グミは、小麦・乳・ごま・くるみ(ナッツ)アレルギーの息子にとって欠かせないお菓子です。
前回は、我が家の「グミ・コレクション」をご紹介しました。
今回は、そこで気になった無印良品の果汁100%グミについて、比較検証しました。
製造所が”春日井製菓”ってポケグミでしょう!?
無印良品の果汁100%グミは、”ポケグミ”なのでは?という『ポケグミ疑惑』が浮上したのは、「グミ・コレクション」をご紹介している時でした。
無印良品グミのパッケージには、”製造所:春日井製菓”とあるのですから、当然です。
※ポケグミは春日井製菓(株)さんの商品
今回は、実際に両者を比較分析してみます。
比較検証するために用意したのは、
・無印良品の果汁100%グミ(りんご味、マスカット味)
・春日井製菓のポケグミ(アップル味、マスカット味)
です。
ポケグミを食べたことがある方は、無印良品グミのパッケージ写真を見れば、もう80%くらい答えは分かってしまいますね!
では、残りの20%くらいの”不確か”な部分を分析しながら、答えを確固たるものにしていきましょう。
パッケージ(表面)から分かる共通点
まずは「りんご味」を使って、比較します。
ポケグミ側は「アップル味」と言っていますが、無印良品では日本語に直して「りんご」と表記されています。どちらもアップルです!
ポケグミ側は顔付きのかわいいキャラクター、無印良品グミは写真を使っていますが、グミの「かまくら型」のフォルムは共通しています。
生果汁換算比・果汁100%と謳っているところも同じです。
製造はどちらも、春日井製菓株式会社。なんと、記載されている住所も完全一致でした。これがポケグミ疑惑の発端ですね。
原材料とアレルギー情報を徹底比較!
製造場所が同じでも、本家商品と質を変えてきているかもしれない。原材料を変更しているかもしれない-。
ということで、まずは原材料を比較します。
ポケグミ(アップル味) | 水あめ(国内製造)、砂糖、濃縮アップル果汁、ゼラチン、オブラートパウダー/ソルビトール、香料、酸味料、ゲル化剤(ペクチン)、乳化剤、光沢剤 |
無印良品グミ(りんご) | 水あめ(国内製造)、砂糖、濃縮りんご果汁、ゼラチン、オブラートパウダー/ソルビトール、香料、酸味料、ゲル化剤(ペクチン)、乳化剤、光沢剤 |
「アップル」を「りんご」表記に変えているだけでした。原材料は、全く同じと言えます。
水あめの表記や、オブラートパウダーとソルビトールをスラッシュ表記しているところまで一致するところを見ると、これは本家企業から情報提供された原材料を印字していると言えそうです。
ということは、アレルギー情報(含有アレルゲン)も…
ポケグミ(アップル味) | 大豆・りんご・ゼラチン |
無印良品グミ(りんご) | 大豆・りんご・セラチン |
※アレルギー特定原材料等27品目中
…(当然)同じです。
食べ比べ!見た目も味も同じなのか?
ポケグミと無印良品グミは、”論理上は同じ”ということが分かりました。
今度は、実際に両者を開封して、見た目も味も同じかどうか、比較します。
見た目は・・・
同じです。
ええーい、ジャラジャラ出したらどうだ~!?
一緒くたにすると、どっちがどっちか分からない、=同じでした。
食べてみると、「味」も全く一緒でした。
しかし、不思議なことに…。
かじった時の食感が、無印良品グミの方が柔らかい!のです。
私の勘違いなのか、何か理由があるのか。
実証するために、「マスカット味」の比較に続きます。
マスカット味で再検証!「食感」が違うのはなぜか?
りんご味の比較検証の結果により、無印良品グミの中身はポケグミであることは、ほぼ間違いないでしょう。『ポケグミ疑惑』の真相は、99%ポケグミです。
残りの1%は、「食感」問題。なぜ本家ポケグミの方が歯ごたえがあり、無印良品グミの方が柔らかく感じるのか?
りんご味と同じように「マスカット味」についても比較しながら、食感を中心に確かめたいと思います。
マスカット味の原材料・アレルギー情報は、ポケグミも無印良品グミも同じです。
<マスカット味の原材料>
ポケグミ(マスカット味) | 水あめ(国内製造)、砂糖、濃縮マスカット果汁、ゼラチン、オブラートパウダー/ソルビトール、ゲル化剤(ペクチン)、香料、酸味料、乳化剤、着色料(紅花黄、クチナシ)、光沢剤 |
無印良品グミ(マスカット味) | 水あめ(国内製造)、砂糖、濃縮マスカット果汁、ゼラチン、オブラートパウダー/ソルビトール、ゲル化剤(ペクチン)、香料、酸味料、乳化剤、着色料(紅花黄、クチナシ)、光沢剤 |
<マスカット味のアレルギー情報>※アレルギー特定原材料等27品目中
ポケグミ(マスカット味) | 大豆・ゼラチン |
無印良品グミ(マスカット味) | 大豆・セラチン |
しかし!
ここでパッケージの裏面を見ていたら、気が付きました。
無印良品グミの賞味期限は、「2019.08.31」
ポケグミの賞味期限は、「2019.12.05」
だったのです。
食べてみると、味はまったく一緒。
でもやはり、無印良品グミの方が柔らかい。ポケグミの方が歯ごたえがあります。これは…
新鮮な(賞味期限が先の)方が、作りたてで歯ごたえがあるんだ!
という結論に至りました。
食感の違いは、製造日からの経過期間、あるいは製造されてからの保存環境などが影響しているようです。新鮮な方が作りたての食感に近い、と言えるでしょう。(当たり前か…)
無印良品グミの正体はポケグミ疑惑、まとめ
無印良品の果汁100%グミの正体は、春日井製菓の「ポケグミ」であることが分かりました。
無印良品グミは、1パック32gで多めの量、ジッパー付きのパッケージだから一時保管可能、数回に分けて食べるイメージです。一方で、ポケグミは食べ切りサイズ。中身は同じだけど、用途に合った方のパッケージを選んでいくと良さそうです。
食べられるお菓子の選択肢が少ない分、食べられる「グミ」の中で、選ぶ楽しさ・選べる嬉しさを知ってほしい。アレルギーがあるから「何を食べているのか」完全に把握したい。
そんな想いが「グミ・コレクション」に繋がり、気になるグミの分析に繋がりました。
正体が判明して、安心感アップ!
以上、グミ疑惑の検証結果でした。
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