感覚統合の問題?ブロック遊びが得意なのに保育園で「できない」と指摘!

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息子はブロックが得意で、小さい時からブロックで遊んでいました。

自分が表現したい物をレゴブロックで作ったり、試作を重ねてクオリティを高めたり。

それなのに、ある日「ブロックができない」と指摘されたらどう思いますか?

息子は保育園で、「ブロック遊びが上手くできない」と指摘されたことがありました。

「ブロックができない」と思われる”きっかけ”は、上手くいかない時の癇癪

先生
ゆきまるくん、ブロックは、あまりやらないんですか?

また来たか!

「シール遊び」と同じように「ブロック遊び」でも、自宅ではできるはずなのに「保育園でできない」という指摘を受けました。

感覚統合の問題?できるのに保育園で”できない”と指摘された「シール貼り」遊び

2020/11/05

息子は、1歳頃からブロックで遊んでいます。家には、レゴ・デュプロ(みどりのコンテナ)もあるし、追加で別のボックスも買いました。

※「レゴ・デュプロ」は、小さな子供向けのレゴブロックです。

息子がブロックで遊んでいるのを見て、「ブロックができない」なんて思ったことはありません。

先生は息子のどんな動作を見て「ブロックができない」と思うんだろう?

先生はどうして、息子が「ブロックができない」と気が付いたんだろう?

そんな疑問が先立ち、先生に直接聞いてみると、シチュエーションは理解できました。

息子のブロック遊び@保育園
・ブロック同士を縦に「はめる」ができない。
・できなくて「ギャー」っと癇癪を起こすことが多い。

保育園では、ブロック同士が上手くはまらないと、力任せにグイっと押し、ブロックがガチャっとずれて、ギャー(泣)と癇癪を起こしていたようです。

これが目立って、先生の目に留まり、「ブロックが上手くできない」という指摘に繋がりました。

無心に感覚で「はめる」ことが出来ない!家とは違う保育園のブロック

息子にとって、感情コントロールは課題です。(昔も今もこれからも)

上手くいかなくて癇癪を起こす経緯は理解できたし、上手くできない時でも癇癪を起こさないように訓練が必要なのも分かりました。

でも、なぜ「ブロック同士を縦にはめこむ」が出来ないと指摘!?

確かにブロックは、互いの凸凹が噛み合わないとはまらないし、噛み合った所で程良く力を入れないとくっつかない。

だけど、家では出来ています。

無心に、縦にどんどん積み重ねて、ブロックをくっつけています。

それが長くなり過ぎて、倒れたり折れたりして癇癪を起こすことはありますが、「はめる」ことが出来ないとは、どういうことでしょう。

無心に?

そうか、息子はブロックをはめる技術ではなく、ただ感覚ではめているんだ。

私はここでようやく、「息子はブロックが”はまる”感覚やタイミングをマスターしているわけではなく、適当な感覚ではめているんだ…」と気が付きました。

保育園で使われているブロックは、自宅のブロックと種類が違います。

息子が「適当な感覚」ではめることができない、別の種類のブロックでした。

これで気付くの遅れた!無意識に親が「やってあげていた」こと

それが分かった後は、更にハッと気が付いたことがありました。

息子がブロック遊びで、ブロック同士をはめ続けている時、途中で「やって」と言ってブロックを差し出すことがあります。

その時、私はいつも、無意識でブロックを受取り、ブロック同士をくっつけてあげてから、息子に手渡していました。

息子は、適当な感覚でブロック同士をはめて、上手くできないと私に渡し、はめてもらったブロックを受け取る…というルーチンを覚えてしまっていました。

ブロック遊びの手順を誤学習していたのです。

なぜブロックが上手くはまらないのか。これを教えないと!

…と気が付きました。

ブロックをはめる工程は「作業の順番」「感覚」「力加減」が超重要!

息子には、ブロックのはめ方について、必要な作業の「ステップ」を意識して教えました。

ブロックの角度を合わせる。
ブロック同士の凸凹が合う”感じ”を探す。
”合ったかも”と思ったタイミングで押す。

この「押す」感覚は、重要です。

闇雲に力任せではなく、優しい気持ちで「ギュゥ~」っと押し込む感覚。

言葉だけではなく、息子の両手を持ちながら実演しました。

感覚が伝わったら、「ブロックをはめる作業」に必要な動作と順番について、もう一度、言葉で説明しました。

イメージや感覚が何となく分かったタイミングで、「1.角度を合わせる」「2.優しくギュッと押す」というように、”順番”も明確に伝えました。

これで「ブロックのはめ方」をかなり理解したようです。

感覚統合の発達が遅い子なのかも…「ブロック遊び」でも分かったこと

今回の「ブロック遊び」でも実感しましたが、息子は「複数の動作から成り立っていて、動作ごとに色々な感覚や力を使うもの」が苦手です。

「回す」「押す」「引っ張る」など1つ1つの動作はできるのに、それが一連の動作として繋がることで成り立つ運動や遊びは、できないことが多いです。

ブロック遊びでも、はめる動作自体はできるのに、「はまりそうな角度を探す」「その角度の時に押し込む」と複数のステップと感覚が必要になると、それを上手く統合できませんでした。

私との練習前に息子ができていたのは、一般的な「ブロックをはめる動作」ではなく、「同じ向きにしてギュッと押すだけで、たまたま”はまる”ブロック」だったのかもしれません。

そんな時、あえて1つ1つの動作に分解してから、1つの動作に使う感覚や力加減を説明すると、すぐに上達しました。

私が感覚統合(複数の色々な感覚を統合する機能)について知るのは、もう少し後のことです。

感覚統合は、一般的には無意識のうちに成長していく機能らしいです。

でも、息子の場合はこの発達(成長)がゆっくりなので、意識的に動作や感覚を整理してあげると、成果を上げています。

そんな成果を見ると、動作のステップを分けて、1つ1つ言葉や実演で教えていく方法は効果あり!だと思いました。


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発達が気になる子には、一度「感覚統合」を知るのがお勧めです。

息子の場合は、苦手なことを切り出して、そこを補うために工夫してあげると、うまくいくことが多いです。

息子が自宅で使っていたのは、レゴ デュプロ「みどりのコンテナ」です。

男の子には、「車」が入っているタイプがお勧めでした。

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