学校給食の献立には、カレーライスだけでなくハヤシライスも登場します。
息子には複数の食物アレルギーがあり、給食で出るハヤシライス(のルー)は食べられません。
今回は、「ハヤシライス」の代替内容について、まとめました!
学校給食でも献立に登場!3大アレルゲン含むハヤシライス
牛肉やタマネギを煮込み、甘みのあるこってりしたルーが美味しいハヤシライス。最近では完熟トマトをベースにしたちょっと酸味がある味も人気ですね。
ハヤシライスはカレーライスに比べると頻度は少ないのですが、学校給食の献立にも登場するメニューです。
市販品や学校給食のルーは、3大アレルゲン(特に小麦粉や乳製品)が使われており、小麦・乳アレルギーがあると食べることができません。
学校給食でハヤシライスが出る時はどうしましょう?
ハヤシライスの食物アレルギー対応(代替対応)をご紹介します。
※自宅でのハヤシライス作りにも応用できます。
ライスとルーは別配りか?学校給食のアレルギー対応
学校給食でハヤシライスが出る時、私はハヤシルーの成分の他にも必ず、配膳方法を確認しています。
息子の場合、食物アレルギーがあっても白米は食べることができるので、まずは白米だけ配膳してもらえるのか、ルーだけ持参すれば大丈夫なのか確認します。
息子の小学校給食のアレルギー対応では、調理室でライスに具を乗せてから運ばれる主食メニューは丸ごと代替食(弁当)となりますが、ライスと具が別々の容器で運ばれて教室で配膳されるメニューは「ライスのみ提供」が可能です。
なので、ライスとルー(具)が別配りか?という観点は、学校給食のアレルギー対応としては超重要。
※部分提供の可否や配膳方法は、学校のアレルギー対応方針によって異なります。
給食のハヤシライスは別配り、つまり「ライスのみ提供」可能なパターンに当てはまります。
息子はハヤシルーだけを持参し、給食でもらったライスの上に(持参した)ルーをかける方法が定番となりました。
※息子の「ビビンバ事件」のようにヒヤリハットは起こり得ますので、配膳方法は毎回確認しましょう。
※「前回のハヤシライスは〇〇だったから、今回も〇〇」と判断することは危険です。
ハヤシライスの弁当箱どうする?
お弁当でハヤシライスを持って行く場合、どんな容器に入れていくのが良いのでしょうか。
ライスもルーも両方持って行く時は、丼用の保温ランチジャー(どんぶりジャー)が思い浮かびます。
しかし、どんぶりジャーの具材を入れる上部の部分は、液体メインのおかずには適していないことが多く、汁漏れが心配ですよね。
そこでお勧めなのが、「フードジャー」「スープジャー」と言われるタイプ。(以下「スープジャー」)
ライスも保温容器に入れるか、ライスだけ普通のお弁当箱に入れるか、容器の組み合わせは何パターンかありますが、ライスとルーを別々に持参。
ルーはスープジャーに入れて持参することで保温キープ。ランチタイムに温かいルーをかけて食べる方法です。
前述の通り、息子の学校給食のハヤシライスの場合、ライスは給食でもらえるため持参なし。ルーはスープジャーで持参する方法が定着しました。
スープジャーの機能(保温・密閉)とハヤシライスのルゥ
ハヤシライスのルーをスープジャーに入れて持参する場合、気になるのは保温性と密閉機能でした。
果たして本当に、給食時間まで温かい状態がキープできるのか。あるいは熱すぎて火傷する心配はないか?
子供が乱暴に持ったり逆さまにしたりしても、ランチバッグやランドセルの中で中身が漏れないか?
実践した結果は・・・保温性も密閉機能も問題ありませんでした!
実際に使用したのは、キープスのフードマグ、アイリスオーヤマのフードジャー、ポケトルのスープジャーです。
スープジャーの保温性
保温機能については正直、期待値より「ぬるい」です。
・6時半頃、フードジャーに100℃のお湯を入れて予熱
・7時頃、グツグツに煮え立ったルーをフードジャーに入れる
<評価>
12時頃
大人が食べるには生ぬるい感じ。
子供が温かいご飯にかけて早食いするには丁度良い。
スープジャーの密閉性
密閉機能については、期待通り「漏れない」です。
・マチのないランチ巾着で、斜めに入れる
・ランチバッグを無造作にランドセルに突っ込む
・ル―が若干残っている状態で、逆さまに入れる
<評価>
12時頃 →漏れたことなし
帰宅時 →漏れたことなし
ハヤシライス(ルー)の入れ物スープジャーのサイズは?
