【アレルギー児のお正月】お節料理で「食べられる食べられない」を分析!

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明けましておめでとうございます。
今年も「ゆきまる生活」をどうぞよろしくお願い致します。

我が家では、毎年12月に入ると「お節料理」を予約します。

小麦・乳・ゴマ・クルミの食物アレルギーである息子が、一緒に食べられた「お節の中身」とは?

お節料理の中身について、アレルギー関連情報をまとめました。

お節料理は和食!小麦アレルギーレベル次第で意外と食べられる

うちのお節料理

最近では、和洋折衷のお重箱やオードブル風なお節料理も販売されているので、一括りにはできませんが、一般的にお節料理と言えば「和食」です。

我が家で予約しているお節料理は、少人数向けの五寸三段重。昔ながらのお節料理がギュギュっと詰まっています。

これらのお節料理は、砂糖・醤油・発酵調味料を中心に甘辛く調理されているものが多いです。

小麦アレルギーであっても、小麦を含む「醤油」や「発酵調味料」を摂取しても問題がないアレルギーレベルの場合は、たとえ原材料表示に「小麦を含む」と明記されていても、食べられる品目がけっこうありました。

お節料理の予約は「原材料名の一覧」が添付されたタイプがお勧め!

お節料理の原材料一覧
(お節料理の原材料一覧)

1年に1個しか注文しないお節料理。実際に食べて比較するにも間隔が空いて難しいです。

でも、確信できたこともあります。

それは、食物アレルギーがある家族と一緒に食べる場合、断然、「原材料の一覧が添付されているお節料理」がお勧め!ということ。

1つのお重箱に、色々な”おかず品目”が詰め込まれたお節料理の場合、1つ1つの品目ごとに、原材料が明記されていると助かります。

我が家でよく購入しているお節料理は、自分で真空パックを開封してお重に詰めるタイプではなく、始めから三段重に詰めこまれているタイプです。

それなのに、中身の品目ごとに、原材料が記載された用紙が添付されています。

これは、かなりお勧めです。結果的に、ここ数年は、このお節料理を毎年のように選んでいます。

初めて購入する時は、原材料一覧が添付されているか分かりません。

そのため、最初は購入先に問い合わせるのが良いと思います。

発酵調味料、加工デンプン、たん白加水分解物、風味調味料…を読み解く

アレルギー特定原材料等27品目については、まだまだ一括表示が多いです。

私が手にした、お節料理の原材料一覧でも、一品目ごとに原材料名は明記されているものの、その27大アレルゲンは末尾に一括表示です。

そうなると、「醤油、発酵調味料、加工デンプン、たん白加水分解物、風味調味料…(原材料の一部に小麦を含む)」…という表示に対して、醤油以外に小麦が使われているのか不明です。

息子は、小麦アレルギー経口免疫療法が「うどん0.6g」まで進んでいるので、小麦を含む「発酵調味料」は大丈夫、と判断できるようになりました。

だから、原材料表示末尾の「小麦を含む」というアレルゲン表示が、「醤油」と「発酵調味料」に由来する場合は、食べられると判断します。

「加工デンプン」と「たん白加水分解物」と「風味調味料」に由来している可能性がある場合は、「怪しいので食べられない」と判断します。

このように、アレルギー情報が一括表示だと、表示だけでは確信が持てません。保護者が、経験で判断する必要があります。

風味調味料には乳成分が入っている!?

息子に取り分けできる品目を取捨選択するため、お節料理の「原材料一覧」を何度も読み返して、気が付いたことがあります。

和風の甘じょっぱい、似たような味が並ぶお節料理の中で、明らかに乳製品じゃないのに「乳成分を含む」という品目があるんです。

なぜ、この品目に「乳成分」を含むんだろう?

原材料名をじっくり見て分析すると、どうやら「風味調味料(かつお)」を使っている品目は、必ず原材料末尾に「乳成分を含む」と書かれていました。

つまり、このお節料理では、「風味調味料(かつお)」に「乳成分」が含まれている!と判断できます。

魚介類の臭い消しを兼ねているのか?

