シンプルな雑貨や収納用品で人気の「無印良品(MUJI)」ですが、食品も侮れないことをご存知ですか?
無印良品の食品コーナーは、アレルギー対応お菓子の宝庫です。
今回まとめ買いした食品について、原材料と共にご紹介します。原材料に含まれる「植物油脂」の正体も分かりました。
「無印良品」の低アレルゲンお菓子たち
今回「無印良品」で購入した食品は、こちらの4種類です。
・国産米粉のミックス粉
・素材を生かしたスナック「えんどう豆」
・素材を生かしたスナック「とうもろこし」
・きなこ玉
電車で帰ってくる手前、これ以上1つのお店で嵩張る&重たくなることができず、今回はこれだけ。アレルギーなのに買えるお菓子は、もっと本当はあるんですが、また次回のお楽しみ!
私が手に取り、原材料を確認して、買って帰ってきたということは、小麦・乳・ゴマ・クルミ(ナッツ)アレルギーでも食べられるお菓子たちです。
今回は、上記4種類の食品(お菓子)について、ご紹介します。
これ1つで何でも手作り!国産米粉のミックス粉
3つも買ったワケは、これ1つで何でも手作りできるからです。
無印良品の「国産米粉のミックス粉」は、無香料・無着色で体に嬉しいミックス粉。小麦・乳アレルギーの強い味方です。
原材料は、米粉(国産うるち米)・砂糖・膨張剤だけ。シンプルだから、原材料も読みやすいです。
アレルギーっ子の母としては、自分で米粉・砂糖・ベーキングパウダーを混ぜて作る技もありますが、望む焼き具合に対するベーキングパウンダーの分量と、粉類を均等に混ぜるのが至難。
私は、時間がないからいつも「ふるい」を使わない、だから「ふるい」を持っていない、という実情です。
ミックス粉は、なんて有難いのでしょう。
この「国産米粉のミックス粉」があれば、パッケージ記載のクッキー・スコーン・マドレーヌの他、普通のパンケーキだって作れちゃいます。
ただし、材料として用意するのは、記載の「牛乳」「バター」ではなく、「豆乳」や「ココナッツオイル」を用意します。
バターの代わりに、オリーブオイルで代用できないか日々チャレンジ中ですが、クッキーはイマイチでした!
※無印良品の「国産米粉のミックス粉」で作ったお菓子については、別記事のクッキング・レポートご参照
小袋がちょうどいい!「きなこ玉」
無印良品の「きなこ玉」は、小袋の大きさが調度良いです。
私が実際に食べて、ちょうど2回分。私と息子で分けて食べると、ちょうど1度の食べ切りサイズ(量)です。
1度に1~2個だけ食べない場合は、食品クリップを使って、残りを密閉します。
「きなこ玉」の原材料は、きなこ・水あめ・砂糖・加工黒糖だけ。
「きなこ玉」や「きなこ棒」類の昔ながらのお菓子は、原材料もシンプルです。
こちらは、アレルギー物質特定原材料等27品目のうち「大豆」を含みます。パッケージにもアレルギー情報として明記されています。
私がローリングストック法を兼ねて、大量にストックしているお菓子と言えば、ひとくち羊羹(小形羊羹)ですが、大量ではないけど「少量をいつも買う」お菓子が「きなこ棒」です。
「きなこ棒」はかじる時に、絶対きなこが落ちます。子供が食べるなら、なおさらです。
それを考えると、一口で口に入れることができる、今回の無印良品の「きなこ玉」は便利。
ピックを使って一口で口に入れてしまうスタイルなら、子供でも手と周囲を汚さずに食べられそうです。
アレルギーでも袋を抱えて食べられる!素材を生かした「スナック菓子」
アレルギーっ子にとって、買ったスナック菓子を抱えてボリボリ食べられるというのは、嬉しいシチュエーションです。
かつては夢のような「片手にスナック菓子」という光景も、アレルギー対応スナック菓子が増えるごとにバリエーションが増え、今では(買っておいたお菓子でなら)普通にできるようになりました。
無印良品の「素材を生かしたスナック」シリーズもその1つです。
私のオススメ、断トツ1位は、「えんどう豆」です。
小麦・乳・ごま不使用は珍しい!素材を生かしたスナック「えんどう豆」
素材を生かしたスナック「えんどう豆」の原材料は、実にシンプル!
