お菓子作りで「シュークリームは難しい」とよく聞きませんか?
しかもシュークリームの材料と言えば、小麦・乳製品・卵ですが、息子は小麦・乳アレルギー。
クリームの絞り器さえ持っていない私がまず挑んだのは、カスタードクリーム作りでした!
難易度の高い「米粉シュークリーム」作りに向けて
小学校給食で初めて「シューアイス」が出ると知った時、「米粉シュークリーム」を作ろうと思いました。
小麦・乳アレルギーがある息子は、小麦粉と乳製品が原料に使われているシュークリームを食べることができません。
給食で出るのは、小麦・乳製品・卵から成るシューアイス。シュークリームの中身がアイスの商品ですね。
冷凍状態で持って行くことは諦めても、息子が食べられる「米粉シュークリーム」を作って持参することはできそうだ!
ということで、まずはカスタードクリーム作りの練習をすることにしました。
※のちに、タカキベーカリーさんの「すこやかシュークリーム」の存在を知ることになります。
シュークリーム用口金(絞り器)は必要!?
私はシュークリームを作ったことがなく、シュークリーム用口金(絞り器)も持っていませんでした。
そこで、富澤商店(TOMIZ)で、シュークリーム用口金を購入。
シュー生地を絞り出すのも、シュー生地にカスタードクリームを注入するのも、1つの口金で済ませようと思い、「細口のタイプ」を買いました。
口金(絞り器)は、たくさん種類があるんですね。
「モンブラン口金」や「木の葉口金」など色々なタイプがあり、これで「あの形」にするのか!と勉強になりました。
しかしながら、シュークリーム&カスタードクリーム作りに、絞り口金は無くても良いかもしれません!?
※理由は下に続く…
米粉と豆乳で作るカスタードクリームのレシピ
全体としてはキッチンで何度か絶叫した失敗がありましたが、カスタードクリーム自体は美味しく仕上がりました♪
◆材料(用意するもの)
・卵 3個
・豆乳 2カップ
・砂糖 約50g~70g(お好み)
・米粉 30g
・豆乳を、小さい紙パックタイプ(200ml ≒ 1カップ)を使い切る量で仕上げる場合、全体を半量にする。
・卵は1個の大きさや種類によって、全体のボリュームが変わる。半量にする場合は、S-Mサイズ2個くらい。
・カスタードクリームの固さ(もったり具合)は、卵と豆乳の量よりも「火入れ具合」に左右される。
◆「米粉と豆乳カスタードクリーム」の作り方
- 卵と砂糖を白っぽくなるまで混ぜる
- 米粉を入れて混ぜる
- 火にかける
- 豆乳を入れて、ゆっくりかき混ぜる
- なめらか状態を意識して、ゆっくり火を入れる
- 「もったり状態」になる直前で火をとめる
- 粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす
・「てんさい糖」を使うと、カスタードクリームの色味が茶色っぽく仕上がる。
・火を入れ始めると、ある時に急(あっという間)に固まってくるので、6のタイミングに注意する。
失敗例1.絞り袋ではなくビニール袋(ポリ袋)を使った
生クリームやシュー生地を絞り出すための「絞り袋」は、100円ショップでも売っています。
私は「ビニール袋(ポリ袋)の角を切り落として使えばいいや」と安易に思い、シュークリーム用絞り口金を装着。ポリ袋の上部を切り落とし、全体のフォルムを三角形にしました。(上の写真)
ところが、いざポリ袋にカスタードクリームを入れて、ギュウっと押し出してみると、絞り口金の脇からクリームがはみ出てしまった!
更に絞り出す力を加えると、ポリ袋のボディ部が破れて、中身が飛び出しました。(上の写真)
カスタードクリームが固めだった(ゆるくない)…という原因もあると思います。
専用「絞り袋」を使うと…
その後、100円ショップで買った「絞り袋」で試しました。
口金の直径に合わせて袋の先をカットし、内側から口金を差し込んで使うタイプです。
やはり専用袋は、材質からして違いますね。
ギュっーと力を入れて絞り出した時に、破ける素振りもありませんでした。
スムーズに絞り出すには、やはり専用の「絞り袋」が適任です。
失敗例2.シュー生地に空洞がない(うまく膨らんでいない)
シュー生地が上手く膨らまず、中に十分な空洞がない場合、カスタードクリームが注入できませんでした。
※専用の「絞り袋」を使えば少しは入る。
その結果、カスタードクリームの注入は諦め、「サンド」することにしました。
ハンバーガーのバンズのように、シュー生地に横に切り込みを入れ、カスタードクリームを挟みました。
シュークリームの中に入れるカスタードクリームは、絞り口金で注入しなくてもサンドするだけで充分だと分かったのは、教訓とも言える収穫です。
シュークリーム用絞り口金は、米粉パンのアレンジに使える
私が購入した1本の「シュークリーム用 絞り口金」は今後、多目的に活躍できそう。
横にカットしてサンドタイプのシュークリームにする時は使わなくても、米粉パンの中にクリームやジャム類を注入してみたいです。
乳不使用のチョコクリームは市販品でも手に入るので、朝食で食べる米粉の丸パンに注入し、チョコレートクリームパンにするのもいいですね。
米粉と豆乳カスタードクリーム作り・まとめ
最終目的である、給食の代替食(弁当)として持参した「米粉シュークリーム」は、結果的に「シューサンド」になりました。
米粉と豆乳とてんさい糖で作ったカスタードクリーム自体は、大成功。優しい甘さが癖になり、スプーンで味見が止まりませんでした。
反省点は、火入れが強くて「もったり感」が重くなってしまったこと。もう少し早く火からおろして、滑らかな仕上がりにできれば良かったです。
◎カスタードクリームにとろみが付いたら、火から下ろすタイミングを集中して見計らう。
◎シュー生地の膨らみが悪い場合、カスタードクリームは注入ではなく「サンド」して入れる。
◎絞り袋は、専用袋を使用する。
…という教訓を得ました。
次回は、飛び出たカスタードクリームで手がベタベタ、キッチンがグチャグチャ…の状態が避けられそうです!
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