【新型コロナ対策】使い捨てマスク手作りで失敗!材料と感想がお役に立てば幸いです

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私の行動範囲と行動時間では、使い捨てマスクが手に入りません。

新型肺炎コロナウイルス対策、皆様もお困りでしょうか。

手に入らないなら自分で作るしかないのか?とりあえず、Youtubeで「マスクの作り方」動画をいくつか観ました。

なるほど、こういう感じなら私にもできるかもしれない・・・と思い、休日の工作タイムと題して、息子と一緒に「使い捨てマスク」を作ってみました。

※これは失敗談ですが、使った材料や感想が何かのお役に立てれば幸いです。

ミシンもアイロンも使わずに作れるか?

既に動画やブログのサイトにアップされている「マスクの作り方」を見て、まず思ったのは、”使い捨て1枚を作るために、そんな時間と手間をかけられない!”ということです。

手間暇かけて、市販マスクと同じような出来映えの品が仕上げられるなら、それが一番いいのかも。

私には真似できない”丁寧さ”だったので、ヒントとしてもらいつつ、どうにか作れないか考えました。

◆前提条件◆

  • ミシンは使わない
  • まち針を使わない
  • 針も糸も使わない
  • アイロンを使わない
  • (売り切れ続出の)マスク用ゴムは買わない

前提条件はこれ。

ミシンもアイロンも使わない、マスクのプリーツを作るのに”まち針”も使わない、縫わない、店舗に在庫がないものをわざわざ使わない。

そんな条件で実現するには、マスク生地をくっつけるための接着材料や、マスクのゴム紐をどうするか…を考えました。

手軽な「使い捨てマスク作り」に挑戦!揃えた材料

使い捨てマスク作りで揃えた材料

とりあえず、思い付いたイメージを元に、材料を揃えました。

わざわざ買ったもの、家にあったもの、混在です。

◆「使い捨てマスク作り」の材料◆

1.フィルター系の不織布

高機能フィルター(不織布)

我が家には、使わないまま何年も放置していた「空気洗浄フィルター」というエアコン用シートがありました。箱の中にロール状で入っています。

使い捨てマスクといえば「不織布」→不織布といえば「フィルター系」→うちにあるフィルターシートといえば、あれだ!

という発想で、いつか捨てようと思っていた、エアコン用の「空気洗浄フィルター」を取り出しました。

触ってみると、けっこう硬い感触でした。顔に当たると痛いかもしれないと思い、念のため100円ショップで「レンジフードフィルター」を買いました。

安いレンジフードフィルターは、生地が薄いです。マスクとして使うには、何重かに重ねる必要がありそうです。

逆に、花粉・ダニの死骸やフン・バクテリアなど0.3マイクロメートルより大きい微粒子を通さない!などを謳っている高機能フィルターは、生地も厚め。これが”マスクの形”になるなら心強いと思える品質です。

2.白い毛糸 (白いゴム紐)

マスク用のゴム紐は、既にどこも売り切れ。

普通の白いゴム紐は、一番細いタイプが売り切れ、太めのタイプは店頭に並んでいます。

我が家には、息子の帽子のアゴ紐用に、ゴム紐が少しありますが、今回はこれを使わず、「白い毛糸」を買いました。

ゴム紐は、断面が平べったい形。マスク用のゴム紐に近い、断面が丸い、色は白っぽくて、少し”伸びしろ”がある紐・・・は何か?

ということで向かったのは、100円ショップの毛糸売り場。真っ白はなく、キナリがありました。

しかも、普通の毛糸ではなくシルク素材で、肌触りがコットンに近いものが売っていました。これをゲット。

3.両面テープ

「縫わない」ということは、何かを使ってくっつけないといけない。セロハンテープだと縫い合わせるような使い方はできない・・・

ということで、とりあえず「両面テープ」を使います。

4.布用ボンド(普通の接着剤)

マスクのサイドに、ゴム紐(ここでは毛糸)を通す作りにしてしまうと、サイドの縦幅がだんだん狭まってきて、手作りゆえに形が崩壊するかも…と思いました。

だから、ゴム紐の先端をマスクのコーナーに接着(どうにかして留める)する作りを想定。

何を使えば、一番しっかりくっつくのか?分からなかったので、布用ボンドを買いました。

後で失敗することになるのですが、今思えば、

  • 普通の強力接着剤でくっつける(←鼻に近いので臭いは気になるけど)
  • ホチキスで止める(←頬に当たらない工夫が必要だけど)
  • 針と糸を使って留める(←前提条件が外れるけど)

という方法の方が、正解に近いかもしれません。

それでは次に、失敗談を共有します。

不織布に折れ線がつかない!やはりアイロンは必要かも

私のイメージでは、(マスク正面に向かって上から)細いプリーツ・太いプリーツ・細いプリーツ・・・の3段階のプリーツ仕様。

ところが、不織布(フィルター系シート)は、折っただけでは形状記憶してくれない!

アイロンを使わないので、手で押さえるだけで作業しますが、3段階のプリーツ構造を保つためには、手が足りませんでした。

※私の言う「プリーツ構造」のうち、中央の”太いプリーツ”とは、上と下を内側に入れ込み、装着すると『凸』の形になる感じ。

両面テープの使い方次第で「縫う」の代わりなるか!?

