保育園を給食後に早退し、息子と一緒に就学前の発達検査を受けてきました。
ASDの子を連れて、発達検査の会場に行き、発達検査を始めるまでが一苦労でした。
検査を受ける時間帯も重要!?予約はお早めに…
息子が発達検査を受けた時間帯は、13:00~15:00頃。保育園のお昼寝時間の前に抜けてきたたため、いつもならちょうどお昼寝タイムです。
給食後ということもあり、まさに眠い時間帯と重なりました。
もしも発達検査の時間帯を選べるなら、午前中を指定した方が良いのかもしれません。午前中の方が、頭が冴えている状態で臨める気がしました。
ただし、就学相談の流れに乗った人から順に、就学前発達検査の予約が埋まっていくわけですが、提示された候補日時をすぐ受け入れていかないと、就学相談全体の日程がどんどん後ろにずれ込んでしまいます。
実際、就学相談担当者と発達検査担当カウンセラーの日程が合う日だけが、発達検査の候補日時となります。提示された候補日時は、午後の時間帯が多かったです。
私は、発達検査まではなるべく早く終わらせて、相談フェーズを長めに確保して、秋に余裕をもって就学先を吟味したい気持ちがありました。
「空きが出たので、入れます。」と連絡があった時点で、その日程に即答OKを出してしまい、それが結果的に、午後一の眠い時間帯となりました。
この後、息子は眠気と闘いながら、発達検査をこなすことになります。
「ゲームをやりに行く」-保育園早退の理由と行き先の説明が必要
保育園5歳児クラス(=年長クラス)ともなると、お友達が早退することに敏感です。
「なんで”お迎え”が早いの?」
「どこに行くの?」
「何をするの?」
と親にも子にも質問攻めで、全ての質問をスルーすることができません。
これを見越して、息子には
小学校で、どのクラスがいいか考えるため、ゲームをやりに行く。クイズがいっぱい出されたら、どんどん答えるゲーム。
と説明しておきました。
※どういう場所なのかは、建物の絵を描いて、教えておきました。
息子は、お友達からの質問に対して、私が教えた通り「ゲームに行く、クイズをやる」と答えていました。
保育園の担任の先生には、本当のことを話してあるので、向こうで苦笑いしていました。
お友達の質問攻撃をかわし、保育園から無事に抜け出すと、預かっていた「こだわりモノ」を息子に返しました。
検査会場はお堅い会議室!”幼児教室”のような雰囲気じゃない。
発達検査が行われる場所は、会議室でした。
到着した建物は、私が絵に描いて事前に教えた”建物のイメージ”にそっくりだったらしく、車で近づくとすぐに分かってくれました。
ただ、病院や専門施設ではないため、キッズルームや休憩室があるような雰囲気ではありません。
廊下を挟んでドアが並んでいて、1つ1つのドアの向こうが会議室、極めて普通の会議室です。
たどり着いた会場は、長机がコの字型に配置されて、パイプ椅子が並んでいる、殺風景な部屋でした。
普段は子供が出入りすることはないのでしょう。幼児教室のような明るさはなく、古い建物の「ザ・会議室」です。
当然、息子は警戒心、丸だし!
まずは、前回の保護者面談でお世話になった就学相談担当者に、挨拶をしました。
息子の警戒心を解こうと、声掛けをしました。
手には、今日の「こだわりモノ」を握りしめています。この手の中の”玩具”を持ったままでいいか、しきりに気にしていました。
玩具を持ったまま発達検査できるか?
手に握っている玩具を持ったままでも大丈夫だと、安心できるまでソワソワしているので、就学相談担当者に聞きました。
担当者:「大丈夫だと思うけど、一緒にやってくるカウンセラーの先生に聞いてみましょう。」
どうやら、発達検査を実施してくれる先生は、別の先生のようです。
カウンセラーの先生が待つ、隣りの部屋(同じような会議室)に行きました。
発達が気になる子の特徴を熟知しているのか?
玩具を握りしめて登場したことに対しては、そんなに驚く素振りはありませんでした。
玩具はしまわなくて大丈夫だから、机の上に置いたままで(発達検査を)やろうと、言われました。
机の上に出しっぱなしで、置いたままで大丈夫と分かり、少し安心したようです。
子供には座りにくいパイプ椅子に、お尻をひっかけて座る態勢をとってくれました。
母子分離不安だけど一緒に入室、立ち合いできる?
私が一番気にしていたのは、発達検査を受けるのに、私が付添っていても大丈夫か?ということです。
初めての場所で、この会議室の雰囲気。息子が不安な気持ちがある中で、私と離れて一人ではできないのでは…と思っていました。
案の定、私と離れまいと私の衣類を掴んできます。
私が「一緒でもいいのか」を聞く前に、カウンセラーの先生が立ち合いを許可してくれました。
やはり慣れない所で不安になる子は多いのか、親が立ち会うパターンは珍しくない様子。
「ただし、口出ししないように」的な注意をされるわけでもなく、隣の椅子に座って待つように言われました。
隣りにいてもクイズの答えは言えない、という事実を匂わせつつ、息子の手を握って、そばにいる安心感を与えました。
いざ、発達検査スタートです。