息子は、ごまアレルギー。
私は、息子以外のゴマアレルギーの人を、実際に見たことがありません。
息子がなぜ、(珍しい)ゴマアレルギーになったのか?
心あたりは、私の妊娠~授乳時代です。
盲点だったアレルゲン「ごま」
「粉ミルク+麦茶」を飲んで、アナフィラキシーショックが起きた後、病院でのアレルギー血液検査の結果が分かりました。
「牛乳」が陽性だと想像できたのとは裏腹に、全く予期しなかったアレルゲンは「ゴマ」です。
私にとって、盲点でした。
妊娠中に大量摂取!ごま=アレルギーの発想もゼロ
「ごま」は、健康に良いという認識しかありませんでした。
私は、妊娠中から、「ごま」を大量に摂取していました。
それは出産して、母乳育児になってからも同じ。
ごまアレルギーが陽性だと分かった、あの血液検査の結果が判明した日の朝も、食パンにゴマペーストを塗って食べたところです。
「ごま」については、”健康に良い”という認識だけで、”アレルギー”と関連するとは微塵も思っていない妊婦でした。
「ごま」がアレルギー特定原材料として推奨項目に追加されたのは息子が産まれた年!
息子が産まれたのは、2013年。
アレルギー特定原材料の推奨項目に、「ごま」と「カシューナッツ」が追加されたのが2013年のことです。
そんな時代背景もあり、私の妊娠時代~授乳時代に至るまで、ごまアレルギーという存在すら、知りませんでした。
母乳で経皮感作か?食べすぎが影響した可能性!?ゴマアレルギーの原因
パンに、ゴマペーストを塗るだけではない。
私は、ゴマ信者のように、ハンバーグには大量の黒ゴマを入れて捏ね、「ゴマバーグ」と題して、夕食メニューの定番にしていました。
今思えば、本当に「大量摂取」なのです。
「母親が食べた食材と、母乳を飲む乳児のアレルギーは関係ない」という理論も一般的ですが、母親の体内で分解されたタンパク質が、母乳に入っている可能性は大いにあります。
アレルギーは、たんぱく質によって引き起こされる原理もまた、分かってきている事実です。
そして最近になって判明している、アレルギーの原因となる経皮感作。
これら3点の見解を合わせて考えると、息子のゴマアレルギーの原因は、私のゴマの過剰摂取に影響している…と言っていいのかもしれない。
私がゴマを食べ過ぎたことで、私の母乳には「ごまのアレルゲン(たんぱく質)」が含まれていた。
息子の肌は、アトピー性皮膚炎(アレルギー性皮膚炎)の影響で、いつもただれていた。頬もアゴも、いつも赤くジュクジュクしていた。
私の母乳を飲む時、息子のただれた皮膚に、ごまアレルゲン(たんぱく質)が入った母乳が付着しまくる。
そして、経皮感作。
ごまアレルゲンに対する抗体ができる。
これが、私が考える、息子のゴマアレルギーの原因です。
経口感作はなくても1品目の摂取量はほどほどに
最近では、肌の状態が悪いと、アレルゲンが付着した時に、抗体ができてしまうことが分かってきています。(=経皮感作)
母乳育児じゃないにしても、アトピー性皮膚炎など、お肌の状態が良くない乳児がいる環境で、ゴマの成分が大量に浮遊しているのも良いわけがない。
ゴマに限らず、たんぱく質の含有量が多い食品が、ただれたお肌に付着しないように、気を付けなくてはなりません。
そして、自分の健康のためにも、”1品目の大量摂取”自体が、良いわけがない。
1品目の摂取量はほどほどに。
多品目を適量に食べるのが、健康にもアレルギー対応としても良いのだと、実感しています。
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