もしも、アレルギーを持つお子様やご家族がいて、旅行や連泊を躊躇しつつも、宿泊先を探しているなら、まずはホテルエピナール那須をお勧めします!
今回は、ホテルエピナール那須の「アレルギー対応のすごさ」を共有します。
旅行サイトでもOK!食物アレルギーがある場合の予約方法
食物アレルギーがあっても、宿泊予約はエピナール那須公式ページからだけでなく、旅行サイト経由でも可能です。
予約サイトによって「備考」「特別リクエスト」「その他のご希望・ご要望」など、入力項目の名称は異なりますが、まずは要望を自由形式で記入できる備考欄を見つけましょう。
そこに、「食物アレルギーがある」旨を記入するとスムーズでした。
我が家の場合、『小麦・乳・ゴマ・ナッツ類の食物アレルギーがあります。』と記入します。
備考欄に書く基本情報
・アレルギーがある人は、大人か子供か。
・アレルギーがある人の年齢
・対象アレルゲン
これらの基本情報を記入した上で予約すると、以降のメールのやり取りがスムーズになります。
もしネット予約時に、アレルギー事情を伝えるのを忘れた場合でも、大丈夫です。
その場合は、予約サイトを通してではなく、予約した宿泊先(=ホテルエピナール那須)に直接メールする方法がお勧めです。
いずれにしても、実際のアレルギー対応に関するやり取りは、エピナール那須の予約課ご担当者を経由した後、レストランマネージャと詳細をメールで行います。
予約した旅行サイトを経由しても、結局、回りに回ってホテルの担当者からメールが来ます。
だから、エピナール那須宛てに、直接メールした方が早いです。
ホテルエピナール那須の予約課から確認メールが来る
予約サイトでアレルギーがある旨を伝えると、ホテルエピナール那須の予約課から、メール連絡が来ます。
- バイキング会場では、ご夕食・ご朝食ともに、お料理に7大アレルゲンを表記をしております。
- ただし同じ調理場内でアレルゲン食材は扱っておりますので、ご理解くださいませ。
- その他のアレルギーにも対応できるように、お料理1品づつの7大アレルゲン及び使用食材を一覧にしました原材料表もご用意できます。
- また私どものホテルには、 アレルギーなど食物のご相談に対応させていただく担当のスタッフがおります。
- 特別なお料理等のお手配が必要であれば【相談希望】の旨をご記載頂き、 ご利用日の1週間前までにご返信をお願い致します。
- 後日専属スタッフより追ってご連絡させて頂きます。
という内容です。
最近は、メール内容や手順も簡素化されて、上記文面がもう少し短い内容になっています。(2021年現在)
食物アレルギー対応に関する相談ができる
私がエピナール那須の宿泊予約に慣れてなかった頃、予約課から頂いた最初のメールに対して、食物アレルギー対応で分からないことを相談&返信しました。
当初相談した内容は3つ。
1つ目は、ブッフェ会場で「幼児1人前」の取り分けができないことを想定し、アレルギー代替メニュー(低アレルゲンメニュー)が提供できないか相談。
ブッフェ会場のメニューにおいて、7大アレルゲンが表記されていることは承知でしたが、料理は醤油が使用されているだけでも「小麦マーク」が付いてしまいます。
息子は小麦アレルギーなので、「小麦マーク」を避けて取り分けたいところですが、醤油由来なのであれば食べられます。ブッフェメニューのアレルゲン表記だけでは、この判断ができないからです。
※実際には、ブッフェメニューの原材料表が事前入手できるので、低アレルゲンメニューをお願いする前に、ブッフェで取り分け可能なメニューが確認できます。
2つ目は、ホテル館内のレストランで、食物アレルギー児が食べられるメニューがあるかの相談。
宿泊した翌日(2日目)は、ホテル館内のレストランで昼食をとる予定だったからです。朝食・夕食のブッフェ会場以外のランチで、小麦・乳・ゴマ(ナッツ類)のアレルギー児(当時4歳)が食べられるメニューがあるか、知りたかったのです。
※実際には、レストラン「菜す乃」に、低アレルゲンメニューがありました。
3つ目は、前回のアレルギー対応として頂いた、「ジュースの大きさ」について相談。
このように、宿泊前に事前に、食物アレルギー対応について心配なことを確認することができます。
重度アレルギーは特別手配メニューを依頼できる
食物アレルギー対応について、詳細確認のためのやり取りは、専属スタッフの方(実際には、料飲課のマネージャーさん)と行います。
頂いた資料及びやり取りの中で、「ブッフェメニューの取り分けだけでは難しい」と判断される場合、特別手配料理メニューをお願いすることができます。
いわゆる、低アレルゲンメニューに近いですが、少しニュアンスが違います。
7大アレルゲン不使用メニューという意味ではなく、その子の該当アレルゲン不要メニューという食事内容です。
特別手配料理メニューをお願いすると、事前にExcelファイルで作成された「特別手配料理メニュー」リストが、メールで添付送付されてきます。
上の写真は、実際にメールで送付されたエクセル資料、「特別手配料理メニュー」のリストです。
滞在中の食事内容について、朝食・夕食それぞれのメニューがリストされています。
この時のリストにある食事は全て、レストラン「エルバージュ」で提供されるメニュー内容です。
※「エルバージュ」は、エピナール那須で人気の「NASUバイキング」を実施しているメインレストラン。
【実例】特別手配料理メニューの食事(代替内容)とは?
