息子はいったん興味を持ったことに、過剰なまでに熱中してしまう所がありました。
よく言えば熱心、研究肌。好きなことがあるのは良いことですが、そうじゃない事との差が激しくて…。
★当時はまだ『発達凸凹』という表現を知りませんでした。
興味があることが限定的で過剰に熱中…
息子は、小さい頃から「宇宙」が大好きでした。
地球、惑星、太陽系、星座、銀河、ブラックホール…3歳の時から、図鑑や動画から知識を得て、けっこう何でも知っています。
3歳時点で星座の名前だけでなく、星座を構成する1つ1つの星の名前を知っていたし、同じ図鑑を何度も読んで暗記するほどでした。
興味があることが限定的で、過剰に熱中している印象を受けました。
些細なことに固執、強くこだわる
好きなことに熱心で、興味があることに夢中になるのは、とても良いことです。
しかし、何だろう?
まだ幼いのに些細なことに固執して、強くこだわる様子には正直、違和感もありました。
例えば、オリオン座の一等星で有名なベテルギウス。
「ベテルギウス」と「ペテルギウス」はどっちが本当の名前なんだ!?と、私にとってもはどっちでも良い(というか、発音の違いや日本語カタカナに直した時の誤差レベルな)ことについて、固執されると結構困ります。
興味があることは質問攻め
興味がある事は、とことん質問攻め。
質問によって知識を吸収して、知識豊富になるのは良いのですが、納得できるまで質問攻めでした。
写真で見て、それが何なのか分かるまで、質問攻め。
まだ自分で字を見て読んで理解することが出来ない3~4歳時代は、とにかく質問攻撃が多かったです。
※漢字が読めるようになった小学生以降は、質問攻めは減少
呼びかけても聞こえない過集中
息子の本棚は図鑑だらけですが、何か気になって取り出した図鑑を読みふけっている時に、名前を呼んでも気が付かないことが多いです。
何かをしている時に、それを止めるように言うと癇癪を起す特性も目立った幼少期。
そもそも何かをしている最中は、過剰に集中している感じでした。
狭く深い知識が豊富
単語だけではなく意味や事象まで知っていたので、図鑑や動画の中身をきちんと理解していることは確かです。
息子が興味を持っていた「宇宙」で言うと、例えば星が最後には超新星爆発を起こすこと、岩石惑星の中心に核があること、隕石がぶつかってクレーターができる…等、3歳時点で知っていました。
それとは逆に、興味のない事には見向きもしない。
親としては幼いうちに広く浅い経験と知識を与え、そこから興味のある分野を自分で選んで深堀りして成長していく…みたいな過程を想像していましたが、最初から「狭く深く」という感じは少々心配です。
知りたい時に知れないと癇癪に…
興味をもったことに熱中するのは良いのです。
そこから派生する困り事が困りました。
過剰に熱中するから、おしまいの時間に終われなかったり、
些細な出来映えに強くこだわるから、なかなか次に進めなかったり、
知りたい時に知れないと、癇癪に繋がったり。
当時は、私自身がASD特性について理解も浅かったので、1つ1つの”困り事”に対して必死に対応する毎日でした。
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