し離れたトイレは空いていることが多いです。
尿検査を伴う場合は、採尿カップを「個室から直接提出できるトイレ」と、「個室から出た所に提出窓口があるトイレ」があるので、待ち時間を使ってお好みのトイレを選んでおくと早いです。
売店
入院患者を受け入れている病院では、たいてい売店があります。売店は1階にある病院が多いですが、受付ロビーからは分かり難い場所にある場合があります。
待ち時間を利用して、売店の場所を覚えておけば、いざ利用する時に役立ちます。
病院で待っている間、飲料水・ウェットシート・お菓子類など買いたくなることもあるでしょう。私は子連れで通院した時に、売店の存在と場所を知っていてスムーズでした。
子供用の飲料水が足りなくなったり、帰りに車で食べるお菓子を買ってあげたり、いざと言う時にすぐ利用できます。
非常口
大きな病院では、待ち時間を利用して非常口を確認しています。
緑のランプが付いた非常口のサインがどこにあるか?は待合い室で座りながらでも確認できます。
その他に、大地震や火災などの災害に備えて、自分が入ってきた入口以外の出入口がどこにあるか確認しておきます。
処置室・レントゲン室・検査室など
病院には案内図と案内看板が必ずあるので、待ち時間を利用して自分に関係ありそうな部屋がどこにあるのか把握します。
小規模の病院では、待合いソファで座ったまま辺りの看板を見渡せば、診察室がこっち処置室はあっちと分かります。
大病院では、レントゲン室は2階・点滴室は5階など、院内での自分の行動ルートを予想しておくとスムーズです。
病院の待ち時間で「しない」こと
病院の待ち時間で「しない」ように心掛けているのは、ずばり「仕事」と「その病状について調べること」です。
仕事を休んで通院した場合は、なかなか仕事モードが抜けず、メールをチェックしたり返信したりと仕事関係の作業をしがちですが、病院に来た時は仕事を忘れた方が良いです。
これは、仕事より命や健康が大切だと悟るような病気をしたり、自分が休職や入院をしても職場は回ったり、そういう経験をすると気が付くと思います。
それから自分の病気や症状について知ることは大切ですが、いざ診察前の待ち時間であたふたと調べるのは避けています。気になるなら事前に調べて、外来当日は何を聞くかリストアップされているくらいが丁度良いと思います。
子供が一緒(小児科)の時はどうする?
上記は待ち時間を一人で過ごすことを前提にしていますが、子供と一緒に待つ場合は、準備や過ごし方が変わります。
私と同様に息子も通院の頻度は高いです。息子と一緒の通院の時は、息子が長い待ち時間を過ごすための準備をしていきます。
お気に入りの玩具やマスコット、好きな絵本・図鑑、お絵かきするための紙と色鉛筆など、自宅から忘れないように持参します。
日帰り入院で処置と処置の間に長い待機時間がある時は、ちょっと大変。同じ病室に、宿題やドリルを持ってきてこなしている小学生がいましたが、息子には真似できないので手遊びやクイズで時間をつぶしました。
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病院の長い待ち時間。ご自身に合った「過ごし方」が見つかると良いですね☆
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