「うおめん」をご存知ですか?
七夕の日、学校給食に出た「七夕汁」。このメニューの材料一覧に「うおめん」という記載があったのです。
私は「うおめん」を知らなくて失敗した話を織り交ぜながら、「七夕汁のうおめん」についてご紹介したいと思います。
学校給食「七夕の日」のメニューは?
・牛乳
・菜飯ちりめんご飯
・ハンバーグのトマトソースがけ
・七夕汁
・冷凍黄桃
※マーカーを引いたメニューは、該当アレルゲンを含むため、代替え食(弁当)です。
※「牛乳」は、年間を通して”停止”です。
※対象アレルゲンは、「小麦・乳・ゴマ・クルミ・カシューナッツ」です。
この日の「ハンバーグ」は、小麦・乳が不使用。息子も給食で頂けます。
安心逸品 国産ミートのハンバーグ40Ca&Fe(豚肉・鶏肉・たまねぎ:国産)
含有アレルゲン:大豆、鶏肉、豚肉
メインディッシュ「ハンバーグ」とデザート「もも」の『給食カード』を持参しました。
『給食カード』とは ・・・「給食でもらうもの」という意味を持つ、単語カード形式の手作りカード一式
「菜飯ちりめんご飯」には、「白炒りごま」が混ぜ込まれるため、ゴマアレルギーの息子は、食べられません。
「七夕汁」は…(以下につづく)
【アレルギー児の代替弁当】七夕メニューの代替内容
・菜飯ちりめんご飯 → 小松菜ちりめんご飯
・七夕汁 → 細切り”なると”の「七夕汁」
「菜めし」の葉っぱは、小松菜に替えました。ちりめんじゃこを混ぜて、混ぜご飯を作りました。
「七夕汁」は、学校給食と同じ、鶏肉・にんじん・ねぎ・えのきたけ・ほうれん草・なると・豆腐を入れた澄まし汁をベースにしました。
実はこの「七夕汁」が、(代替じゃなくて)本当は給食でもらえたのに、私の確認が至らず代替弁当になっちゃった!…という話を紹介していきます。
「七夕汁」って何!?
恥ずかしながら、私は今まで自宅で、七夕の日に「七夕汁」を作ったことがなくて、レシピや詳細を知りませんでした。
「七夕汁」とは…
(埼玉県鶴ヶ島市の公式ホームページ「七夕汁」より抜粋・要約)
そうめんを天の川に見立てたすまし汁。
七夕にそうめんを食べると、病気にならないといわれています。
調べてみると、「七夕汁」とは”そうめん”を入れたすまし汁であることが分かりました。
息子の小学校給食では、「そうめん」ではなく「うおめん」が使用されます。
アレルギー対応チェック用の詳細献立表には、「七夕汁」の材料として「うおめん」と書かれていました。
「うおめん」って何?
恥ずかしながら、私はこの時点で「うおめん」が何か分かりませんでした。
調べてみると、ネット検索で上位にヒットするのは「銚子ふるさと産品・魚めん」でした。
カルシウム不足だった当時の子供たちに、栄養豊富な鰯を食べて欲しいという想いから生まれた商品のようです。
イワシを使用した『魚めん』を銚子からお届け
ボーモ阿尾
https://www.uomen-original.com/
※「元祖 魚めん」を製造・販売されていたボーモ阿尾さんですが、長引くコロナ禍の影響と製造機械の故障などの諸事情から、現在は販売を休止されています。
「魚めん」は小麦粉を使用!
「魚めん」は、カルシウムたっぷりで、鰯から出来た麺。
乳アレルギーの息子は、牛乳や乳製品からカルシウムが摂取できないので、「魚めん」が食べられるといいなぁと思い、その成分を調べてみると…
【原材料】
小麦粉、いわし、食塩
…でした。
そう、息子は小麦アレルギーでもあります。
「魚めん」には小麦粉が使用されていて、息子には食べられない商品でした。
学校給食の「うおめん」はカラフルな極細かまぼこ…
さて、「七夕汁」と「魚めん」の知識が揃ったところで、私の失敗が始まります。
ここで、「魚めん」は鰯と小麦粉からできた麺。小麦アレルギーの息子は食べられない。つまり給食の「七夕汁」は代替食対応(=弁当)である!と思い込みました。
献立表チェックでアレルゲン対象として「うおめん」をマーキングし、「Q.小麦製品ですか?」という聞き方で、一投目の質問を投げた後でした。
一方、栄養士さんが献立表と一緒にくれた加工食品の成分表には、「極細かまぼこ」の資料が3種類ありました。白・赤・黄色の3種類です。
なんてカラフルな「極細かまぼこ」でしょう♪
私はこれを見ても、「七夕汁に入れる(ただの)かまぼこ」と思い込み、一度見でスルー。
「極細かまぼこ」の成分は”小麦・乳不使用”だったのに、「魚めんが使用される七夕汁はどうせ代替弁当だし!」と、ソーメンの如く流してしまいました。
待てよ?
