我が子に合った児童発達支援サービス(以下「療育」)はどこ?
見学や体験参加をしながら、息子が通う療育を選んでいた時のことー
療育の場で共に活動するメンバー「他の子」の特性が、療育活動に大きく影響するなぁと感じました。
新人(見学/体験の子)に厳しい
息子が療育体験に行った日に、6歳の女の子がいました。
その子が、(見学体験で参加している)息子に対して、事あるごとに「なんで新しい子が混ざるのよ!」「新しい子は来ないで!」と叫ぶのです。
息子は、内心驚いたり傷付いたりしても、表向きは引きつった笑顔を見せて言い返さないタイプ。
その子の暴言にはそれほど反応せず、ニコニコしながら療育活動に参加していました。
しかしこれが、通所の度に毎回そうだとしたら?
「来ないでって言われるから、行きたくない」と言い出し、行き渋りに繋がるかもしれない…と心配になりました。
聴覚過敏な子・叫ぶ子も一緒の「音環境」
療育施設の室内は、活動プログラムによりますが、とても騒がしい時がありました。
CDプレイヤーから流す音楽の音、先生の指示の声、他のお友達の叫び声、笑い声。
私は保護者面談に行った時は、両耳をふさいで座る男の子が部屋の片隅にいました。
ああきっと、この子は聴覚過敏な傾向で、この音楽やみんなの声がうるさく感じるんだろうな…
息子は不安が増したり、情緒不安定になると音に敏感になるので、ちょっと怪しいぞ…
行き渋りながら来て不安が高まっている時は、息子も同じように耳を塞いで辛くなるかも…
と不安になりました。
先生たちがみんなのテンションを上げるために大きな声を出す中、大きめの音楽と叫ぶ子の声が加わり、騒々しい一面がありました。
聴覚過敏の子がいる一方で、叫び声をあげる子も一緒にいる、という感じ。
お互いの特性で相性の良い/悪いはけっこう分かりやすいので、メンバーを選ぶことはできなくても、特性や相性について先に伝えておくと良いのかもしれません。
他の子に合わせて高いテンション
過去に、英会話教室の体験レッスンで経験したのですが…。
息子は見学体験レッスンなどでは、意気投合した周りのお友達に合わせて、高いテンションで楽しそうに行動し、終わってみると「楽しかった!」「またやりたい!」と言います。
そしていざ入学すると、教室にすら入れず、月謝だけ払い続けて参加せず、入口でトンボ帰り or お休みが続くパターン。
この二の舞にならぬよう、療育選びでは気を付けたい。
見学体験当日の楽しそうな高いテンションだけでなく、情緒不安定で不安が強い時でも通える雰囲気なのか、考慮する必要がありました。
案の定、ビジターとして体験参加した時に、ひょうきんな子と意気投合して、息子は楽しそうに療育に参加していましたので…。
【療育選び】他の子の特性が大きく影響
ここに挙げたのは一例ですが、一緒に過ごす他の子の特性が、療育活動に大きく影響すると感じました。
どこの療育施設でも、例え参加する曜日や時間帯が選べたとしても、一緒に参加するメンバーは選べませんよね?
事前に保護者にできる対策としては、我が子の特性や相性が悪い特性の例について、予め伝えて相談することかな、と思いました。
実際に療育現場で「お友達トラブル」も…
因みに、実際に療育に通い始めた時、いつもトラブルを起こしている子は同じ2人でした。
だからと言って、施設側も、この2人を別の場所/別の日にする完全なコントロールはできず。
療育がうまく進んでいけば、トラブル対処や合わない友達との関係自体も「療育」の対象になっていくのだろうけど…。
お気軽に感想・質問・記事リクエストなどをどうぞ。コメントは内容確認後、お返事と一緒に表示されます。