「育てにくい子」が「発達障害かも」になった時。保育園から指摘された意外な特徴(3歳)

息子は、赤ちゃんの頃から寝ない子、こだわりが強い子。特徴を調べると、いわゆる「育てにくい子」。発達障害とは別のものだと思っていました。しかし・・・。

実際に、「それ」を指摘された時の記録です。

うちの子が「発達障害」?

実際に、「発達障害なのでは?」という事を遠回しに指摘された時、最初にこみ上げてきたのは、ショックより怒り。

しかし、「発達障害かもしれない」という事を受け入れ、物事が好転し始めたのも、ほぼ同時でした。

始まりは保育園の保護者面談

息子が通う保育園では、年に一度、「保育参加」という行事があります。保育園で過ごす様子を観察しながら一緒に過ごします。

保育園1歳児クラスの「保育参加」で分かったこと。できた、できない、みんなと比較。

2018/11/12

最後に個室で「保護者面談」があります。担任の先生(+主任)と保護者が、唯一きちんと向き合って話せる場です。

息子は、1歳児クラスから通っているので、これで3回目。3歳児クラス(幼稚園でいう年少クラス)の保育参加後に、保護者面談に参加しました。

アレルギー以外の問題?それって…

「普段、何か気になることはないですか?」と、主任に切り出されました。

息子は、小麦・乳・ゴマ・ナッツアレルギー。この時、保育園における一番の心配ごとは、アレルギー問題でした。

保育園を行く朝は嫌がって大変ですが、保育園に行ってしまえば楽しく過ごしているようだったからです。保育園に行く前の、朝の身支度もひじょ~うに大変ですが、それは保育園の問題ではなく、個人の問題(急ぐのが苦手な子、ゆっくりした子)だと割り切っていたからです。

だから、アレルギーに関することを中心に答えました。

  • 給食の時の席が、みんなと離れて一人の時があるから、もう少しみんなの近くに寄れないか?
  • 給食当番、クッキング当番、小麦ねんど作りなど、アレルギー児には不安なイベント予定があるが、参加できるか?
  • 未だに毎日、通園を嫌がっている。お友達とトラブルはないか?

面談時間は、10分間。時間がないので、保育園生活で気になる点を一気に述べました。

すると、アレルギーに関する心配毎は、意外とさっぱり。

主任
安全第一だから、今の年齢で、一緒のテーブルにして皆と席を近づけるのは難しいけど、代替メニューじゃない日は、テーブルの端っこじゃなくて、お友達とお友達の間にしてあげる工夫は、今からできるかもしれませんねー。
主任
イベントは、皆が参加できる内容を毎回考えるので、大丈夫ですよ。

と、淡々と答えてくれました。しかし…。

主任
アレルギー以外で困っていることはないですか?

と、切り出されたのです。

専門機関!?驚きの指摘

この時点で、何を根拠にされたのかは分かりませんが、ピンときました。
アレルギー以外で、息子が、何か、保育園生活で問題があることがあるんだ…、と。

お友達とケンカしちゃうのか?行動が遅いからか?

主任
専門機関で、一度、診てもらった方が良いと思うんです。

・・・固まりました。

専門機関?何それ?どこそれ??・・・思考がぐるぐるして、頭の中は、無言パニック状態だったと思います。

しかし、「息子は普通じゃない」という事を、遠回しに言われた事は、すぐに理解していました。

言葉が出てこない私に気が付いている主任が、担任の先生に合図。担任の先生の腕を、横からツンツンと突いて、何かを発言するように促しました。

発達障害かもしれない特徴1.質問を反復する

担任
質問を反復するんですよ…。

そんなバカな!と思いました。

自宅では、質問した事をきちんと理解して、きちんと回答します。質問を理解できずに、オウム返しなんて、とんでもない!

息子は、担任の先生がずっと怖くて、前から「怖いからイヤだ。」と言っていました。だから、怒りながら質問されると、萎縮してしまって、何も考えられなくなり、質問が耳に入らず、とりあえず怖いから、『言われた事(そのもの)を言ってしまっている』だけだ、と思いました。

「絵を描いて」と言われて『え』を書いたり、言葉をオウム返ししたりする発達障害児の事例は、この時、私も知っていました。

だから余計に、”発達障害の特徴があるんです。”と言われている事が分かり、心の中で、強く否定していました。だって、家では、質問のオウム返しなんてしませんから!

例えば、どういう時ですか?

