【食物アレルギー問題】省略OKを知ってた?食品表示法の個別表示もう少し改定して欲しい!

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息子は、食物アレルギーです。

息子が0歳の時に、乳アレルギーが発覚して以来、食物アレルギーに向き合ってきました。

生後6か月、粉ミルクでアナフィラキシーショック症状!食物アレルギーが発覚

2018/04/11

もう何年も食品表示に注視して、食品の原材料表示を読み解いて来ましたが、ここに来て「油断していた!」と気が付いたことがあります。

食品表示法のアレルゲン「一括表示」と「個別表示」

それが、食品表示法で定められている「個別表示」に関することです。

食品表示には、1つ1つの原材料ごとにアレルゲンを表示する「個別表示」と、原材料の最後にまとめてアレルゲンを表示する「一括表示」があります。

私は常日頃から、「一括表示」ではなく「個別表示」してよ!…と思ってきました。

「一括表示」では、どの原材料に何のアレルゲンが含まれているのか、分からないからです。

例えば、小麦アレルギーの場合、小麦を含む「醤油」は大丈夫でも、小麦を含む「たんぱく加水分解物」は避けたい等、奥深いアレルギー事情がありますよね。

「一括表示」では、醤油の小麦なのか、たんぱく加水分解物の小麦なのか、あるいはそれ以外の原材料に小麦が入っているのか、分からないからです。

でもここに来て、気が付いたこと。

それが、「個別表示」の「省略」です。

「個別表示」を信頼し過ぎて、見落としていました。

「個別表示」でも二度目以降の記載は省略が認められている!

アレルゲン表示は、「個別表示」されている場合でも、二度目以降は記載を省略することが認められているのです。

原材料の中で、一度記載したアレルゲンが、もしも他の原材料に使用されていても、二度目以降の記載は省略できるのです。

上の写真(事例)をご覧下さい。

原材料の前半に登場する「しょうゆ」には、「大豆・小麦を含む」の記載があります。

「大豆」と「小麦」は、「しょうゆ」に含まれるアレルゲンとして一度記載されているので、それ以降に登場する原材料は、「大豆」と「小麦」のアレルゲン表記を省略することができます。

つまり、「しょうゆ」以降に記載されている「○○エキス」に「大豆」か「小麦」が含まれているかもしれないのです。

私は、それを全く忘れたまま、この原材料表記の『味付のり』を買っていました。

小麦が含まれていても「しょうゆ」なら大丈夫。という根拠です。

だけど今回、「個別表示」の落とし穴を再認識して、安易にこの根拠で商品購入できないな、と思いました。

★改定要望★「醤油」と特定加工品のアレルゲンは「個別表示」の”1度目”に数えないでよ!

幸い、息子は、この「味付のり」を食べても大丈夫でした。

「省略されているかもしれないアレルゲン」の影響は受けていません。

だけど、「個別表示」の省略可能な条件は、もっと厳しくあるべきだと、強く思うのです。

煩雑なアレルゲン表記によって、原材料欄がとてつもなく長くなり、本来の情報が分かり辛くなるのは本末転倒だし、省略表記に反対なわけではありません。

ただ。

食品表示法によって、原材料としてアレルギー特定原材料が使われていることが明らかな「特定加工食品」であっても、アレルゲン表記が義務付けられた・・・

この「特定加工品」。※「卵」の含有が当たり前な「マヨネーズ」など

小麦アレルギーでも摂取できることが多い「しょうゆ」。

この2点・・・「特定加工品」と「しょうゆ」に対しては、アレルゲン個別表示の際、

● アレルゲン表記を略さず必須とする。

● ”一度目に記載済みのアレルゲン”と見なさない。

● それ以外の原材料について、アレルゲン表記を一度目、二度目以降とカウントする。

にして欲しい!

と強く思います。

取り急ぎ、アレルゲン表記の「個別表示」に油断せず、必要あればメーカーに問合せて行きたいと思います。

「食物アレルギーの子どものためのレシピ集」はすごい!巻末はアレルギー知識満載、レシピはWEBでも公開中!

2019/06/10

今回、参考にしたのは『食物アレルギーの子どものためのレシピ集』の巻末に載っている、「加工食品のアレルギー表示の読み方」です。


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検定があることも知りました。

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