仕方がないので、「今回は練習だ」と自分を励まし、真ん中の太い凸型プリーツだけのイメージにチェンジ。

第2、第3のプリーツを折ることが難しかったのと同様に、マスクの上下にあたる部分を折り返すのに一苦労。

少なくとも片手は、この折り目が元に戻らないよう、生地を抑えるために離せないから、両面テープを止める場所を考える時間もありませんでした。

息子に、生地を抑えるのと両面テープの準備を手伝ってもらい、ようやく貼ったところが上の写真です。

紙の部分を剥がして、折り返すだけで、それなりの形になりました。

ただ、中央の”太いプリーツ”の部分と、上下の折り返し部分が、やはり元のシート状に戻ろうとしてしまう。

貼った直後の状態がキープできるなら、成功も近いでしょう。

端を折り返す時、そこも両面テープで止めれば良いのかも。折り返しが元に戻らないように、もう1ステップ「両面テープ」を活用すれば良かったです。

それでも、縫うよりは早いですからネ。

硬いだけじゃない!頑丈すぎる高機能フィルターの落とし穴

高機能フィルターの表面

上の写真をご覧ください。

痛そうですよね。

私がマスク作り(の練習)に使用した高機能フィルターは、とても頑丈にできていました。プラスチック線が格子状に張り巡らされているのです。

最初は「固いけどマスクの形になれば、なんとか使えるかな」くらいの印象だったのですが、カットして折って抑えて…とやっているうちに、「端をうまく処理しないとチクチクするじゃないか!」と気が付きました。

マスクの形にする前に、このプラスチック格子部分を生地から剥がしてしまえばいいのでは?

剥がそうと試みると・・・シートがボロボロ。頑丈に一体化していました。

0.3マイクロメートルより大きい微粒子は通さないシート。マスク機能として使えると思ったけど、チクチクしないように工夫しないとダメでした。

※シート面の部分を顔に押し付けるだけなら、痛くありません。固い感触はあるけどマスクとして機能する感じです。問題は、カット部分の処理。

不織布類を重ねるなら一番最初に!

高機能フィルターで作ったマスクの内側に、普通の不織布(ここではレンジフィルター)を入れ込めば完璧!?

と思いきや、既にサイドを両面テープで貼った状態のマスクに、プリーツの凸部分を意識して別シートを入れ込むのは難しいです。

どのシートをどれだけ重ねるのか、最初に計画を立ててから始めるが吉。「重ねてから折ってアイロンをかける」が正解の気がします。

”縫う”か”通す”が正解?マスクの紐を”くっつける”は難しい

私は最初、マスクの紐さえも「両面テープ」で止まってくれれば楽!という楽観計画がありました。

ところが、両面テープの上にマスクの紐(ここでは毛糸)を置いた時点で、「こりゃ、くっつかないワ…」と分かりました。

次に試したのは、不織布の間に紐を入れ込み、布用ボンドを注入!

乾いて装着すると・・・軽く引っ張っただけで取れる!

という結果でした。

ただ、強力瞬間接着剤を使って、ガッチリくっつけることができるなら、接着案も採用の余地ありです。

写真で分かるように、これを付けて外出するためには、サイドを内側に織り込んで上手く処理する必要があります。

その時、織り込むのに両面テープを使ったとしても、紐を付けるためには”縫う”が正解かも。

そして、どうせ縫うなら、サイドを折り返す時に波縫いで処理してしまう。それで出来た、サイドの細いトンネル部分に”紐を通す”。という方法が結局、紐が取れにくい頑丈な作りになると言えそうです。

使い捨てマスク作りの”失敗”を受けて

この失敗を活かし、もう一度作ってみました!・・・と果敢にも再挑戦に挑める私なら良かったのですが…。

この失敗を受けて、入手できる材料だけを使って「使い捨てマスク」を見栄えよく作るのは難しい、ということが分かりました。

それでも、どうにかしなければ。自宅にある残り少ない「使い捨てマスク」は、満員電車や人ごみに長時間曝される旦那用にキープします。

この失敗を活かし、私がとった新型コロナ対策は・・・

◆息子のマスク◆

  • 就学準備のために買った「給食マスク」を使う
  • 今でも時々店舗で見かける「小さい子供用マスク」を(きついけど)使う
  • 布で作ったハンドメイドマスクをオークションで(安く)買う

◆私のマスク◆

  • 布で作ったハンドメイドマスクをオークションで(安く)買う
  • 「使い捨てマスク」を消毒、洗浄、再利用
  • 喉うるおい用の「おやすみマスク」の内側に、不織布を重ねる

です。

詳細は、それぞれ別記事でご紹介したいと思います。

売り切れ買えない「不織布マスク」を使い回す!消毒→洗浄→乾燥して再利用してみた

2020/03/02

花粉対策が必要な時期でもあります。息子は気管支喘息、私は気管支拡張症、二人とも花粉症です。

「使い捨てマスク」が必要な人に必要なだけ、普通に行き渡る日が、早く来ますように。



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因みに息子は、この「使い捨てマスク作り」の練習を楽しんでいました。

私が「これじゃ、くっつかない!」とイライラしている時、「そうしたらテープで貼れば良いんだよ」と教えてくれました。

それで出来上がった息子の作品は、内側がセロテープだらけで、息が吸えない仕様でしたが、一生懸命に作っている姿が、励みになりました。

◆フィルター系・不織布シート情報◆

うちにあったのは、コレだ…。空気洗浄フィルター[エアコン用]ハイグレードの高機能タイプ。

普通のシートタイプの「エアコンフィルター」なら、けっこう安価で手に入ります。

「レンジフィルター」なら、安価で手軽で種類も豊富!「厚手」がオススメです。

※生地が薄いものは、不織布を重ねる必要あり!

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