茨城県行方市にある「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」に行ってきました。
「らぽっぽファーム」と呼んで存在は知っていましたが、「”らぽっぽ”ってバター入りのスイートポテトのお店でしょ?乳アレルギーだから無理!」という思い込みで、今まで寄り付きませんでした。
ところが、下調べして実際に行ってみると・・・。学んで食べてたっぷり遊べる、とても面白いスポットでした。
らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジとは?
「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」に到着して、まず驚いたのが、ショップ&ミュージアムエリアの”正門”から入る時です。
「行方市立 大和第三小学校」という札がそのままに、踏み入る先はまさに”小学校”でした。
廃校になった小学校の建物を利用した場所なんだ・・・と察しました。大和第三小学校は、少子化の影響により、2013年に廃校となったそうです。
子供たちを見守り続けた小学校が、形を変えて「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」の一部になっていました。面影はそのままに、内部は目的に合わせて刷新。イノベーションという単語が思い浮かびました。
「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」は、体験型農業テーマパークです。
やきいもファクトリーミュージアム、さつまいも工場、ファーマーズマルシェ、レストラン&カフェなどが結集していました。そのマップを見て、再びびっくり!
私たちファミリーが訪れたエリアは、小学校跡地でもある「ショップ&ミュージアムエリア」なのですが、それを取り囲むように、ファームグランピング&キッズエリアが広がっていました。
和栗の森・キッズエリア・ツリーハウス・クワガタ&カブトムシの森・キャンプエリア・・・等々、この日に足を運ぶのは無理であろうエリアが存在。
どのエリアも非常に興味を惹かれますが、今日は「ショップ&ミュージアムエリア」に絞って、楽しみます。
【買い物】野菜・惣菜・お菓子など特産品が並ぶ!
エントランス前には、「らっぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」の公式ゆるキャラ”焼き右衛門”(の象)がお出迎え。一緒に記念撮影をしてから、中に入りました。
日本有数のさつまいも産地だけに、数種類のさつまいもが並んでいます。やはり”さつまいも”の価格が安い!と思いました。
1階には、野菜や特産品が並ぶ「ファーマーズマルシェ」、スムージーやソフトクリームが食べられる「サクラカフェ」、さつまいもを使ったパンが主役の「らぽっぽ ファームベーカリー」、幻の干し芋(熟成品)が売っている「おいも熟成蔵」、地元農家さん手作りの惣菜やおにぎりを扱う「農家キッチン」がありました。
農家キッチンでは、大きなさつまいもと野菜がゴロゴロ入った「けんちん汁」が100円(税込み)で販売されていました。私がトイレに行く前は、3つ残っていたのに、トイレから出て来たら売り切れていました。
ファーマーズマルシェは、新鮮野菜が”並んだ後”でした。時は午後(15:00頃?)で、既にほとんどの野菜が売れた後でした。
(写真の)とても魅力的な足を持つ「大根」は、最後の1本。大根を買うなら、これを最初に好んで選んで欲しい!
【買い物】お菓子は”さつまいも製品”だらけ!お土産にオススメ
ファーマーズマルシェには、青果だけでなく、お菓子や大学芋などの”さつまいも製品”もたくさん売っていました。
私は、自宅用とお土産用に、芋チップと芋ケンピを買いました。
チップとケンピには其々、さつまいもバージョンと紫芋バージョンがあります。
紫芋バージョンは量が少なめ、100g入りです。紫芋チップと紫芋ケンピは、小さめでサイドにマチがあり、透明ではなく曇ったプラ袋のパッケージなので、お土産にもお勧めです。
◆芋チップの原材料
さつまいも、植物油脂、砂糖
◆芋ケンピの原材料
さつまいも、植物油脂、砂糖、水あめ
芋チップと芋ケンピは、原材料もシンプルです。
アレルギー特定原材料等28品目が不使用です。食物アレルギーがあっても、試食することができました!
【買い物】ユニークな商品も!焼き右衛門グッズ、幻の熟成品など
そんなアレルギー児・息子はどこへ行ったかと言うと、「焼き右衛門ぬいぐるみ」に大ウケでした。
息子には、東京タワーで「ハチキンぬいぐるみ」を買ってあげてばかりです。「ぬいぐるみは買わないよ~。お菓子を選んでいいよ~。」と予め言ってあるから、欲しがらずに済みました。
大きな焼き右衛門ぬいぐるみは買えないけど、焼き右衛門グッズが欲しい方は、クリアファイルやストラップなどの小物が売っていましたので、探してみて下さい。
幻の干し芋、至高の熟成品がラインナップされている「おいも熟成蔵」は、老舗和菓子店を思わせるような高級感が漂っていました。
有料ですが、干し芋のテイスティングができるそうです。
【学ぶ】目指せ「おいもんだい」合格!やきいもファクトリーミュージアム
2階には、イタリアンビュッフェレストラン「ファームトゥーザテーブル」、焼き芋の体験型工場見学「やきいもファクトリーミュージアム」がありました。
やきいもファクトリーミュージアムの入館料は、大人900円、子供(4歳以上)700円です。課外授業という位置付けの「手作りスイートポテト作り」体験をする場合は、別途料金が必要でした。
入館料を支払い、受付を済ませると、一人一冊ずつ、やきいもファクトリーミュージアムの「生徒手帳」がもらえます。
”生徒手帳”には、ルール・時間割表・宿題問題(=おいもんだい)等々、やきいもファクトリーミュージアムのフロアを回るための情報がぎっしり詰まっていました。
「やきいもファクトリーミュージアム」では、展示室、キュアリング倉庫、工場見学エリアへと進んでいきます。
そのルートはまさに学校の廊下を歩く感じ。とても懐かしい風景でした。
生徒手帳の中に、「おいもんだい」という宿題が付いています。焼き右衛門曰く、「合格すると、ステキなプレゼントがあるぞ」。
どうやら、展示室を回りながら焼き芋について勉強し、答えを埋めていく…という流れらしい。早速、真剣に答えを探し始めました。
展示室1は予想通りですが、展示室2がすごい。(上の写真)
息子が入り込むと、どこにいるか真面目に探してしまうくらい、”みんな”が席についていました。
この中に、給食係が一人います。彼の名前を知らないと「おいもんだい」はクリアできません。クラスメイトの名前は覚えましょう。
展示室3もユニークです。
焼き芋の”おなら”は臭くない!?その秘密も隠されているようですが、息子は秘密探しより「おなライブ」の演奏に釘付けでした。
お尻を叩くと、ドレミファソラシドの「おならパーカッション」で遊べます。
展示室4まで観終わったら、次は「キュアリング倉庫」で学びます。
”さつまいも貯蔵庫”を再現した部屋で、さつまいもを寒さや病気から守る方法や、熟成の方法などを知ることができました。
【体験】エアシャワーからマイナス30℃の世界まで!極寒体験ができる
そして、いよいよ「おいもファクトリー」へ!
