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今年で4回目。保育園の「保育参加」を経験しました。
発達凸凹、自閉症スペクトラム傾向にある息子の成長ぶりや問題点は、保育参加1日にして語ることはできません。しかし、同じクラスの子供たちの成長は確実なものでした。
4歳児クラスの保育参加で、目の当たりにしたことをまとめます。
「保育参加」のねらい|「保育参観」との違い
「保育参加」とは-?
「保育参観」は、保育園に行って様子を観覧するイメージです。
保育園児を「参観する」って難しいです。自分のお母さんやお父さんを見ると、我に返って泣いたり、抱っこをせがんだり、くっついて離れなかったり…。そうなると、いつもの保育園生活、いつもの様子を見せることができません。
私の友人は「保育園の掃除のオバサンに変装して参観した。」と言っていました。
「保育参加」は、保育に参加しながら様子を知る、参加型のイベントです。
だから、動きやすい服装は必須!
教室内のワークでは丸付けを手伝い、園庭遊びでは一緒に砂まみれになって遊びます。給食タイムでは、一緒に食べながら団らんします。
「保育参観」と「保育参加」どちらとも、普段の保育園生活を保護者にみてもらう事が一番のねらいです。それに加えて、保育園独自の工夫やねらいがあって、成り立っています。
息子の保育園は、実にユニーク。
保護者に特技があるならば、先生となって子供たちにお手本を見せて、一緒に楽しみます。お父さんの中には、鉄棒を披露した元体操選手もいたそう!
この保育園の「保育参加」のもう1つの狙いは、
『プラスの言葉をシャワーのごとく子供たちに降り注ぐ。』
です。
1.鉛筆を使って字が書ける
「朝の会」が終わると、午前中のプログラムが始まりました。
この日は、「ワーク」と呼ばれるデスクワーク。1年前は、線や形をなぞる練習帳を使っていましたが、今年は「ひらがな」を書く練習帳を使います。
先生が説明している間は、集中できずに手元の鉛筆で遊んだり、紙にいたずら書きをしてしまう子がちらほら。(もちろん息子もなんか書いていた。)
それはともかく、みんな、なぞるのが上手になっていました。
鉛筆の筆圧はそれぞれでしたが、鉛筆を使って上手にお手本をなぞり、お手本をマネて上手に「こ」と「い」を書いていました。
2.鉄棒の男女差がすごい!
この日、一番びっくりしたのが、鉄棒の男女差です。
園庭に出て、先生に言われたところに並ぶ・・・。みんな、とてもスムーズにできるようになりました。
鉄棒の前に並び、順番に鉄棒をやるようです。1列目は女の子、2列目は男の子。女の子から順番に2人ずつ、前回りをします。
先生が補助について、「つばめ」のポーズをするためにジャンプを手伝い、くるんと回るのを支えるのですが、ほとんどの女の子がちょっとした支えやサポートだけで、自分で回ることができました。
鉄棒にぶら下がるだけで真っ赤な顔をして、泣きそうだった小さな子供だったのに、みんな大きくなったな~。しみじみ感じました。
次は、男の子の番。息子よ、みんなの後に続け・・・
・・・あれ?
最初の男の子、次の男の子、その次の男の子も・・・。さっきの女の子たちと全然違う!
明らかに違うんです。「つばめ」ポーズをするために必要な先生の力具合も、回るのを手伝ってあげる労力も、危なっかしい着地を支える様子も、全く違います。まるで1歳年下のクラスを見ているよう!
小学生までは女の子の方が成長は早いと言いますが、そんな傾向は、4歳児クラスの運動能力からも早速現れていました。
出来る男の子は、出来る女の子よりも、身軽で素早い。そんな傾向もありました。
3.初めての絵本も理解する
先生が給食の準備をしている間は、子供たちに絵本を読んであげる時間です。
衛生面を配慮してか、何か決まりがあるのか?保護者は、配膳を手伝わなくて良いとのこと。
給食前の絵本タイムは、毎年恒例。なんでも良いので、自宅にある絵本を1冊持参します。
去年読んだのは、「どんぐりころころ」。
どんぐりころころ おやまへかえるだいさくせん [ 杉山佳奈代 ] 価格:1,296円 |
今年は、「どの絵本がいい?」
事前に、息子に聞きました。
息子の言う「きのこの本」は、小学館の図鑑NEO「きのこ」のことです。
約160ページ、重さ10kg超え、ストーリーなし、図鑑そのもの。
とても、給食前の数分間に、20人を超える4~5歳児に読むことはできない…。
結局、今回読んだのは、「はみがきれっしゃしゅっぱつしんこう!」
クラスの皆に、「はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!」を読んであげると、想像以上に食いついていました。歯に詰まった食べカスが、どんどんキレイになっていく様子を見て、嬉しそう!
シーンとしてただ聞いているのではなく、ページをめくる度にそれぞれの反応をする様子に、成長を感じました。
4.給食を食べるスピードが早くなった
去年3歳児クラスの保育参加で目の当たりにしたことを書くとしたら、1つは「給食を食べるのが遅い」です。
「早く食べて」「ご飯が残ってる」「ちゃんと時計見てね」「もうすぐ時間だよ」etc…。去年の給食タイムは、先生からの「早く食べろ攻撃」が目立っていました。
それがどうでしょう。今年は、先生が一言も「早くして」ニュアンスの言葉を発していませんでした。発する必要ないんです。
みんなテキパキ食べて、どんどん食べて、おしゃべりしながらも食べて、モグモグ食べて、早い早い。去年、なかなか白米を食べきることができず、いつまでも口の中でもぐもぐしていたお友達も、今年はすばやく白米完食!
みんな食べるのが早くなりました。
5.「おかわりルール」も完璧
そして給食タイムで分かる成長、もう1つは、「おかわりルール」が全員に身に付いていること。
息子は去年3歳の時、おかわりをしにお茶碗を持って先生の所へ行ったのに、何か注意されて舞い戻ってきました。ご飯粒が残っていたのです。
おかわりは、全部ピッカンしてから
これがルール。
全部完食、お皿はピカピカ。この状態になって初めて、おかわりができるのです。おかずの汁も飲み干し、ご飯は一粒残らず食べる-。
私の隣で完食した息子が、席を立ち、ゆかりご飯のおかわりをしました。出直すことなく、おかわりが盛られていました。
他にも、注意されて舞い戻る子供は一人もおらず、おかわりに立つ子のお皿は、ピッカピカの空っぽでした。
保育参加で分かること-
「保育参加」は、自分の子供の様子はもちろん、分かることがたくさんあります。
- 他の子の様子、それぞれの特徴
- 保育士(先生)の様子、行動
- 指示の内容、言いっぷり具合
- 毎日のルール
など
毎日のお迎えの時に、教室の中まで入るので、教室の雰囲気・飾ってある制作物・トイレの様子など固定的なものは見ることができます。しかし、みんなが揃ってこそ分かる集団生活での様子は、保育参加でこそ見ることができました。
私の印象は、毎年同じ。「けっこう慌ただしいな。」です。
数十分ごとに移動あり次の準備あり、という感じなので、のんびり屋の発達凸凹(行動の切り替えが極度に苦手)な子には、試練の毎日だと分かります。
でも、成長していることも分かったよ!
「保育参加」では、朝から給食が終わるまでの時間を一緒に過ごしました。