年を越す少し前に、ホームベーカリーを買い換えました。
新ホームベーカリーで活躍したのは、お正月のお餅づくり。
この時の嬉しいやら悲しいやら、複雑な気分を語ります。
選んだのはパナソニックのホームベーカリー(SD-MT3)

今まで使っていたホームベーカリー「GOPAN」は、横幅が大きくて重たい。
食品スーパーでもネット通販でも、今ほど「米粉」のラインナップがなく、米粉を買うなら「自宅に必ずある米」を入れれば作れちゃうタイプにしよう、ということでゴパンを購入した経緯があります。
息子は食物アレルギー(小麦・乳・ごま・くるみ)。米粉パンを手軽に作ることが目的でした。
今では、米粉だけでなく米粉製品が手軽に入手できるようになり、便利な米粉ミックス粉が多々登場。GOPANはめっきり使わなくなりました。
ここは心機一転、使っていないからこそ処分して、新しいものを買おう。そして、新調したら使い込もう・・・と思いました。
- 市販の米粉を使って手軽に米粉パンができる
- もっとコンパクトで、炊飯器を開け閉めするような感覚がいい
- ドライイーストだけでなく、天然酵母でも食パンが作れる
- やっぱり日本製(王道の日立かパナソニック?)
ざっくりですが”譲れない条件”のようなものが、既に自分の中にありました。
そして選んだのが、パナソニックのホームベーカリー「SD-MT3」です。
既に同シリーズで新機種が存在したのですが、価格が高い。米粉パン(小麦なし)と天然酵母パンに対応しているタイプの中から、型落ちした商品を選びました。
今思えば、もう1段階”型落ち”して、「SC-MT2」でも良かったかも。思うようにいかない「米粉パン作り」との闘いは、現在進行形です。
肝心な米粉パンで失敗中!

購入前に調べた機能説明通り「米粉パン(小麦なし)」が、作れる仕様です。
しかし、実際に買ってみないと分からない事でしたが、その材料を見て唖然。
「もち粉と水あめの糊」??
「米粉(福盛シトギ2号)」?
普通の「米粉」を入れただけじゃダメなの?
始めから両方の指定を守らないのはチャレンジャー。挑戦的過ぎるので、少しだけ規定に従わないことにしました。
自宅にある普通の「米粉」を使いつつ、「もち粉と水あめの糊」という謎の甘味料(270g)は指定通り作ろうと決意しました。
ところが、自分のドジを呪いますが「もち粉」と「もち米」を間違えてしまい、「もち米と水あめの糊」を作ってしまった。
途中で気が付くも、悔しいのでそのまま米粉パン作りの工程を進めるも、固くて食べられない米粉パンが出来上がりました。
手元には「もち米」が大量に残り、新調したホームベーカリーで上手な米粉パンが作れないまま、新年を迎えました。
「おもち」作りは大成功&超簡単!

残った「もち米」が大活躍したのは、元旦の朝。
新ホームベーカリーの取り扱い説明書を開き、「もち」のページを見ると、米粉パンとは全然違って、とてもシンプルな材料でした。
【用意するもの 】
もち米、水
以上。
実にシンプルです。
早速、吸水や30分間の水切りなど(私にとっては面倒な)指定の準備を省き、洗った「もち米」と水を分量通りケースに入れて、スイッチをオン。
※事前に「パン羽根」を「めん・もち羽根」に交換する作業はやりました。
途中でピッピッと鳴るので、ふたを開けて、開けっ放しのまま「スタート」ボタンを押します。(説明書通り)
その後、ふたが開いた状態で「こねる作業」を続けてくれます。

トータル1時間ほどで、つきたての「おもち」が出来上がりました。
※出来上がったお餅を置く時は、「片栗粉」を使いました。
※他には「上新粉」「コーンスターチ」などが使えます。
冷ます間にすぐ固まる!手早く”食べたい形にする”がオススメ

ホームベーカリーの取扱説明書レシピでは、ケースからすぐ出して冷ます、とありました。
冷ます時間は、約10分。これ以上の時間、放置すると餅の表面が固くなってきます。
私は、お節料理を並べたりコーヒーを淹れたり、他のことをしている間にお餅を冷ましていたのですが、いざ「お雑煮」の中に入れるために千切ろうとしたら、千切るのにけっこう力が必要でした。
ホームベーカリーのケースから取り出した状態で、固まってしまうと扱いが大変でした。ボテッという巨大な丸い形のまま固まると、切るのも一苦労だと思います。
表面が柔らかいうちに、千切って丸めるか、平たく「伸し餅」のような形にしておくのが良さそう。
固くなっても「伸し餅」型なら、後から包丁で切り分けても見栄えが良いです。
【アレルギー児の米粉パン】ホームベーカリーで目指すもの
本音は、この「もち米と水を入れてスイッチポン!」のような感覚で、米粉パンを作りたい。
「もち粉と水あめの糊」を正しく作れば、ふっくら膨らんだ米粉パンが作れるのか?
「もち粉と水あめの糊」ではなく「水あめと水の糊」ではダメなのか?
小麦アレルギー児の米粉パンは、小麦グルテンを活用できない。イースト菌のエサとなるものを、いかに簡単に代替えするか!?
・・・疑問は尽きません。
先代のGOPANでは、小麦パンモードで「大豆粉と米粉の食パンミックス」を使って焼いただけで成功した経験もあります。
やはり「米粉のミックス粉」系を使うのが手っ取り早いか?
小麦・乳・ごま・くるみアレルギー児の米粉パンを作るため、暫く「粉とモード」の相性実験となりそうです。
※この「ミックス粉」以外に、ホームベーカリーで成功した「米粉のミックス粉」があったら教えて欲しいです!
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