息子は乳アレルギーです。
たいていの料理やお菓子は、豆乳や豆乳由来のヨーグルトを使うことで、代替食が作れるようになりました。
ところがチーズだけは未だに、「代替」ではなく「除去」対応がメインでした。
それだけに、豆乳チーズの商品化には大喜びです。
豆乳グルトのマルサンアイから「豆乳チーズ」が新発売
私が「豆乳チーズ」の存在を知ったのは、毎日食べている「豆乳グルト」のパッケージを開封した時です。
植物由来の新商品が仲間入り!
「豆乳グルト」内蓋より
とろ~りおいしい「豆乳シュレッド」
マルサンの濃厚豆乳を使用した、チーズと同じように使える豆乳シュレッドです。
豆乳グルトの内蓋が、濃厚豆乳で作られた「豆乳シュレッド」の宣伝になっていました。
乳原料が不使用のチーズが新発売!?
それ以来、地元の食品スーパーでチーズ売り場に立ち寄っては、「豆乳シュレッド」を探しました。
見た目は「とろけるシュレッドチーズ」そのまま!
そして見つけた、マルサンアイの「豆乳シュレッド」。
見た目は、パッケージも中身も「とろけるシュレッドチーズ」です。
実際、普通の乳由来の「とろけるチーズ」たちと横並びで、チーズ売り場に陳列されていました。
パッケージの一部が透明になっているので、外側から中の様子が分かります。
普通のシュレッドチーズよりも、色が「白っぽい」です。
内容量は、1袋200gです。
パンに乗せたり、カレーやスープに乗せたり、料理に混ぜ込んだり…と、普通のチーズのようにちょこちょこ使うことを考えると、開封して1週間くらいで使い切れる「丁度良い量」な気がします。
「豆乳シュレッド」の原材料とアレルギー情報
◆「豆乳シュレッド」の原材料
豆乳(大豆を含む)(国内製造)、植物油脂、食塩、発酵調味液、酵母エキスパウダー/加工デンプン、セルロース、pH調整剤、安定剤(増粘多糖類)、香料
◆「豆乳シュレッド」のアレルギー特定原材料28品目
大豆
チーズとしては今までになかった、乳成分不使用です。
それでは、実際に「豆乳シュレッド」を使いながら、味や食感などをレポートしていきましょう。
【豆乳シュレッド調理例】ほうれん草のチーズソテー
「豆乳シュレッド」は、フライパンの熱によって、とても溶けやすいです。
熱したフライパンに、カットしたほうれん草を入れた後、「豆乳シュレッド」を振りかけるように投入すると、みるみると溶け始めました。
謳い文句の通り、本当に「とろ~り」です。
「どろり」ではなく「とろ~り」です。
ほうれん草と一緒にソテーした「豆乳シュレッド」は、もはや「とろけるチーズ」というよりも、「ホワイトソースをかけた感じ」でした。
そして、気になるのが塩分濃度。
成分表では、100gあたりの食塩相当量が2.2g。1袋あたり4.4gです。
これが、けっこう塩辛い。
「豆乳シュレッド」を入れ過ぎると、しょっぱいです。
野菜のチーズソテーを作る場合、塩は使わず、「豆乳シュレッド」だけで塩分を賄うのがお勧めです。
煮込み料理やスープに入れる場合は、「豆乳シュレッド」の塩分量を加味して、使用する塩の量を減らした方が良さそうです。
【豆乳シュレッドの調理例】定番チーズトースト
一方、「豆乳シュレッド」は、トースターでは溶けにくいです。
フライパンでほうれん草と一緒にソテーした時は、あんなにトロトロになったのに、トースターでは160℃で5分焼いても、ほとんど溶けませんでした。
普通の乳由来の「とろけるシュレッドチーズ」よりも、やはり塩辛い印象です。
私は、トーストにハムとチーズを乗せるのが好きですが、これでハムの塩分まで加わると、しょっぱいかも。
とはいえ、小麦・乳アレルギーの息子に、「米粉パンの豆乳チーズ・トースト」を提供できるというのは、斬新でした。
2021年3月1日に、「豆乳スライス」も発売予定なので大注目です。
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