相談・確認メールのやり取りの中で、アレルギー児の食事の好みや希望を伝えることができました。
その結果、「特別手配料理メニュー」には、息子の好みが反映されていました。
連泊への配慮もありました。1日目と2日目のメインディッシュが異なる点も高評価。とても有難いアレルギー対応メニューです。
先に、その代替メニューの実例をご紹介します。
実際の特別手配料理メニューは、以下の通り。
※小麦・乳・ゴマ(ナッツ類)アレルギーのメニュー事例です。
※場所はいずれも、レストラン「エルバージュ」です。
夕食・1日目
納豆巻き
蒸し野菜(かぼちゃ・じゃがいも)
竜田揚げ
軍艦(ツナ)×2貫
お子様ミートボール
フルーツポンチ
ドラゴンフルーツ
ご飯(少量)
パックジュース
「納豆巻き」は、一般のブッフェメニューからも取り分け可能。子供が自分で取り分けられるキッズコーナーがあるので、おかわりは自分で取りに行き、とても嬉しそうでした。
「竜田揚げ」は、小麦不使用。片栗粉でカラリと揚げたチキンです。
※小麦粉フリーの「竜田揚げ」は、一般のブッフェメニューにはありません。
お子様ミートボールは、7大アレルゲン不使用です。
朝食・2日目
鮭の塩焼き
ささかまぼこ
キングハムソーセージ
ハッシュドポテト
リンゴゼリー
パイナップル
ご飯(少量)
米粉パン(1個)
パックジュース
「かまぼこ」は、息子の好物。この特別手配料理に、含めてくれました。
「米粉パン」が出たことには感動。小麦アレルギー児が食べられるパンが、ホテルの朝食に出ました。
夕食・2日目
軍艦(鮪)×2貫
シジミの赤出し汁
蒸し野菜(さつまいも・ブロッコリー)
かっぱ巻き
チキンソテー
キウイフルーツ
フルーツポンチ
ご飯(少量)
パックジュース
1日目と違うチキン料理。2日目は「チキンソテー」です。
朝食・3日目
那須御用卵の目玉焼き
焼魚
米粉パスタ(トマトソース)少量
ナチュラルカットポテト
リンゴゼリー
ばなな
ご飯(少量)
米粉パン(1個)
パックジュース
小麦フリーの「米粉パン」の登場から一夜明け、主食に「米粉パスタ」が追加!
アレルギー児連れの旅行では、食事事情がノープランだと「食事はどうしよう」「食べられるメニューがあるかな?」といつも落ち着かず、それだけで気疲れします。
しかし、エピナール那須では、上記の食事内容が提供されるだけじゃない!
これが、事前に分かった上で、旅行に出発できるんです。
食事メニューが分かっているだけでも、大きな安心材料。それが更に、事前に明確に把握できる、とても有難いアレルギー対応です。
※当日、実際の食事の様子(写真)は、下に続きます。
ホテルエピナール那須には「低アレルゲンメニュー」あり!
ホテルエピナール那須には、低アレルゲンメニューが提供できるレストランがあります。
ホテルエピナール那須の「低カロリー食・低アレルゲンメニュー」
幼児3,300円(税込み)、小学生4,400円(税込み)です。
※詳細は、公式ページでご確認
この時は、低アレルゲンメニューを事前予約せず、和匠ダイニング「菜す乃」で、竜田揚げ・ライス・ フライドポテトを提供して頂きました。
【一休.com】で「菜す乃」の予約をする
※当日、実際の食事の様子(写真)は、下に続きます。
ホテルエピナール那須オリジナルのアレルギー基準がある
ホテルエピナール那須には、オリジナル・アレルギー基準が存在します。
これがA4紙1枚にまとめられ、(下でご紹介する)原材料と共に頂きました。
このオリジナル・アレルギー基準には、アレルゲンを含む/含まないだけでなく、揚げ油など調理過程でアレルゲンに触れるか、同じ調理場にアレルゲンが存在するか等、基準を記号で分けて表示されています。
アレルギー症状やアレルギーレベルによって、一人一人の摂取許容範囲が異なる食物アレルギー。アレルゲンの含有表記だけでは、食べられるメニューを判断するのは難しい中、「アレルゲン混在レベル」が分かるのは便利です。
ホテルエピナール那須では、この「アレルゲン混在レベル」が基準化&記号表示されていました。
そして、これが更に「ブッフェメニュー原材料表」上で、アレルゲンごとに明記されているから、スゴイのです。(以下に続く)
ブッフェメニュー毎のアレルゲン、混在レベル、原材料までが明確!
