自閉症スペクトラム(軽度)の息子は、ハイハイを始めるのも、歩き始めるのも、スタイ外しも、全てがゆっくりタイプでした。
他の子よりも少し遅れて、色々できるようになりながら成長してきました。だから、オムツを外すことを焦らず、「ゆっくり」を意識して向き合っています。
4歳になった息子のトイレトレーニング事情について、整理しました。
3歳までは”お昼寝でおねしょ”が続く
保育園は、お昼寝があります。
日中のオムツ外れが成功してから、お昼寝の時間も含めて「お兄ちゃんパンツ」で過ごすことになりますが、しばらくは”お昼寝でおねしょ”という状況が続きました。
息子が通っている保育園における、園内共通語。
布でできた、オムツじゃない、かわいい柄やかっこいい絵が書いてある、普通のパンツ。
”お昼寝おもらし”によって、「お兄ちゃんパンツ」・お昼寝のパジャマ・シーツ代わりの大判バスタオル…が、濡れてしまいます。
保育園では、おねしょで濡れた衣類やタオルを水洗いしてくれます。濡れて重たくなった洗濯物を持ち帰り、自宅で再洗濯。
本来であれば、1週間に1度(金曜日の帰り)持ち帰り、土日に洗濯して、月曜日の朝に持って行くというペースです。
これが「おもらし」によって、平日・翌日までにパジャマと大判タオル一式を用意するのが、けっこう大変でした。
4歳から”昼寝おねしょ”回数が減ってきた!
ところが、3歳児クラス後半(4歳になる頃)~4歳児クラスに進級する頃には、お昼寝おねしょの回数が減ってきました。
4歳児クラス・6月を迎えている現在、お昼寝おねしょ回数は、2~3週間に一度、1か月に2~3回という頻度にまで減りました。
自閉症スペクトラムの息子は、気持ちや行動の切り替えが苦手な特徴があり、何かをやっている時に切り上げてトイレに行くことは苦手。小さい頃から、トイレに行くことを極端に嫌がっていました。
そのため、お昼寝前のタイミングで”もよおしてない時”に、トイレに向かうという行動の切り替えは、とても大変です。
それでも、自宅でも保育園でも、お昼寝前に必ずトイレに行くことを徹底しました。
その甲斐もあってか、”お昼寝おねしょ”の回数は、格段に減りました。
夜だけオムツ!就寝時の”おむつ外し”を急がない理由
”お昼寝おねしょ”がほとんどなくなった所で、日中のオムツ外れは成功。日中の”おもらし”の心配は、なくなりました。
でも、夜はオムツで寝ています。
まだ、毎晩おねしょをするからです。
寝る前に、必ずトイレに行っています。でも、朝起きるとオムツは必ず、たっぷり濡れているからです。
朝起きた時のオムツは、オシッコをたっぷり含んで重みがあり、歩くと股にポリマーがぶら下がっている感が見えるほど。
「少し漏らした」ではなく、オムツの中で「恐らく一晩に2回ほど」ばっちりオシッコをしています。
これは…「夜のオムツ」を外すタイミングではないよなぁ…と思いました。
いつ決行?「夜のオムツ外し」を考えているタイミング
では、どんな時であれば「夜のオムツ」を外すタイミングなのか?
私も、世間一般のトイレトレーニング本などに書かれている通り、「朝起きてオムツが濡れていない日が続いたら、夜のオムツを外してみよう。」と思っています。
だけど今は、「オムツさらさら」の朝が、連続して訪れる日を楽しみに待っている状態です。
「毎晩」のおねしょがせめて、「数日に1回」とか「1週間に〇回」にならないと。
朝起きて「オムツが2日以上連続で濡れていなかった」という日は、この時点で一度もありません。
夜オムツが2日以上連続で濡れなかった日が続き、”夜おもらし”の回数が減った時に、「夜のオムツ外し」に挑戦したいです。
朝起きて”夜おねしょ”しなかった回数は?
連続して”夜おねしょ”をしない日がなくても、一夜だけは?