やっと質問できた時の自分の口調は、もはや記憶にありません。

担任
お昼寝でおねしょした時、着替えるからすぐ教えてと言ってあるのに、すぐ教えてくれない時に、「なんで、すぐ教えてくれないの!?おねしょしたら、どうするんだっけ?」と聞くと、「どうするんだっけ。」って言うんです。

この時に思い出すことはできなかったのですが、後になって考えると、自宅でも数回だけ、私の言葉をオウム返し(反復)したことがあります。

すごく強く怒って、怒鳴って、叱って、まくし立てて、最後に「じゃあ、どうすんの!!??」と投げかけた時。
教えた事(=怒鳴った内容)が分かっているか、試した時。

息子は、「…どうすんの」って、小さなか細い声で、つぶやいたのです。

威圧的に怒鳴って怒った時に、言葉のオウム返しは、自宅でも起こっていたのです。

それも、保育園での「オウム返し」と酷似すぎる状況で。

発達障害かもしれない特徴2.先生の指示が理解できない

主任
あと、指示が理解できていないんでしょ?
担任
はい。次にすることを指示出しするんですが、理解できていなくて、他のお友達のマネをしたり、後からもう一度教えてあげないと分からないことが多いです。
・・・。

息子は、興味がある事にはすごい集中力を発揮しますが、興味がないとスルー。先生のことは、怖くて嫌いだから、わざと話を聞いていないのでは?

保育園は、電車が見えるところにあり、教室の窓からは、電車が見えます。(当時3歳、この時は大好きだった)電車が気になって、電車の音を聞きながら、先生の話はスルーしてしまっているのでは?

「理解できない」のではなく、「聞いていない」んだ。

と思いました。

主任
家では、話すことを理解していますか?
はい。言ったことを理解しているし、答えることも合っています。指示が理解できないって・・・。

首をかしげながら、精一杯、答えました。

「家ならできる」は基準じゃない。集団生活を前提に

怒り、戸惑い、不信。そんな気持ちが渦巻いていました。指摘された2つの「発達障害かもしれない特徴」は、この時の私にとっては「意外」だったのです。

目が覚め始めたのは、主任の言葉。

主任
家だと、お母さんが、本人に分かるような言葉遣いで話しかけていて、本人も分かりやすいんだと思います。本人も、大好きなお母さんが「何を言っているんだろう?」と一生懸命、耳を傾け、聞き取ろうとしていると思います。
主任
でも、集団生活は違います。皆に向かって指示された内容を理解できないとダメなんです。皆と一緒に、時間に合わせて動いていかないとダメなんです。
主任
今後、年中さん年長さんと上がっていくと、もっと皆との差が出てくると思います。その後、小学校になって困るのは、本人です。

母である私の言葉は理解する…?集団の中では理解できない…?

確かに、家だと息子が分かりやすいように、話しかけていました。

上の空の時は、肩をたたいて呼び掛けてから話しかけ、主語を意識して取り入れ、何かが気になって次のステップに進めない時は、すぐに察してフォローする・・・。

そんなフォローがない保育園での生活は、きっと息子にとって、「自分でも分からない過ごしにくさ」を感じていたに違いない。

息子の「先生が怖くて嫌い」の発言には、もっと色々な背景があるのかもしれない。

※私が読んで、いつも救われた本です。図書館で何度も借りて読み、ついに自分で購入しました。

「育てにくい子」と感じたときに読む本

そして、発達支援センターに連絡

主任が、この地域を管轄している発達支援センターの連絡先を教えてくれました。

自宅に帰り、頭の中で、保護者面談での出来事を整理するのは、時間がかかりました。この後、夫にメールで「怖くて嫌いな先生に怒られたら、内容なんて聞けないの当たり前!」「なのに、理解できていないって言われた!」「障害児扱いされた!」「言う事をすぐ聞く従順な子じゃないと、問題児かよ!」
…と、愚痴っていますから。

それでも、葛藤しつつも。
その夜、「発達障害」をキーワードに、どれほど情報を漁ったことか。

息子が赤ちゃんの時からずっと、成長に応じてずっと、事あるごとにずっと、「どうしてだろう?」と悩んでいた答えが、少しだけ分かった気がしました。

「やはり息子は、発達障害なのかもしれない。」そう、認め始めたからです。

そして翌日、発達支援センターに連絡しました。
発達支援カウンセラーとの面談。予約できたのは2ケ月先のことです。

初めて発達支援センターへ!発達障害かもしれない「育てにくい子」の特徴を伝えてみた~3歳後半で目立った4つのこと~

2018/09/25

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