子供のアレルギー対応のために、通院・食品・食生活など常に気を張っている親にとって、祖父母の何気ない言動にイラっとすることがあります。
私が今まで不快に感じた「祖父母のセリフ&行動」をピックアップしたいと思います。
アレルギーを理解していないお祖父ちゃん&お祖母ちゃんに届くか?
なぜ言われるとカチンとくるのか、イライラしながら書きました。
アレルギー「まだ治らないの?」
食物アレルギーは、治るものではありません。本人の成長や治療によって、症状が軽減することを目指すものです。
普通の人が、1食あるいは1日に摂取する量に対して、アレルギー症状がでなくなれば、「治った」ではなく「ゴール」と言えるでしょう。
アレルギーがほとんどない時代に育った祖父母が、それを知らなくて当たり前。
知らないなら、「治るか治らないか」「どれくらいで治るか」「どうしたら治るか」も知らないはず。
だから知りたいのか、聞きたいのか、意味もなく、何気なく、、、なのか?・・・は知らないけど、知らないなら、「治る」「治らない」を聞かないで下さい。
よく分からないなら尚更です。
「治らないか」を聞いてくる人は、何か他の持病を抱えている人にも「治らないの?」と聞くのかな?
自分が理解していない病気に対して、その本人or保護者に向かって、「まだ治らないの?」なんて、私なら絶対に言いません。
「一生、治らない病です。」
と答えれば、二度と聞いてこないのでしょうか。
食べられなくて「可哀想ね」
子供の前で、「かわいそう」と言わないで下さい。
幼いながら、子供自身がアレルギーを理解しようと、日々葛藤しています。
自分だけ、どうして食べられないのだろう?
自分だけ、どうしてメニューが違うんだろう?
このお菓子、どうして買っちゃいけなんだろう?
どうして?と思う度に、親に説明されてきました。
だから、
「ぼくはアレルギーだから、みんなと違うメニューだった」
「ぼくはアレルギーだから、みんなと違うテーブルだった」
「小麦が入っているから、食べられない」
と言えるまでに、成長しているんです。
それを食べられない事が「残念」だと思わないように、
「小麦より米粉で作った〇〇の方が美味しいよ。」
「お母さんが、米粉で作ってあげるから大丈夫だよ。」
「他のお店なら、食べられるから大丈夫だよ。」
とサラリと言って、食べられない事を「問題視していない」雰囲気を作って、過ごすようにしているんです。
そこにズケズケと「かわいそう」??
何が可哀想なんですか?
「食べると痒くなって呼吸ができなくなるケーキ」が食べられないこと、が可哀想なんですか?
あなたが「美味しいと思うケーキ」「食べたいケーキ」が食べられないから、可哀想と思うんでしょう?
もし本当に「可哀想」と思ったって、子供に向かって「かわいそう」と言うべきじゃないと思います。
可哀想だと言われることで、アレルギーが可哀想・自分は可哀想だと、子供が思ってしまうことが分からないのでしょうか?
子育て「楽になったでしょう?」
普段を知らない、孫の子育てについて、「大変でしょう?」と言われるなら理解できます。
「楽になったでしょう?」という投げかけは、今までの”大変さ”から比べると、今が楽になった事を知っている人が言うセリフです。
何も知らないのに、「楽になったでしょう?」と言うのは、間違っていると思います。言わないで下さい。
実際、楽なわけありません。
小麦・乳・ごま・くるみ(ナッツ類は負荷試験待ち)アレルギー対応メニューを毎朝・毎晩つくって、給食の献立チェックをして、旅行やレジャーでもアレルギー対応を意識して、それが「楽」ですか?
それをやった時に「楽だ」と言える人から、「楽になったでしょう?」と言われるなら、真摯に受け止めます。
でも、アレルギー対応の食生活が大変なことは、知りませんよね。(自閉症スペクトラム障害であることも知らないですよね。)
知らなくても良いんです。
でもなぜ、知らないのに「楽になったでしょう?」と言うのでしょうか。理解できません。
何も分からないなら、「大変でしょう?」と探るべきだと思います。
”食べられないケーキ”だけ買ってテーブルに広げる
祖父母は、「アレルギーだからケーキは食べられない」と伝えてあるのに、ケーキだけ買って、みんなが揃うとテーブルに広げます。
今年の帰省だけではない、毎回です。
息子が食べられるゼリーやお菓子など、他に何か代替えのデザートが買ってあるならまだしも、「食べられないケーキ」だけしか買っていません。
私は完全に食欲が出ず、でも食べないわけにもいかず、辛いです。
何を考えて、テーブルに広げているのでしょうか?