「うおめん」=「極細かまぼこ」!?
きっとそうだ!そうに違いない!なぜ気が付かなかったんだろう!
確信した時には、もう七夕間近でした。
もしや「極細かまぼこ」が「うおめん」として使用されるのですか?
という、2投目の質問を投げたのは、もう給食前日でした。
回答がどうであれ、回答を受けて結論(給食提供 or 代替弁当)を出すのが給食当日になってしまうため、間に合わない。
「極細かまぼこ」は原材料OKですが、「うおめん」として使用されるのか今の時点で分からないため、明日は「代替食」で対応します。
という最終連絡を以って、今回の結論(保護者承認済のアレルギー対応)となりました。
私の確認不足で、本当はみんなと一緒に食べられた「七夕汁」が代替弁当になってしまったので、とてもショックでした。
代替食(弁当)の七夕汁「うおめん」は「なると」を縦切り
息子の七夕汁(代替弁当)は、棒状の”なると”を使用して作りました。
なるとを輪切りではなく、縦に細長くカットして、天の川に見立てることにしました。
しかし、この時に使った”なると”は柔らかすぎて、上手く細く切れなくて、グチャグチャになった事がまた、ショックでした。
【小麦アレルギー対応】素麺入り七夕汁の代替食は米粉麺で作る
学校給食の七夕汁は、素麺ではなく「うおめん」という名の「極細かまぼこ」が使用されました。
私は、学校給食の七夕汁の材料ありきで、アレルギー対応の代替食を用意してしまったので、「極細かまぼこ」→「なると」という発想(結果)になってしまいました。
だけど本来なら、小麦製品である素麺 → 米粉麺、という連想で代替しますよね…。
次回以降の七夕では、米粉の細麺を使って、素直に「七夕汁」を再現したいと思います!
※東亜食品の米粉そうめんは、食塩も無添加で珍しい!
【アレルギー対応の反省①】材料の最終形(仕上がりイメージ)を把握してから代替する
今回の「うおめん」は、私の確認が至らず、給食でもらえるメニューなのに代替食対応(弁当)になってしまった…という話でした。
七夕汁の材料として「うおめん」があり、添付資料として「極細かまぼこ」の成分表があった。
「うおめん」を知らなくても「極細かまぼこ」の形状が分からなくても、七夕汁に使用されることは分かっていました。
なので、メニュー(=七夕汁)として仕上がる時に、食材・加工品(=「うおめん」と表記された極細かまぼこ)がどんな最終形で提供されるのか実際のイメージを確認すれば良かったです。
「極細かまぼこ」をそうめん(or うおめん)に見立てて入れる、という仕上がりイメージが把握できれば、米粉麺で代替えできたなぁ~と思います。
今回の私のパターンは、代替弁当になってしまった&代替方法がイマイチだった…という話で済んでいますが、学校給食でアレルギーっ子が自分でアレルゲン食材を除去対応する場合は、料理の中にアレルゲン食材がどんな形状で入っているのか把握することは超重要ですよね。
【アレルギー対応の反省②】栄養士さんへの質問は適確に一度で完結させる
それから、栄養士さんへの的確な内容で質問を投げかけることが大事だなと思いました。
しかも「一投目」に。
一度の質問でいかに確信を突けるか(聞きたい事が聞けるか)。これがとても重要だと、改めて実感しました。
アレルギー対応がなるべく栄養士さんの負担にならないように、確認事項は一回の適確な質問で解決できるように心掛けたいと思います。
※小林生麺さんの米粉麺は、種類(うどん・素麺・焼きそば麺…etc)が多くて便利でリピート中!
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