うちの子を発達障害だと言った療育施設園長の話と違和感

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療育施設に通う他のお友達の保育園訪問のため、療育担当者が息子のクラスに来た時、(簡単に言うと)息子も発達障害だと名指しされました。

【療育への道の始まり】クラスに1割!?発達障害かもしれない子の分かれ道。親が認めることの意義

2018/11/19

息子と他の子、何が違ったのか-?

この謎を解くため、当の療育施設に直接出向き、話を聞いてきました。

療育施設を見学

他の子の保育園訪問の際、息子の様子を直接見たのは、この療育施設の療育責任者と園長先生の2人です。

療育責任者は不在だったため、療育施設で過ごす子供たちの様子を見学した後、園長先生から話しを聞くことにしました。

療育クラスでは、3歳~6歳くらいの幼児8名ほどが、15畳くらいの室内で遊んでいました。この時、保育園で息子と同じクラスのTくんもいました。この日は療育の日のようです。

Tくんは、保育園よりも療育クラスで遊んでいる方が、笑顔が多くて活発な感じがして、印象的でした。こっちの方が、遅いというだけで怒られることはなく、伸び伸びできるのでしょう。

息子にとっても、療育クラスで過ごす機会があった方が良いのだろうか。-まだ決断できません。

知的障害なしの「自閉スペクトラム症候群+ちょっとLD」

見学を終えて事務的な話も聞き、しばらくすると園長先生が登場。10分くらいの観察で息子を「発達障害」と見極めた人です。

療育園長
はっきり言っちゃいますけど、息子さん、たぶん自閉スペクトラム症候群、プラスちょっとLD。知的障害はない。5~7段階のレベルで表す段階でいうと、一番軽い「軽度」ですね。

随分はっきり物を言う園長先生でした。

私は、闇も病みも色々経験した40代で、打たれ強い方だから、ここで違和感を覚えつつも、聞きたい事を聞かねばならないミッションが脳を占めていました。なぜそう思ったのかを聞かなければ。

しかし、事実か否かは別として、そんな言い方されたら言葉も出なくなるお母さんもいるはず。療育施設に見学に来るということは、それだけで我が子の発達に悩み苦しんで、望みを託してここにやって来た保護者である可能性が高いと分かっているはず。

だからこそ、あえて情に流されず、あえてモノをはっきり言っているのか?真相はいかに、私が最初に違和感を覚えた場面です。

一方で、やはり・・・「うちの子は自閉スペクトラム症」と認識した瞬間です。再認識と言った方が近いかもしれません。

保育園訪問で見た特徴1.窓を見ながら体を動かす

はっきりモノを言う園長先生から、保育園で見た息子の特徴を聞き出していきます。

窓を見ていることが多いー。

療育園長
圧倒的に、窓を見ている時間が多いです。窓の外を見ながら、時々、身体をぴょん、ぴょん、という感じで上下に動かすのが、多動っぽくて気になったかな。窓から電車が見えるから、電車を見ているのかな?と思ってましたけど。

電車ブームは去ったから、恐らく「空」を見ているのだろう。グレーの雲だ、秋の雲だ、形が変わった、あ!飛行機雲!という思考回路で。体を上下に動かす?息子の多動性はそういう動きじゃなくて、気になる何かを手の甲で何度も触って確かめる感覚過敏性のものだから、単純に見えない何かを見ようとして上下に動いていただけだと思うけど-。@私の頭の中

確かに、窓の外はよく見ています。まさしく、先生のお話し中、上の空。

保育園訪問で見た特徴2.目から入る情報処理はすごい(視覚優位)

療育園長
ジェスチャーありで説明されている時は、比較的理解してます。言葉だけで全体に向かって指示されると、把握できていないパターンが多いです。でも皆が動き出したことを目で捉えると、周りをよく見て、よくマネて、集団には着いて行けている印象でした。目からすごく情報を得ていますね。

目から入る情報の処理は長けているー。

確かに、言葉だけで教えるより、再現ドラマのように実演すると、ものすごく理解します。

違和感1.LD(学習障害)?

国立リハビリテーションセンターが「発達障害情報・支援センター」のHPでまとめた情報によると、LD(学習障害)の特徴は、『「読む」「書く」「計算する」等の能力が、全体的な知的発達に比べて極端に苦手』であることー。

普段の生活や習い事の公文の様子を見る限り、息子のどの部分がLDの特徴に当てはまるのか、分かりませんでした。

もう少し詳しいチェック項目と照らし合わせれば、見えてくるのかもしれません。しかし少なくとも、保育園生活の10分程度を見ただけで「プラスLDの特徴」と明言されるほど、明確な特徴は思い当たりません。

違和感2.学区内・徒歩圏内の小学校を諦める?

療育園長
集団に着いて行けているので、ちょっとしたサポートがあれば十分「普通級」でやっていけるでしょう。しかし徒歩圏内の小学校(=実際は実名)は、どこもマンモス校で、発達支援サポートが機能していないも同然。近辺の小学校を選択するのは厳しいと、考えた方が良いでしょう。今のうちから諦めた方が賢明です。

この少子化時代においても、この辺りの小学校はどこもマンモス校です。子供が溢れ、小学校が新設されるも溢れ、地域では大きな問題になっています。

子供が溢れている通学圏の小学校が、色々なことに追われ、小さなケアが行き渡らない状況なのは理解できますが、この時点で諦めるって…。

療育園長
もっと小規模でケアが行き届いた学校を選んだ方が、お子さんのため。マンモス校で健常児でも困っている現状だし、学級崩壊している所に行っても、とまどうばかりだと思います。受給証が交付されれば、公立校でも学区関係なく、学区外の小学校を選択できますから。

息子が過ごしやすい小学校、というのはもちろん目指すところ。

しかし、そのマンモス校の前を通るたびに、「小学生になったら、ここに行くんだよ!」と嬉しそうに話す息子をどうすれば?

両隣に住む1つ年上のお兄ちゃんたちが、そのマンモス校に通っているのに、息子だけ車送迎や電車通学で違う小学校?

療育も就学トレーニングも始めていないのに、この年中時代の時点で、行くはずだった小学校を諦める?

親のエゴだと言われても、今の段階で学区指定の小学校への就学を諦めることはできません。



既に違和感はありましたが、この日は、私一人でした。

次回は息子を連れて、療育クラスで過ごす時間を実際に体験してみることにしました。「ここで頑張ろう!」と思える何かがあるか、探すために。


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