授乳期間中の仕事復帰を乗り越えた方法・入園後の”母乳育児”体験ブログ

PVアクセスランキング にほんブログ村

息子が1歳の時に、保育園への入園が決まりました。

保育園生活が始まるということは、自分の職場復帰を意味します。

この時、母乳育児の真っ最中。入園前後の母乳育児をどうやって乗り越えたのか。体験記をまとめました。

母乳育児中に迎えた「入園式前日」の授乳

保育園の入園式の当日は、1日に何度も授乳している状態で迎えました。

この時の母乳育児と言えば、食事とおやつ以外の「寝かし付け」「起床時」「ぐずった時」に授乳していました。

3食は離乳食、おやつは赤ちゃんせんべいや焼き芋などを食べていました。

だけどやっぱり、母乳抜きではどうにもならず、入園までに卒乳に至ることができませんでした。

保育園の入園式の前日は、就寝時に母乳で寝かしつけ、夜泣きで夜中に10分ほど授乳しました。

いよいよ保育園!「入園式当日」の授乳

保育園の入園式(当日)の朝は、起床時に5分ほど授乳しました。

そして、入園式を迎えました。

息子は、園長先生の話を聞いている途中や、記念写真撮影の時に愚図りました。

いつもならここで授乳すれば泣き止む…という場面ですが、もう保育園児になるので、ここは集団生活の状況に合わせ、授乳は我慢。

廊下に出て、抱っこ紐でユラユラとあやしながら、その場を凌ぎました。

入園式から帰ってくると、すぐに10分ほど授乳。愚図愚図していたのが嘘のように収まりました。

そのまま(昼食前に)昼寝をしてしまい、起きて昼食。

夕方16時頃に愚図った時に、15分ほど授乳し、そのままこの日2回目のお昼寝に突入しました。

保育園生活スタート前に踏み切れなかった「卒乳」…頭で理解はできたけど

お昼寝と言っても、長くは寝てくれない「寝ない子」なので、いつも昼寝途中で「夜泣き状態」になってグズグズします。

これを当時、私は「起きぐずり」と呼んで困っていたけど、寝てもすぐにグズグズ、起き出す頃にもグズグズ。

昼寝だけでなく、就寝時も同様です。

この「起きぐずり」や「夜泣き」を救ってくれたのは、授乳だけでした。母乳を少しあげると、訳の分からない愚図りが止まりました。

この頃は、私も栄養面や母乳自体を重要視しているわけではなく、「授乳なしで寝てくれるならそうしたい」と思いながら、卒乳の時期を模索していました。

母乳は息子にとって安心材料。眠い時、寝たい時、何か気に入らない時、落ち着くために”おっぱい”を求めていました。

だから、卒乳したくても、どうやって卒乳のきっかけをつかめば良いのか分からない。授乳なしで、この「寝ない子」をどうやって寝かし付けたら良いのでしょう?

そんな悩みを抱えながら、卒乳に至らず、保育園生活に突入したのでした。

帰宅後、即おっぱい!「慣らし保育中」の授乳

入園式の翌日から、慣らし保育が始まりました。

慣らし保育は、日に日に保育時間が長くなっていくわけですが、保育2時間だけの初日も、給食を体験する2日目も、お昼寝を経験する3日目も、帰宅時間に関係なく、息子は愚図りました。

帰宅中も帰宅時も、とにかく「愚図る」という状態だったため、帰宅後は真っ先に授乳しました。

今思えば、安心できるお母さんが迎えに来て、慣れない環境から離れ、自分の家に帰ってきた!という状況は、息子にとって解放された瞬間。

これまでの我慢、やっと安心、甘えたい…。色んな感情を表現するには泣くしかないし、愚図るしかなかったんだ、と思います。

当時は、まだ感情を言葉で表現できない息子の気持ちを汲み取るのも難しかったし、息子の「愚図り」を授乳以外の方法で対処することができなかった。

愚図ってばかりの「慣らし保育」の期間は、保育園から帰って来てすぐ、”即授乳”でした。

いよいよ復職!仕事復帰も「岩のようなおっぱい」を体験

1週間の慣らし保育を経て、いよいよ自分も職場に復帰です。

私が勤める会社は、時短勤務とフレックスタイム制の制度がありました。私が選択した働き方は、9:00~15:00の時短勤務です。

職場を15:00に去り、16:30頃に保育園に迎えに行く、というスケジュールです。

「終業時刻15:00」という時間は、仕事中心に見れば非常に早い時間帯ですが、母乳育児を中心に見れば、遅すぎる時間。朝から帰宅できる16:00過ぎまで、母乳を出せないなんて、信じられない時間です。