手洗いと消毒を済ませ、エアシャワーのマシンを通り抜け、洋服と髪の毛に付いたホコリやばい菌を吹き飛ばします。
ここからは、撮影禁止。やきいも専用トンネルオーブン、スイートポテトのベルトコンベアーなど、工場の様子を見学しました。
体調などに問題がなければ、「冷凍庫体験室」で是非、極寒体験を!
「冷凍庫体験室」だけは、スタッフの方が同行します。厳重に管理されたドアの向こうは、なんとマイナス30度。凍ったバナナで釘が打てる、という極寒です。
「オーロラが見える国で、オーロラを見る時も、この寒さですよ。」と教えてくれました。
私は、30秒もしないうちに、ズボンが凍り付く感じがしました。「出よう、出よう、出よう、出よう」と連呼して、家族3人とも速足で出口に向かいました。
寒いけど、この体験はオススメ!
【食べる】おいもファクトリー後は給食!?試食でゴール
工場見学「おいもファクトリー」が終わると、給食の時間です(?)
生徒手帳によると、いよいよ給食の時間。おいもファクトリーで作った大学芋が試食できるらしい。
全問埋めた「おいもんだい」をカウンターで提出すると、『合格じゃよ!』という焼き右衛門スタンプを押してくれました。
「おいもんだい」を合格して、もらったのが・・・給食(試食)。
この試食品が、こんなに”たっぷり”で驚きました。大学芋どころか、焼き芋とフィナンシェまで付いています。
最初から、こんなにもらえると知っていれば、あの入館料がもっと割安に感じたのに…。あの時「意外と高いのね」と思って、ごめんなさい。
◆だいがくいも◆
カップに入った大学芋は、冷凍品を自然解凍した感じです。タイミングによっては、まだ全解凍されずに硬いので、小さなお子様は気を付けてかじって下さい。
それから、この大学芋は「ゴマなし」です。ゴマアレルギーの息子でも、食べることができました。
◆焼き芋◆
焼き芋は、みずみずしく甘い品種の焼き芋でした。一人分の厚みは、約3cmくらいです。おやつとしては、ちょうど良かった!
焼き芋そのものなので、アレルギー特定原材料等28品目は不使用です。
◆おいものフィナンシェ◆
私は、アーモンドの香り漂うフィナンシェが大好きです。ファーマーズマルシェでも販売している「おいものフィナンシェ」が、一人一個もらえました。1個あたり180円くらいする商品です。嬉しい!
中止すべきは、小麦・卵・乳・アーモンドアレルギーの方と、1歳未満の乳児です。
おいものフィナンシェの原材料:
バター、卵白、砂糖、さつまいも甘露煮(さつまいも、砂糖)、小麦粉、さつまいもパウダー、アーモンド、はちみつ、さつまいもエキス、ソルビット、膨張剤
「おいものフィナンシェ」には、アレルギー特定原材料等28品目のうち、小麦・卵・乳・アーモンドを含みます。
はちみつも含まれています。
小麦・乳アレルギーがある息子は、食べることができません。息子のフィナンシェは私がもらい、私の焼き芋を息子にあげました。
これで、お腹いっぱいです!
【遊ぶ】今も残る「校庭」で思いっきり走りまわる
満足するまで学んで食べた後は、”校庭”で遊びました。
元校庭は、今も校庭そのもの。いやむしろ、あの校庭独特の砂地ではなく、芝生広場に変わっていて、バージョンアップしていました。
「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」は、ショップ&ミュージアムエリアだけでも、買う・考える・知る・体験する・食べる・遊ぶ・・・と大満足なパークでした。
今回、行くことができなかった気になるエリアが、まだまだたくさんあります。「ファームグランピングコンテナエリア」とか「キッズエリア」とか気になり過ぎです。
もう少し息子が大きくなったら、ここでキャンプ&自然体験しちゃうかも!
◆スポット情報◆
らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ
- 公式ページ: https://www.namegata-fv.jp/
- 住所:311-3880 茨城県行方市宇崎1561
- 電話:0299-87-1130(代)
- mail:info@namegata-fv.jp
- 交通アクセス:東京駅から車で約80分、羽田空港から車で約90分、成田空港から車で約50分
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※原材料は、必ずご自身でご確認下さい。