療育への道。発達障害(軽度ASD:自閉症スペクトラム)傾向5歳児、発達支援の進め方

 初めての療育施設見学で、多くの違和感を覚えました。このまま入園しても悪い予感しかしない、母の直感。

療育施設の見学と体験|自閉症スペクトラム傾向の子が療育プログラムに参加して分かったこと

2018/12/10

 ここで一旦立ち止まり、発達支援センターのカウンセラーに相談しようと、約半年ぶりに連絡を取りました。初めて訪れた時から、たくさんのアドバイスを受け、たくさん救われた自治体管轄のスクールカウンセラーです。

初めて発達支援センターへ!発達障害かもしれない「育てにくい子」の特徴を伝えてみた~3歳後半で目立った4つのこと~

2018/09/25

 今回も多くのアドバイスを受けました。見えてきた、自閉症スペクトラム傾向にある息子の発達支援の進め方。カウンセラーのアドバイスと共に、まとめました。

所属意識が芽生えた5歳

 民間療育施設の見学をして、療育を始める準備をし始めたさなか、息子は5歳になりました。そして急に芽生えた、保育園への所属意識。

 週に一度、療育施設に通うことを見越して、それをちょっと匂わすと、「嫌だ、他のガッコウは行かない、ゆきまるのガッコウは〇〇(=保育園の実名)だけ!」と言うようになりました。

 私自身も、息子の保育園への「所属意識」に、共感するものがありました。
 週に一度とはいえ、丸1日を保育園以外の他の施設で過ごすことについて、今の息子からはイメージできませんでした。保育園生活の中で一番嫌がっているお昼寝、皆とは違うアレルギー対応給食…。これを別の施設で今更慣らすことを考えると、更になんか違う気がしていたのです。

療育ではなく放課後等デイサービス

 息子の「所属意識」と私の違和感について、スクールカウンセラーに話しました。

-保育園に行くのを嫌がらず、所属意識があるなら、そこから引き離すような印象を与えるのはマイナスでしかない。

-丸1日を別の場所で過ごす療育ではなく、平日夕方や土日を利用した放課後等デイサービスの方が適している。

 というアドバイスを受けました。
 私がモヤモヤしてた部分が、早くも整理できた瞬間です。

 因みに、息子は保育園を行くのを嫌がらないわけではありません。しかし、半年前に比べて格段にスムーズに、玄関に行き→靴を履き→車に乗り→保育園に向かうようになりました。
※自宅での工夫アイテムや方法は別の機会で!

 それから私は、「療育」と「放課後等デイサービス」の違いが分かっていませんでした。放課後や休日を利用して、生活能力向上のために訓練する私のイメージは、まさに「放課後等デイサービス」の方でした。


療育プログラムは個人に合ったものを選ぶ

-できない事がたくさんあるわけじゃない、発達が凸凹しているだけだから、予め用意された療育プログラムを順番にこなしていくような必要性は、全くない。

-就学に向けて必要なことに着目して。どうしていいか分からない時(= 癇癪を起こしてしまうような場面で)、言葉にして相手に伝えていく練習など、苦手なことだけを訓練してくれる所を選べばいいと思う。

見学の時に、着目すること・質問すること・確認することが見えてきました。


見学は、実際に通う「曜日・時間帯」を意識する

 一緒に過ごす友達によって、同じ施設・同じプログラムでも、かなり雰囲気が変わります。実際に通える曜日や時間帯を選んで、見学することを勧められました。

…確かに、発狂するお友達がたくさんいた場合、息子は耳をふさいで動かなくなってしまうだろうし、ひたすら塗り絵を続けるお友達がいっぱいいれば、息子もひたすらマーブル模様を作り出すだろう。