乳アレルギー児の親としては、「風味」より「余計な乳成分を入れない」ことを優先してほしいな。

おせち甘系は7大アレルゲン不使用が多い!魚介類は選別必要

それでは実際に、うちのアレルギーっ子が食べた品目、食べられなかった品目を中心に、三段重の中をご紹介します。

27大アレルゲン不使用

原材料一覧で、末尾にアレルギー表示がないもの。
アレルギー特定原材料等27品目が不使用な品目:

栗甘露煮・龍皮巻き・葉付き金柑・きんとん

でした。

7大アレルゲン不使用

27大アレルゲンのうち「大豆」のみ使用。
アレルギー特定原材料7品目が不使用な品目:

黒豆・手まり和菓子・笹巻団子・紅梅餅・酢だこ

でした。

<総評>
お節料理に入っている「甘系」の品は、小麦・乳・卵のアレルギーがあっても食べられるものばかりでした。

「小麦を含む」でも発酵調味料由来

見極めが難しかった「XX調味料」の記載も、なんとか分析しました。

「小麦を含む」表記があっても、その由来は「醤油」「発酵調味料」「醤油風調味料」だと特定し、小麦・乳アレルギーの息子が食べられた品目:

松前漬け・なます・いくら醤油漬け・いか白焼き・豚の角煮・昆布巻き・銀鮭味噌焼き

でした。

「乳成分を含む」意外なもの

一方で、「乳成分」を含むために食べられなかった品目:

祝海老・焼き湯葉巻き・魚卵の煮物(たらこ)・数の子

です。

これに「どうして乳成分を使うのか!?」と問いかけたい品ばかり。海の幸が多いです。

お節料理ではなく、食品スーパーや生協の宅配で購入する「たらこ」や「数の子」は、息子でも食べられる商品があります。

同じ品目でも、やはりメーカーが違うと味付けに使う調味料がだいぶ異なります。

「小麦を含む」由来が加工でん粉、たん白加水分解物、よく分からないもの

「小麦を含む」由来が、加工デンプンやたん白加水分解物だと想定できるもの。息子が食べれば「お口カユイ」と言う可能性がある品目。

もしくは「小麦を含む」の理由がよく分からず、アレルギー症状が出ないレベルか判断できない品目。

つまり、小麦アレルギーの息子が食べるのを避けた品目:

紅白かまぼこ・伊達巻

でした。

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2019/01/04

※「かまぼこ」「伊達巻」はこれを想定して、該当アレルゲン不使用の商品を個別に事前購入しています。

明らかにアレルゲン含むもの

ごまアレルギーの息子が食べられなかった品目:
たたき牛蒡。(ゴマを含む)

くるみアレルギーの息子が食べられなかった品目:
菓子くるみ。(クルミを含む)

お節料理の定番系は別買いでフォロー

小麦・乳・ごま・くるみアレルギーの息子でも、広げたお節料理は、一緒につまみながら、けっこう食べられることが分かりました。

ここで想定通りだったのは、「かまぼこ」と「伊達巻」です。

お節料理では、子供が好んで食べそうな品ほど、「小麦・乳成分」が含まれていました。

でも普段、食品スーパーで見かける「かまぼこ」と「卵焼き」でも同じ事象なので、想定通りでした。

年内、年を越す前に、「小麦・乳成分」が不使用の「かまぼこ」と「伊達巻」は別途、購入を済ませておきました!

その年越し準備は、毎年忘れないように気を付けています。

私は、多くのアレルギー対応食品や調味料などを生協の宅配で購入しています。使用請求やお試しキャンペーンもあるから、気になる方は試してみて下さいね☆

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※「発酵調味料」「醤油風調味料」などの記載は、表記文字列が同じであっても含まれるアレルゲンの種類は商品によって異なります。

※原材料は、必ずご自身でご確認下さい。

皆様にとって素敵な1年となりますように。
2024年もどうぞよろしくお願い致します。
ゆきまる生活


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