■”おねしょ”しなかった夜:1回目
記念すべき、初めてオムツが濡れていない朝が訪れたのは、3歳児クラスになった頃。年齢としては、もうすぐ3歳半というタイミングです。
とても嬉しくて、すごく褒めました。
■”おねしょ”しなかった夜:2回目
次にオムツが濡れていない朝は、保育園の発表会(お遊戯会のような、合唱やオペレッタを保護者の前で発表する日)の翌朝でした。
発表会を経験して、自信が付いたのかもしれない。精神的にちょっぴり成長したことが影響しているのかもしれない、と思ました。
とても嬉しくて、すごく褒めました。
■”おねしょ”しなかった夜:3回目
3回目は、3歳児クラスももう終わる頃でした。
もうすぐ進級するし、お兄ちゃんになる自覚が出てきたのかもしれない、と思いました。
とても嬉しくて、すごく褒めました。
■”おねしょ”しなかった夜:4回目
次にオムツが無事だったのは、現在の4歳児クラスに進級して落ち着いた頃。ちょうど先月のことです。
新しい環境に慣れて、精神的にも落ち着いたのことが影響したのかもしれない、と思いました。
とても嬉しくて、すごく褒めました。
☆
いずれも翌日には”おねしょ”がありました。
産まれてから今日まで、夜寝ている間にオシッコをしなかったのは、この時の「4回」だけです。
焦らずに行こう。確実に、成長しているのだから…。
「おねしょしなかった日」は全て記録しているので、別記事でまとめる予定です。
夜オムツに「卒業パンツ」は使用しない
そのように「夜オムツ外し」への道は、ゆっくり目指して歩んでいる最中です。
一時期、夜のオムツを「卒業パンツ」にしたことがあります。
「卒業パンツ」は、今まで着用してきたオムツのメリットとは逆に、濡れていることが分かるオムツです。
でも、夜の寝ている間だけ着用するのに、”濡れている感が分かる”必要性が、感じられませんでした。
寝ながらオシッコをして、漏らしたことや濡れたことに気が付いて、夜中のうちにトイレに行ける子ならいいのかも。
だけど息子のように、夜中におしっこをしても、そのまま平気で朝まで寝ている子にとっては、何の意味もない感じ…。
わざわざ、1枚当たりの単価が高い「卒業パンツ」を買う意味が感じらず、夜も日中用の「パンツ型・ビッグサイズ」を使い続けることにしました。
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☆私は、息子が産まれてから、「パンパース」メインです。
☆生協の宅配だと、「パンツ型ビッグサイズ」1枚あたり30円~です。
オムツは「1日1枚、夜だけ使う」と本人が自覚できた方法
夜のトイレトレーニングが「ゆっくり」ながらも、本人に「自覚」を持たせる気持ちのトレーニングは徹底しました。
息子に「オムツは夜だけ、1日1枚」と言い聞かせながら、オムツ1つ1つに、”日付を表す数字”を書きました。
”今日の日付”が書かれたオムツを、自分で取りだすように教えました。
最初のうちは、「12」と「21」を間違えたりしたこともありました。
”今日の日付”に迷う時は、デジタル時計の下方に表示されている日付を自分で確認していることもあります。
お母さんに聞いた方が早いと思った時は、”今日の日付”を私に聞きます。
こうして、”今日のオムツ”をスムーズに取り出せるようになりました。
今後の”ゆっくりトイレトレーニング”計画
”夜おねしょ”確率が50%以下になり、そのタイミングでストック中のオムツ在庫がなくなった時点で、「おねしょパッド」に移行しようかな?と考えています。
パンツが濡れる感覚は本人も分かっているので、「卒業パンツ」で就寝するステップは取り入れないつもりです。
もう4歳なので、オムツの種類を段階的に移行するより、精神的な成長を待ちながら自覚させていくことが重要だと思いました。
「もうオムツはおしまいなんだ。」ということを、どのタイミングでどういうステップを踏んで認識させていくか課題です。
男の子なので、寝ている間のオチンチンの向きによっては、おねしょパッドから外れて漏れるだろうけど、それを覚悟で「パッドトレーニング」に移行しなければ…。
「お兄ちゃんパンツ+おねしょパッド」の”夜トイレトレーニング”が進んだ段階で、これまでのトイレトレーニングの履歴を改めて整理したいです。