 自分の予定に合わせて見学日を決めるのではなく、実際に通う曜日&時間帯を意識して、見学&体験を予約しなければ。

小学校入学と放課後等デイサービス開始のタイミングは必ずずらす

-就学トレーニングが念頭にあるから、入学までに間に合わせようとして急いでしまいがちだけど、放課後等デイサービスの開始を急がなくてもいい。

-放課後等デイサービスは、小学校に入ってからも続けられる場所。むしろ小学生になっても、苦手な部分の練習を続けるという意気込みでいい。

-やってはいけないのは、小学校入学と放課後等デイサービスのスタートが重なってしまうということ。

-小学校入学で激しい環境の変化にさらされる発達凸凹くんは、新しい小学校生活に慣れることで精一杯。新しく始めることが絶対に重ならないようにして。

-放課後等デイサービスの見学や選定に時間がかかり、小学校入学のタイミングと重なりそうになったら、無理せず放課後デイの始まりを遅らせればいい。

 年長時代(保育園の5歳児クラス・幼稚園の年長クラス)のうちに、放課後等デイサービスで訓練し、成果をモノにしなければならないと思っていた私にとって、張り詰めていた気持ちが少し緩み、少し楽になれたアドバイスでした。

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学区内の小学校を目指す

 初めて見学した療育施設の園長先生には、「学区内の小学校は諦めろ」と言われ、目の前が真っ暗(は大袈裟だけど崖に立たされた気分)でしたが、スクールカウンセラーには「その逆だ」と言われました。

-確かに、受給証を取得して療育プログラムに参加しているような子供たちは、学区外の小学校を選択する余地もありますが、それは理由があって仕方なく選択する事例。

-学区の小学校には必要な支援サポートがない、サポートできる先生がいない等の理由で、学校側(市町村側)を含めて決めること。入学前から諦めて、学区外の小学校を探す方が違和感あり。

-市としては、できる限り学区の小学校に通って、その小学校で必要なサポートを受けられるように支援していく姿勢。

-就学相談において、学区の小学校にどんなサポートがあり、その子にはどんなサポートが必要になってくるのか、教えてくれるはず。

 学区の小学校の前を通る時、「(自分の)小学校だ!(自分は)ここに行くんだよ!」と嬉しそうに教えてくれる息子の姿を思い出しました。
「そうだね。楽しみだね。」と答えている自分の言葉が、嘘になるかもしれない…と、少し後ろめたかった気持ちが、これで無くなりそうです。

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就学相談の波に乗ること!

 年長(保育園最後の学年)になると、就学相談が始まります。幼児発達支援として数々のアドバイスをしてくれた、この幼児発達支援センターとは管轄が全く異なり、就学相談の管轄は、一気に(堅苦しい印象を持ってしまう)教育委員会の指導課になります。

 この時、就学相談の波に乗るには、保護者が直接、相談を求める連絡を入れる-。これが必須だと言うのです。

 就学相談の波に乗れば、学区(対象)の小学校と連携を取り、その小学校に足りないサポートを追加/調整して、その子が該当小学校に入学するまでに体制を整え、その道を歩んでいける、と言うのです。

 逆に言えば、親が何も知らず何もせず、4月になって入学を迎えた子供は、教育支援が必要かもしれないのに、何もサポートされない結果になる-。それを少しでも避けるために、年長クラスで実施される「就学に向けた健康診断」において、保護者にヒアリングしている、とのこと。

 「必ず、就学サポートの波に乗って。」
 念を押されました。(教育委員会指導課のフロアの場所まで、教えてくれた…。)

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放課後等デイサービス見学と書類準備は並行して進める

 放課後等デイサービスなどの福祉サービスを利用する場合、自治体から発行される「受給者証」が必要です。

 私の住む市町村では、受給者証を発行するために、以下2つの書類が必要です。
1.医師の意見書または診断書
2.サービス等の利用計画書

 実は今回、「療育への道」で一旦足を止めたキッカケは、この書類を揃える所で固まってしまったからでした。市役所に連絡して、記入する書類フォーマットを入手したものの、素人が自分で揃えるには確定申告なみに集中力がいる!

「放課後等デイサービスを見学、選定していくのに時間がかかると思います。通う施設が決まってから、書類の準備を始めると、書類のせいで開始時期が遅れてしまうから、書類準備は見学と並行して進めて大丈夫ですよ。『受給者証』が必要になるのは、どの施設に行っても同じですから。」

 なるほど、少しずつ進めて良いことが分かりました。

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 発達支援センターに相談に来て良かったです。自閉症スペクトラム傾向、発達に凸凹がある、こだわりの強い子、息子5歳。あと1年と数か月先には、小学校入学が待っています。就学サポートの進め方が分かりました。

 あ!初めて見学した療育施設に、キャンセルの連絡をしておかなくちゃ!


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