大人だけケーキを食べることを想像して、買って来ているのでしょうか?
息子(現在5歳)だけ皆が食べるのを見ていて、大人だけ食べるシーンを想像して、何とも思わないのでしょうか。
因みに、キッズは息子だけです。少子化で、息子には従兄弟・従姉妹がいません。
更に、祖母(私の義母)自身は、糖尿病でケーキを食べない。夫も糖質を気にして、1個を食べ切らず、半分残して、半分を私に食べさせます。
これには、夫に大きな責任があると思っています。
次回は、はっきり「ケーキは買わないで下さい。ゆきまるは、ケーキが食べられません。買うなら、私の分もいりません。」と伝えてもらいます。
息子が食べられないケーキが、たとえ私の大好物だったとしても、私は息子が食べられるゼリー類の方が嬉しいです。
息子が食べれないくらいなら買っておいてくれない方がマシです。
外食したいと言い、自分が食べたい物を中心に飲食店を選ぶ
祖父母は、アレルギーがある5歳児が、食べられるメニューがあるかどうかは全く気にしません。
みんなが集まる日には、普段行けない外食に行きたがります。
それでは、外食に行こうと決めると、自分が食べたい物・食べたくない物を中心に、飲食店を選びます。
少しでも「アレルギーっ子が、食べられるメニューはあるかしら?」と気に掛ける素振りがあれば、良いと思います。
アレルギーを理解しない祖父母のNG言動まとめ
かなり感情的になった部分がありますが、イライラする理由が伝わりましたでしょうか。
アレルギーっ子を育てる、普段の苦労を何も知らない祖父母に、久しぶりに会う機会が多い夏休みシーズン。
せっかく帰省して集合するなら、みんなが気持ちよく楽しく過ごしたいですよね。
発せられる言葉に関しては、コントロールできませんが、行動ならどうにかなると思います。
アレルギーを知らない世代に、嫁の立場ではあれこれ説明しにくいので、実の子である立場の人が、「やってほしくない事」をしっかり説明すればいいのかもしれません。
アレルギー事故を起こさないのはもちろんのこと、アレルギーで不快な思いをすることがない夏休みとなりますように!
義母は田舎のお年寄りくらいしか行かない診療所でずっと働いています。
私が義実家に付いて行かないので娘本人に、食べると痒くなってぶつぶつできちゃうから食べない、と言わせています。自己防衛が大切ですね。
>レオさん
コメントありがとうございます。
お母さん抜きで義実家に行くということですね!?
私は、まだ付いていかない勇気がないですが、
自分で言える娘さんはエライです。
息子も、保育園の給食でアレルゲン「ごま」が入っているのを自分で見つけ、
アレルギー事故に繋がらずに済みました。
結局、大切になってくるのは、自己防衛ですね。
こんばんは。
読んでて私も憤慨しそうになりました。
娘はナッツ類にアレルギーがあります。
夫も理解できないみたいで食べさせていればそのうち治る、とか本気で言っています(夫の両親もそう、ちなみに義母は看護師)。本人がナッツ類が入っている物は臭いで嫌がるので今のところ大丈夫ですが、知ろうとしないというのもこちらの神経を逆なでしますね。
>レオさん
コメントありがとうございます。
看護師さんが、その認識だと危ないかもしれません。
・食べさせ続けると、治るのではなく緩和されるだけ
・その食べるペースを少しでも落とすと、次に食べた時にアナフィラキシーショックに至り、死亡例もある
・務めている病院で、そういう話題にはなっていないのですか?
・アレルギー対応が遅れているんですね!
と指摘しては、いかがでしょう?
ナッツは微量でも、アレルギー症状が重い事例が多いので、十分に気を付けて下さいね。