原材料は、「えんどうグリッツ・植物油脂・食塩」だけ。
市販の類似スナックの原材料欄を比較すると、そのシンプルさは歴然です。
化学調味料は使わず、素材を生かして仕上げたスナックです。
スナックえんどう系のお菓子は、他社メーカー品でもあるのですが、マルチアレルギーの息子が食べられる市販品はこれまでゼロでした。
小麦・乳成分・ごま(ごま油)…、いずれかのアレルゲンが必ず入っているのです。
生協の宅配(コープデリ)で、「ビーノ うましお味」にカルシウムを配合したオリジナル商品があるのですが、これは小麦も乳成分も含まない嬉しい製品なのに、なんと植物油脂に「ごま油」を使用!
カルシウムが不足しがちな乳アレルギーだから、Ca入りのお菓子は嬉しいのに、ゴマアレルギーだから断念。
ところが、無印良品の「素材を生かしたスナック えんどう豆」は、ゴマ不使用!
やっと見つけた、小麦・乳成分・ゴマ不使用の「えんどう豆スナック」なのです。
「素コーン」な感じ!「とうもろこし」スナック
化学調味料を使わず、素材を生かしたスナック菓子は、「えんどう豆」だけでなく「とうもろこし」もあります。
素材を生かしたスナック「とうもろこし」の原材料は、コーングリッツ・植物油脂・コーンシーズニング(砂糖・コーンパウダー・食塩)・スイーツコーンパウンダー・砂糖・食塩 です。
とうもろこし成分が細分化されて、一見複雑に感じます。
でも要は、コーン・植物油脂・砂糖・食塩からできた、シンプルなお菓子です。
『素コーン』な感じがいいですね。
スナックに含む「植物油脂」って何?…メーカー問い合わせ、判明!
無印良品の食品・お菓子類のアレルギー情報は、該当するアレルゲンのみ表示する方法です。
例えば、上の「きなこ玉」は、”本品に含まれるアレルギー物質”として、該当アレルゲンが四角で囲まれた状態で、はっきりと明確に表記されています。
しかし、「素材を生かしたスナック」シリーズでは、28大アレルゲンを含まないため、四角で囲まれたアレルゲン表記がありません。
アレルギー特定原材料7品目に対する”コンタミ注意”のメッセージ、「えび、かに、小麦、卵、乳、落花生を含む製品と共通の設備で製造しています~(略)」は、赤字で明記されています。
私としては、アレルギー特定原材料等28品目(28枠)の表があって、含有アレルゲンだけを「〇印」や「塗りつぶし」で明記する方法が良いです。
アレルギー情報が商品の意思として、はっきり読み取れるからです。
今回買った「素材を生かしたスナック」は、アレルギー表示がないので、
・表示が義務付けされている「7大アレルゲン」は不使用。
・表示が推奨されている(残りの)「20品目」は不使用?
・植物油脂は「ゴマ油」でも「大豆油」でもない?
という気持ちになります。
表示情報から確信が持てないことは気になるので、「株式会社 良品計画 お客様室電話」に、電話をかけて質問しました。
息子は、アレルギー表記推奨項目20品目である「ゴマ」「クルミ」「カシューナッツ」のアレルギー。
「アレルギー特定原材料7品目」だけ不使用だと分かってもダメ。
表記推奨20品目の含有について、はっきり判明するまで、食べられません。
該当商品に含まれる「植物油脂」は、「ココナツ油」と「パーム油」でございます。つまり「ゴマ油」ではございません。
折り返し電話を待つこと、10分~15分。回答が返って来ました。
「素材を生かしたスナック」(えんどう豆、とうもろこし)に含まれる植物油脂は、ココナツ油とパーム油でした。
「ゴマ油」は使われていません。
「大豆油」も使われていません。
1つの店内で、アレルギーっ子が食べられるお菓子がたくさん見つかる!そんな「無印良品」は、アレルギー対応お菓子の宝庫でした。
~ アレルギー事故を未然に防ぐ!をモットーに、安全な「お菓子」探しは続きます。~
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