復職初日は、搾乳せずに仕事しました。
おっぱいはパンパン、胸がカチカチです。

噂では、搾乳しないと「オッパイが岩のようになる」と聞いていましたが、本当でした。おっぱいはカチカチ、硬くて岩のよう!

ただ硬いだけじゃない、見た目もゴツゴツした感じです。胸のカーブがなだらかではなくゴツゴツして、大きさの違う石が詰まって一体化している感じ!

「胸が張る」とかいうレベルではありません。1つ1つの乳腺に母乳が詰まって、キャパシティを超えています。まさに「岩のような感じ」です。

出産・育児休暇前とは違うチームに所属し、慣れない仕事・迫る納期で頭を抱える中、「岩のようなオッパイ」まで抱える状況に、これは流石にマズイと思いまいました。

先輩女性は搾乳した母乳を職場で冷凍保存!フリーザーパックの活用法までスゴイ

私が復職したタイミングで、同じ職場に母乳育児中の女性はいませんでしたが、過去に、「授乳中の仕事復帰」を経験した先輩女性がいました。

この時既に出世してマネージャー職となっていた、私と同い年のN子さんは、3児の母。3回の育児休暇では、いつだって子供が0歳の時に仕事復帰し、保育園に預けてバリバリ働く、キャリアウーマンです。

私は、N子さんの仕事っぷりはマネはできない、N子さんとは違う両立の仕方を模索したい、N子さんとは違うロールモデルになりたい、と思っていました。

だから、悩みを相談することもなく、どちらかと言うと疎遠な関係でしたが、この時ばかりは、近づいて聞きました。

復帰した時、「おっぱい」どうしてました?

N子さんは、職場初の「職場で母乳を搾乳した人」でした。

トイレで搾乳し、母乳フリーザーパックに入れ、職場の冷蔵庫を借りて冷凍保存。冷凍母乳を翌日に保育園に預け、保育園で解凍して哺乳瓶に移し、保育園に預けられている0歳児に与えてもらった。

という話でした。

搾乳した母乳を入れた後、母乳フリーザーパックには、搾乳時間を書いた付箋紙を貼ったそうです。

当日自宅に持ち帰り、付箋紙に書かれた時間が古い順に、明日の日付と、保育園で子供にあげる順番の番号を”直接”書きます。

付箋紙は、役目を終えてゴミ箱へ。

母乳フリーザーパックに予め存在するメモ欄には、自分が搾乳した時刻ではなく、保育士から見て分かりやすい「使用する順番」が書かれている、というわけです。

やはりN子さんは、”スーパー”が付く人でした。

私の復職にあたり、私の直属の上司となった男性マネージャーが、当時のN子さんを過去に見ていました。

「コンビニで買って入れておいたアイスを食べようとして、冷凍庫を開けると、よくN子の母乳パックが並んで入ってたよ。」

N子さんから、いつも「私の母乳だから気にしないで」と言われたそうです。

母乳パッドと昼休みにトイレで搾乳!で乗り切る

一方、私はと言うと、子供が0歳ではなく1歳で仕事復帰した身。搾乳した母乳を冷凍保存してまで、息子に飲ませる必要はありません。

ただ問題は、カチカチのおっぱいです。

そこで、昼休みに1回だけ、搾乳することにしました。場所は女子トイレ!

