「違い」に敏感、記憶力がよく見たことを動画シーンのように覚えている、セリフをそのまま覚えている…。
息子が3~4歳の頃、そういう特性が目に付いたのですが、年相応の記憶力(記憶の仕方?)とは少し違う感じがしました。
違いに敏感。行った先で前回との違いがすぐ分かる
過去に一度来たことがある場所に、再び訪れた時は、前回との違いにすぐ気が付くのですが…。
普通の人が記憶に留めるほどに至らない、本当に些細な風景というか些細な物について、その違いに気が付くのです。
以前は存在したもの・存在しなかったもの。例えば、自動販売機の飲料の羅列、壁のポスターの種類、壁の汚れ、など。
前に見た風景や状態について、イメージ画像のように鮮明に覚えていて、写真や動画を撮ったように脳に記憶されているのかな?と思ったくらいです。
とにかく「違い」に敏感で、すぐ気が付く子でした。
その場所で見たもの、起きたことをよく覚えている
前回見たこと聞いたことをよく覚えているからこそ、違いにも敏感だったのだと思いますが、この「記憶力の良さ」に驚かされることも多かったです。
自分が転んだ場所、転んだ理由、転んでどうなったのか。そういうケガやハプニングが伴う場合は印象的なので、珍しいことではないですよね。
そうじゃなくて、何気なくその場所で見たもの、さり気なく起きたこと、その時一緒にいた他の人は忘れているような些細なこと…を鮮明に覚えている記憶力が凄いなと思いました。
例えば、普段何気なく通る歩道に鳥のウンチが落ちていた、とか。
ウンチの色や大きさ、それを踏みそうになった父親、その時のリアクション、靴の種類など本当にシーンのように覚えていて。
それを他の人は覚えていないため、自分と同じように覚えてくれていないことに対して、怒ったり不機嫌になったりするのは困りました。
物の配置や置き場所の違いにすぐ気付く
前述の「違いに敏感」に通ずる記憶力は、毎日を過ごす自宅でも発揮。
家の中の物の配置は、よく記憶していて。
朝行く時にはなかった物が、帰宅した時に置いてあったり、物の位置が変わっているとすぐ気付きました。
その日に届いた宅急便の段ボールは、すぐ気が付いて見つけてしまうため、息子のプレゼント系の荷物が届いた時は特に、その段ボール姿が目に付かないようにする必要がありました。
言ったセリフをそのまま覚えている
私が説明したこと、教えたこと、何気なくつぶやいた独り言。テレビで誰かが言ったこと。
そういう、人のセリフをそのまま覚えていることも多かったです。
人が言った内容を覚えている子は多いと思いますが、息子の場合は言い回しそのものをそのまま覚えていて。
よく言えば「記憶力がいい」のですが、内容が伝わっていればいい場面で、その言い回し(セリフ)をそのままその通りにこだわられると、困りごとに繋がります。
シナリオを演じているわけではないので、極論その言い回しはどうでもよくて、その内容を汲み取ってくれていればいいのに。
その時の一語一句、そのまま思い出せないと様子がおかしくなることもありました。
過去の言い方(セリフ)が思い出せないと、「あれ?なんだっけ?」「どうやって言ったんだっけ?」と聞き返されることもあり、「え、忘れたよ」と答えるしかなくて…。これが不機嫌や情緒不安に繋がることもありました。
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