チェックインをすると、食物アレルギー対応が必要なゲストに対して、アレルギー関係資料がもらえます。
封筒の中には、ホテルエピナール那須のアレルギーオリジナル基準と、「ブッフェメニュー原材料表」の資料が入っていました。
後者の「ブッフェメニュー原材料表」が、前述所々に登場した『原材料表』のことです。
原材料表には、各メニューごとに、アレルゲンの含有有無・その混在レベルを表すアレルギーオリジナル基準の記号・原材料が表記されています。
スゴイのは、7大アレルゲンだけでなく、表記推奨項目20品目を含む、アレルギー特定原材料27品目も表示されていること。
※当時は推奨項目20品目でしたが、現在は「アーモンド」が追加されて21品目になり、アレルギー特定原材料等28品目が表示対象です。
※ここに、最新版(2021年度版)の写真を添付予定
更にスゴイのは、2021年以降の原材料表では、上記アレルゲン28品目に加え、「はちみつ」「その他魚介類」「その他肉類」「ビーガン」「同じ揚げ油」「同じ茹で湯」「鉄板(共有)」「えび・かに混入」「マシーン・乳」という分類が追加されていること。
食品や外食産業で、7大アレルゲン表記とコンタミネーションに対する注意書きで終わってしまう対応が多い中、こうして知りたい情報が分類化されて、メニューごとに明記されているというのは、本当にスゴイことです。
そして、上でさらりと触れましたが、食物アレルギー対応として評価できる重要なポイントは、ブッフェのメニューなのに、原材料が表記されている!ということです。
これなら、「小麦を含む」「アレルギー基準レベルは1」という表記に対して、1の理由が分かります。
小麦アレルギー児の保護者にとって、「醤油を使っているから”1”なんだ」と分かることは、そのメニューが食べられるか/食べられないか、を判断できます。
このアレルギー情報が分かれば、食物アレルギーがあっても、一般のブッフェ・メニューの大皿から取り分け可能か判断できるのです。
[PR] じゃらんnet ★NASUバイキングエルバージュ★
食物アレルギーがある人も一緒にブッフェを楽しめる
ここからは、実際の写真を交えて、「食物アレルギー対応」をご紹介していきます。
ホテルエピナール那須に来たら、食事は人気の「NASUバイキング」でブッフェを楽しむのは必至です。
ブッフェ会場であるエルバージュに行き、席に着くと、まずは(打ち合わせ済みの)「特別手配料理メニュー」が運ばれてきました。
特別手配料理と言っても、見た目としては、食べられるブッフェメニューを取り分けた、というイメージです。
トレーやお皿は、ブッフェ会場で使用するタイプと同じ種類なので、一見「出し切り料理」であることは分かりません。
だから、私や夫が、お皿にブッフェメニューから取り分けた料理を盛り付け、トレーに乗せてテーブルに戻って来ても、「一緒だね」という雰囲気。
そして、予めもらって手元にある「原材料表」を見ながら、食べられるメニューを特定できるので、アレルギーがあっても一緒にブッフェメニューを取り分けに行くことが出来ました。
食べる量・パック飲料(ジュース)の大きさまで柔軟に対応
食べる量やパック飲料の大きさは、予めリクエストすることができます。
私はメール相談の段階で、事前に以下を伝えました。
<リクエスト内容>
・「ご飯(白米)」は、少なめ
・「パック飲料」(ジュース)は、1Lサイズではなく、4歳児が飲み切れる200mlサイズ
パック飲料は、トロピカーナのオレンジジュースとりんごジュースでした。
アレルゲンフリーの調味料(醤油)が用意されている
ホテルエピナール那須のアレルギー対応として、特別手配料理メニューの提供ゲストには、アレルゲンフリーの醤油が用意されました。
大豆アレルギーや醤油もアウトの小麦アレルギーの方にとって、アレルギー対応の醤油があるのは安心ですね。
息子は、醤油は摂取できる小麦アレルギーですが、アレルゲンフリーの醤油を使いました。
特別手配料理メニューと一緒に出されたアレルギー対応の醤油は、辻安全食品の「旨味しょうゆ さしすせそ」です。
ブッフェの取り分けも専用トング
バイキング料理の大皿ごとに、用意されているトングですが、隣の他の料理を同じトングで取ってしまう光景は、珍しくありません。
このよく見かけるシーン。これによって本来は、1つの料理専用のトングに対し、別の料理のソース・汁・食材の一部が付着してしまいます。
これは、食物アレルギーがある人にとって、死活問題!
