寝ない子・繊細な子の育児に苦労していたものの、私は何も知りませんでした。
保育園で「専門機関で診てもらった方がいい」と指摘された時も、発達凸凹という言葉をしらず、凸凹を「凹凸(おうとつ)」と読んでいたくらい恥ずかしいものでした…。
「発達凸凹」という表現を知った
幼児発達支援センターでカウンセリングを受けた時、「発達凸凹」という言葉を知りました。
この時はSNSもやっておらず、必要な情報を知るためのキーワードも知らず、特別支援についても無知。
「発達凸凹」というキーワードを知ってから、自分でも色々調べて、必要な情報に近づけるようになりました。
特性を”治す”のではなく、特性があっても理解やサポートによって過度なストレスなく、楽しく集団生活を送れるように工夫することが重要…という学びに繋がる”きっかけワード”でもありました。
「発達に凸凹がある」ということ

得意な何かはすごく出来て、誰もができる何かは出来ない。
何かが上手で、何かが下手。
発達に偏りがあり、発達に凸凹が目立つ子。
幼児発達支援センターのカウンセラーから「発達凸凹」について教わりました。
これ以来、私自身も「発達凸凹」という表現をよく使うようになりました。
息子も「発達に凸凹がある子」の1人なんだと思えただけで、腑に落ちたというか、安心できたというか、今までの謎が解けてスッキリした気持ちがありました。
集団生活の全てに個別サポートが必要、というわけではない
発達に凸凹があるからと言って、完全に個別指導が必要というわけではない。
皆と一緒に集団生活を送る中で、全てに個別サポートが必要かと言うと、そうではない。
特性を理解して、必要なサポートを見極める必要がある。
サポートする側の工夫が重要になってくる。
さてここで、めちゃくちゃ大事なことを学びました!
発達凸凹の特性を理解して「必要なサポートを見極める」
誰かが「必要なサポートをする」ということは、どんなサポートが必要なのか誰かが見極めなければなりません。
それはきっと特性を理解した人なんだろうし、まずは私(母親)なんだろうと思いました。
どんなサポートをすればスムーズにいくのか、見極め続ける毎日になりそう。
発達凸凹ある本人だけでなく全体がスムーズに回る環境を
発達凸凹の特性を理解→必要なサポートを見極める→サポートする側が工夫する、という流れはイメージできたけど…
集団生活(この時は保育園)でサポートするのは私ではなく先生たち。どうやって集団生活に繋げればいいのだろう?
カウンセラーからは、「サポートされてストレスなく」という話は、発達凸凹のある本人だけが「支援されて楽をする」という意味ではないと教わりました。
集団生活を考えた時に、「本人が快適に過ごせるように」とまずは考えますが、本人以外の周囲の人(先生、友達)にとっても快適で、全体がスムーズに回る環境が理想だと。
発達凸凹の特性を理解→サポート(工夫)→集団行動に繋げるには?
例えば、全体指示が苦手でも、理解できる指示を受けた時には、皆と一緒に行動ができる。
そうなった時に、指示する側が「こういう指示(工夫)なら、あの子はできる」と気が付く。
全体指示が苦手でも、一部の個別サポートがあれば全体行動に参加できる、と見極められる。
さらに、個別サポートがなくても行動できる場面では、個別サポートは不要、と見極める。
…というように、
発達凸凹ある子の特性を理解・共有 → うまくいった時の”サポートする側”の対応も見極めていく。
そして集団行動に乗っていく、全体が上手く回って行く、と繋げるそうです。
個別サポートありきな状態がつづく、悪循環を断ち切れ!
逆に、発達凸凹ある子の特性が理解できず(されず)、サポートが後手後手になると、個別サポートが必要な状態が延々に続くそうです。
ということは、もちろん本人のためにもならないし、現場の周囲(先生、保育園、学校)にとっても個別サポートという負担がずっと続くことになります。
そのような悪いスパイラル、悪循環は断ち切らなければなりません。
発達凸凹について何も知らなかった私ですが、何となく方向性が見えてきました。
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