搾乳した母乳を冷凍保存する場合は、清潔な搾乳器が必要になりますが、搾乳した母乳を捨てる場合は、どうにかして絞れればOKです。

私は、子宮がんの子宮全摘手術で、「捨てる母乳」の搾乳は経験済みです。最初はあの入院の時と同じ方法が頭に浮かびました。

授乳中に入院!母乳は一時中断!入院中の搾乳方法・入院後の再開について

2018/08/15

でも仕事復帰を迎えたこの時は、あの入院から1年以上が経過し、「張ったおっぱいをお風呂場で絞る」という技も身に付けていました。

お風呂場で絞る要領で、技術はOK。

便器に向かって直接絞るのはリスクが高いから、ビニール袋で片胸ずつ包むようにして絞りました。

この時、おっぱいに溜まった全ての母乳を絞り切るのではなく、「ちょっと圧を抜くだけでいい」と先輩社員から教えてもらいました。

全部絞ってしまうと、母乳はまた作られてしまい、どうせすぐにパンパンになるそうです。

おっぱいのカチカチを和らげる程度に、軽く絞って終了です。

これを昼休みに1回。
16:30~17:00頃には、母乳を飲んでもらえるから、昼休みと言っても12:00ではなく13:00頃に搾乳すると、母乳間隔が3時間半くらいの人と同等になる。

この戦法で乗り切りました。

搾乳前と終業時には、母乳が溜まっておっぱいはパンパンに張ります。母乳が染み出ても服に染みないように、母乳パッドを忘れずに!!

※私は、使い捨てタイプの母乳パッドを使っていました。
※万が一の時のために、生理用ナプキンのようにポーチに予備を入れていました。

0歳児ママの復職問題。搾乳室は会社単位ではなく場所単位で設けてほしい理由

子供を0歳で預けて仕事復帰するママが急増する中で、搾乳室を設ける企業があることを日経デュアルの記事やwebサイトで知りました。

その動きは応援しつつ私が感じたのは、搾乳室は会社単位ではなく場所単位で設置されている世の中になればいい!ということです。

私が母乳育児中に復職したタイミングで、もしも自分の会社に搾乳室ができたとしても、プロジェクト単位で勤務地が変わったり、他の会社に一定期間だけ常駐したり、出張や外回りで別の場所に出向いたりすることが多い職種のため、全く利用できないからです。

でももし、プロジェクトを遂行する現場にも、一定期間だけ常駐する会社にも、出張や外回りで出向く企業にも搾乳室があれば、その日そこに勤務する母乳育児中の女性たちが利用することができます。

だから、今は搾乳室を設けるとニュース(話題)になってしまうほど、搾乳室がある企業はレアですが、あのカチカチなおっぱいを経験した個人としては、(場所単位での)搾乳室が珍しくない世の中になればいいなと思います。

※母乳育児中の子供を預けて働く母親が急増している世の中、という前提です。

すでに授乳室が設けられている建物(場所)は、搾乳する時に利用できると思いました。

授乳しなくてもお昼寝できた保育園!見えてきた”断乳”

保育園では、お昼寝があります。

おっぱいを飲めない保育園で、息子はお昼寝ができていました。

本来であれば、給食後に約2時間の昼寝をするところ、最初のうちは、

  • 午前中に寝てしまい、午後の昼寝と合わせて、2回のお昼寝
  • 午後の昼寝ですぐ起きてしまい、二度寝でやっと熟睡
  • 給食中にウトウトしてしまう

など、いくつかパターンがありました。

でも、私がいなくても寝ている。
授乳しなくても寝ている。

おっぱいを吸いながらじゃなくても、いざとなれば息子はもう、眠ることができるんだ!

保育園に通い始めた4月。
私は、息子が授乳なしでも眠れることを知ったのでした。

  • 起床時の授乳
  • 昼休みの搾乳
  • 保育園から帰宅後の授乳
  • 寝る前の授乳
  • 夜泣きの授乳

復職後、母乳育児については、このパターンで乗り切りました。

そして、おっぱいなしでも保育園で眠ることができている息子を前に、「断乳」という2文字が見えてきたのでした。


発達障がい児育児ランキング
ブログランキングにも参加しています。

応援クリック頂けると順位が上がり、体験談を探している方に見つけてもらえる可能性がUPします。

にほんブログ村 子育てブログ 発達凸凹育児へ
にほんブログ村

※布の母乳パッドは休日に使っていました。断乳後も、パッドが取り外しできるキャミソール等に利用しています。

お気軽に感想・質問・記事リクエストなどをどうぞ。コメントは内容確認後、お返事と一緒に表示されます。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください