宇宙好きの息子を連れて、行ってみたかった場所-。
千葉県にある松戸市民会館プラネタリウム室に、行ってきました。
その名も「ナオコ スペース プラネタリウム」
千葉県松戸市にある松戸市民会館プラネタリウム室は、NAOKO SPACE PLANETARIUM(ナオコ スペース プラネタリウム)と呼ばれています。
松戸市出身の宇宙飛行士、山崎直子さんに因んで名づけられました。山崎直子さんが宇宙から帰ってきた時に、名前を付けてくれたそうです。
本物の宇宙飛行士となった山崎直子さんが、子供の頃に足を運んでいたのがここ、松戸市民会館プラネタリウム室です。
宇宙に想いを馳せて見上げていた星空、のちに本物の宇宙へ飛び立った彼女が、幼い頃から見ていた星空-。
宇宙や星の図鑑ばかり見ては目を輝かせている息子に、見せてあげたかったのです。
場所は分かりにくい!~線路沿いが目印~
ナオコ スペース プラネタリウムは、常磐線「松戸」駅から徒歩7~10分の場所にあります。しかし、それが分かりにくかった!
松戸駅(東口)周辺は、雑居ビルが並ぶ狭い路地が多く、子供の手を引いて歩くのに少々不安を覚える道を通ります。車1台、後ろから来ると、危ないから立ち止まってやり過ごす、という感じでした。
線路沿いの道に突き当たれば、道も明るくなって一安心。線路には、常磐線が走っていました。
「どこを曲がるんだろう?」と思う頃、上の写真の場所に来ます。「松戸市民会館」と書かれた矢印のペイントが目印です。
40年以上の歴史を持つプラネタリウム室
松戸市民会館プラネタリウム室は、昭和53年に開設。昨年2018年6月に40周年を迎えたというのだから、昭和の雰囲気を醸し出しているのは当然ですね!
私たちは、あの正面の階段を上り、2階からエレベーターに乗りました。
階段の裏側にエレベーターがあります。1階からもエレベーターが利用できますので、ご安心下さい。
ランチ・飲食は「喫茶コーナー」で
2階に、喫茶コーナーがあります。
ちょっとしたお菓子も販売されていました。うどんを食べている方もいましたよ!ランチや軽食は、喫茶コーナーで食べることができます。
ナオコ スペース プラネタリウムでは、小さなお子様向けの「キッズ&ジュニアアワー」という番組があります。投影開始を待つ子供たちが現れると、喫茶コーナーは賑わっていました。
破格のコスパ!観覧券(発券)は2階受付で
エレベーターでプラネタリウム室がある4階まで上がる前に、必ず2階で降りましょう。
投影開始の30分前から、2階の受付窓口で無料券・観賞券を発券してもらいます。
その価格、なんと、大人50円!子供(中学生まで)は無料!
破格のコスパです。
いよいよ4階に向かいますが、4階にはトイレがありません。1階・2階・3階にあるトイレで用を済ませておきましょう!
宇宙飛行士が通ったプラネタリウム室へ
4階のプラネタリム室に向かう通路には、宇宙飛行士・山崎直子さんの紹介がありました。写真から凛々しさが伝わってきます。
他の宇宙飛行士と共に写る山崎直子さん。あの有名なオレンジ服。ああ、本当に彼らと共にミッションに励んだんだ…と、感慨深いものがありました。
投影開始まで宇宙コーナーを楽しむ
部屋に入って左手が、プラネタリウム室の受付です。ここで観賞券を見せます。
投影開始まで、まだ少し時間がある場合は、小さな部屋の宇宙グッズたちを観賞します。
意外なことに?エリック・カールの絵本「パパ、お月さまとって!」もありました。「はらぺこあおむし」の著者…と言えば、知らないお母さんはいませんね!
私と息子が、投影開始時間ギリギリまで釘付けになったのは、こちら↑。
地球儀…ではなく、「月球儀」と「火星儀」です。
火星のオリンポス山は有名ですが、月球儀に至っては、月のクレーター1つ1つに名前が付いていて、それが書いてあるんですよ!まじまじ見てしまいました。
まぁ、火星人が「地球儀」を見て、こんな小さく区切って1つ1つに名前(国と地域)が書いてあるよアハハ、と思われるのと同じでしょうか。
昭和の開設当初から!現役バリバリの投影機材
プラネタリウム室に入ると、もうすぐそこが投影機。座席は3列までしかなくて、投影機をグルっと囲んで座る感じです。
こじんまりした感じが素敵でしょう?
この投影機。なんと昭和53年の開設当初から使われているそうです。40歳過ぎても現役バリバリ!宇宙への想いを馳せる子供たちにとって、夢を膨らませてくれる立役者です。
この投影機で投影したプラネタリウムが見たくて、松戸市民会館プラネタリウム室にやってくる常連さん(大人)もいるそうですよ。
自動音声じゃない!解説員による生解説
そして驚くのは、音声が解説員による生の解説ということ。観客の反応を見ながら、コミュケーションを取るように解説が進んでいきます。
[解説員]
冬の星空を見上げると、1列に並んだ3つの星が目立つ、星座が見られます-。
ここで「オリオン座!オリオン座!」という子供たちの先走った声が入るわけですが(汗)。
[息子…]
ベテルギウス!ベテルギウス!リゲル!リゲル!
オリオン座を構成する一等星の名前を叫ぶ、我が息子…5歳児。
そんなアクシデントも何のその、解説員がスマートに進めます。
[解説員]
今日は詳しいお友達もいますね。ちょっとオレンジ色のベテルギウス、白っぽいリゲル、こうやって結ぶとリボンのような形。オリオン座ですね。
「キッズ&ジュニアアワー」のプログラムは、20分間。プラネタリウム番組としては短めなので、小さなお子様にもお勧めです。何より嬉しいのは、子供の声を解説の一部に取り入れ、和やかなムードで進むこと。観客の反応と共に、作品を作り上げるプログラムでした。
ゆったり星を見るなら「一般投影」
もう少しゆったり落ち着いて観賞した方には、一般投影(40分間)がオススメです。
実はこの日、「キッズ&ジュニアアワー」と「一般投影」の両方を見ました!
1月・2月のテーマ「星は、すばる」
3月・4月のテーマ「宇宙の技術 大活躍」
お気に入りのプログラムに出会えるといいですね。
満員御礼!大人気の星空観望会
ナオコ スペース プラネタリウムでは、毎月1回、星空観望会を実施しています。プラネタリウム観賞後に、松戸市民会館の屋上スペースに行き、実際の星空を望遠鏡で観察するというものです。
これが最近、大人気!だそう。
受付当日に、予約枠は満員御礼となってしまう月が続いているとのことです。
望遠鏡は持っていないけど、実際の空を望遠鏡で解説付きで見られる-。
しかも参加費無料-。
それは大人気のワケですよね。
宇宙飛行士・山崎直子さんが、子供の頃に通ったプラネタリウム。息子にたっぷり見せてあげることができました。
宇宙に想いを馳せて-。成長を見守り続けます。
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