ホテルエピナール那須では、アレルギーがある人のために、専用トングが渡さるから安心です。
原材料表を確認して、食べられるブッフェ・メニューが見つかったら、この専用トングを持って、取りに行くことができます。
ただし、料理跨ぎでトングを共有された結果、既に、隣りの料理の一部が混ざっている可能性は、無きにしも非ず。取り分けの際には、充分注意して下さいね。
※エルバージュには、子供たちの目線に合わせた、「子供用のバイキングコーナー」があります。
揚げ油の共有を避けてくれる!
息子が注文した特別手配料理メニューには、子供たちに人気の「ハッシュドポテト」が含まれています。
一方で、一般のブッフェメニューにも、「ハッシュドポテト」がラインナップされています。
では、この2つの「ハッシュドポテト」…何が違うのでしょうか。
その答えは、原材料表を見ると分かります。
原材料表では、「ハッシュドポテト」のアレルゲンとして、卵・乳製品・小麦・エビに、■マークが付いています。
この記号は、(エピナール独自のアレルゲン基準によると)揚げ油の共有です。
「ハッシュドポテト」そのものに、卵・乳製品・小麦・エビは含まれませんが、これらを含む食材と同じ油で揚げているのです。
特別手配料理メニューの「ハッシュドポテト」は、アレルギー対応専用の油で揚げています。
「揚げ油の共有」が危険レベルの場合は、一般の揚げ物料理そのものがアレルゲンフリーであっても、特別手配料理メニューでの対応をお勧めします。
小麦・乳アレルギー対応「米粉パン」「米粉パスタ」が朝食に
朝食は、夕食と同じブッフェ会場。NASUバイキングレストラン「エルバージュ」の朝食ブッフェです。
小麦・乳・ゴマアレルギー児の朝食の主食は、「白米」以外に「米粉パン」が出ました。
白くて美味しそう。お米の甘い味がほんのりします。
翌日の朝食ブッフェでは、「米粉パスタ」が出ました。トマトソース・スパゲッティです。
米粉パスタに、トマトベースのソースが絡み合い、美味しかったです。
私たちは連泊するため、朝食の主食が連日「同じメニュー」にならないように、という気遣いを感じて嬉しかったです。
「白米」だけでなく「米粉パン」の提供に大喜びでしたが、更に「米粉パスタ」まで提供して頂き、本当に充実したアレルギー対応でした。
低アレルゲンメニュー以外にも単品注文できる!「菜す乃」の昼食ランチ
午前中は、ホテルエピナール那須(敷地内・館内)を満喫しました。お腹が空いたお昼時、ランチは館内のレストランで頂きました。
やって来たのは、アネックスタワー2階にあるレストラン「菜す乃」です。
「菜す乃」は、那須高原が誇る地の厳選素材、那須高原ならではの日本料理が堪能できるレストランです。
「菜す乃」には、低アレルゲンメニューがあります。
※詳細は、上記ご参照
この時は、低アレルゲンメニューではなく、単品料理を注文しました。
※事前に「ランチで伺う」旨を打ち合わせ済み
アレルギー児が食べるメニューとして注文したのは、那須どり竜田揚げ(950円)、フライドポテト(421円)、ふりかけ付きご飯(226円)です。
アレルギーっ子連れの連泊、2泊3日の旅。
1日目の夕食、2日目の朝食・昼食・夕食、3日目の朝食。…で大変お世話になりました。
朝食・夕食バイキングは、一般メニューの取り分ける。昼食は、低アレルゲンメニューのあるレストランでランチ。これが出来る宿泊先は、アレルギー児がいる家族にとって心強い味方です。
ホテルエピナール那須<基本情報>
公式HP:https://www.epinard.jp/
住所:〒325-0302 栃木県那須郡那須町大字高久丙1番地
電話:0287-78-6000(代表)
FAX:0287-78-6666
E-mail:hotel@epinard.jp
[PR]【楽天トラベル】那須温泉 ホテルエピナール那須 のプランを探す
[PR] 【じゃらんnet】日本最大級の宿・ホテル予約サイト - ホテルエピナール那須 のプランを探す