5歳から通い始めた療育。初回は苦戦しましたが、その後は比較的スムーズに通所できました。
不安や警戒心が強くて母子分離不安、慣れない環境・気持ちと行動の切り替えが苦手な子供が、なぜスムーズに療育通いができたのでしょうか?
嫌がる療育でも通えた方法をまとめました。
療育日の移動イメージを「視覚支援」しておく
「初めての療育」の段階から息子の不安軽減に注力してきましたが、療育前日/当日には必ず、その移動イメージについて視覚支援しました。
絵マップやミニカーを使って説明し、視覚情報としてイメージ。
息子が毎回、療育施設の送迎車が何色だったのか私に教えてくれた事からも、ミニカーによる視覚情報がインプットされていると分かりました。
「明日は療育」前夜の寝かしつけで”ゆっくり”説明
明日は「体操教室」だから、保育園に早めに行って、園庭でいっぱい遊んでから行けるようにしよう!
療育の日は、前日から心の準備。
就寝時間に向けてバタバタとしている時ではなく、”もう安心して眠るだけ”という落ち着いた気持ちの時に、言い聞かせます。
だいたいは就寝前のベッドに行ったタイミングでした。
・明日は、療育(体操教室)
・明日は、いつもより早く行く
ということを説明しました。
もう慣れたから大丈夫だろう…と思って、これを怠ると、当日の朝に「え!そうなの?」「え!聞いてない!」的な雰囲気になることがありました。
目的をスイッチ!「療育のため」ではなく「園庭で遊ぶため」
療育当日の朝は、息子と二人で「体操教室の前に(保育園の)園庭で遊ぼう!」という目標を立てて、行動します。
本当は「療育があるから早く行く」なのですが、それは息子にとって急ぐ理由にはならない。むしろ息子にとっては「療育があるから行きたくない」。
なので、療育日でも通園を促せる理由、それが「早く園庭で遊ぼう」です。
療育の日は、療育施設から迎えが来るまで、園庭で遊べます。園庭で30分ほど遊んでから療育施設に向かうことで、気持ちの切り替えが出来ているようです。
急げない、行動の切り替えが苦手、急かされると余計に遅くなる…という息子の場合、いつものように身支度していると園庭で遊ぶ時間が終わってしまいます。
だから療育の日は、急ぐ理由(目的)を建前でスイッチし、「療育のため」ではなく息子向けの目的「園庭で遊ぶため」に切り替えて、身支度を頑張ります。
母子分離不安でも「お母さんとバイバイ」できる唯一のタイミングを死守!
息子が「保育園に行きたくない」1番の理由は、お母さんがいないから。
だけど、”遊びたい気持ちで園庭に行き”、”担任の先生と手をつないでバイバイ”するパターンなら唯一、母子分離不安な息子が私とバイバイできます。
私とまだバイバイできていないタイミングで、療育施設の送迎車が来てしまうと、息子は私とバイバイできなくなります。
そのため療育の日は、療育施設の送迎車が来る前に、必ず私は保育園を後にしました。
「嫌がる療育」でも通えた時のパターンまとめ
嫌がる療育でもスムーズに療育施設に行けた時のことを振り返りました。
息子にとってのパターン(決まり事、ルーチン)を守ることで、本人が「嫌がる療育」でも通うことができました。
逆に言うと、このパターンが守れなかった時は「嫌がる療育」に行けない、ということです…。
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