フードジャー・スープジャーは、大・中・小のサイズ違いで揃えました。
息子がハヤシライスのルーを入れて持参する時に、どのサイズが最適だったか。
それはズバリ、低学年までは小サイズ(160ml)です。
小学1年生の時に、大サイズ(キープスのフードマグ・400ml)でルーを持参したことがありますが、半分強くらいの量にも関わらず、給食でライスを盛ったお皿にかけたら溢れそうで、全部をかけることができませんでした!(担任の先生談)
大サイズは、低学年のルー量としては大き過ぎ。
しかも、このフードマグ自体の重みが祟り、重たいランドセル・重たい水筒・お弁当の重み…と加わると、低学年にはツライ通学となりました。
中学生以降のルーの入れ物としては、良い感じになると思います!
ハヤシライスのルーだけを入れるなら、フードジャーの小サイズ(160ml)に満タンが適量でした。
子供の食べる量と、給食のライスの量、ライスの器の大きさ。これらにも影響するので、小学生中学年からは中サイズ(約300ml)も視野に入れています。
※スープジャーのサイズ感(大/中/小)の詳細については、別記事で紹介しています。
特定原材料7品目が不使用!アレルギー対応ハヤシライスが便利
ハヤシライスのアレルギー対応食は、ビーフシチューを作る要領で、トマト缶・コンソメ・ケチャップ・ウスターソース・ワイン…等をベースに手作りしても良いのですが…。
学校給食の代替弁当となると、時間がない朝の時間帯に調理するため、手作り度が高いメニューは超大変。
そこでお世話になる便利な商品が、アレルギー特定原材料7品目不使用のハヤシライスルーたちです。
まだまだカレーライス・ルーのラインナップには及ばないのですが、最近では7大アレルゲンフリーのハヤシ系食品が増えてきました。
酸味とろみ加減がいい!ハウス食品「完熟トマトのハヤシライスソース」
我が家のハヤシライスでよく使うのは、ハウス食品の特定原材料7品目不使用シリーズ「完熟トマトのハヤシライスソース」です。
原材料とアレルギー情報
●原材料
砂糖、コーンスターチ、食塩、やし油クリーミングパウダー、米粉、ポークエキス、トマトパウダー、乾燥マッシュポテト、豚コラーゲン、ローストオニオンパウダー、ローリエ、調味料(アミノ酸)、増粘剤(加工デンプン)、着色料(カラメル、パプリカ色素)、乳化剤、酸味料、香料
●アレルギー特定原材料等28品目
豚肉
原材料に「小麦・乳・卵・そば・ピーナッツ・えび・かに」の7大アレルゲンは、使用されていません。
1箱に3パック入り
このハヤシライスソースは、1箱に3袋入っており、1袋が2皿分です。
3人家族(アレルギー児+大人2人)のランチ1食分で、1袋を使っています。
代替弁当としてスープジャー(160ml)に入れた後、残った分が大人2人前として賄います。
その他・使いやすい特徴
開封後に箱を処分してしまうと、アレルギー情報や分量が分からなくなる商品がありますよね。
この「完熟トマトのハヤシライスソース」は、中身の小袋パッケージ1袋ずつに、アレルギー情報・材料の分量・作り方が書いてあります。
また、粉末タイプなので溶かしやすく、ルーの溶け残りがありません。
そのままかけて使える!永谷園「アンパンマン ミニパック ハヤシ ポーク」
息子が保育園時代によく使ったハヤシライス・ルーは、永谷園の「アンパンマン ミニパック ハヤシ」です。
溶かして調理するタイプではなく、分包でそのままかけて使えるのが便利。
今ではハヤシライスとしてではなく、ハンバーグソースや塩焼きチキンにかけて食べるなど、調味料として利用する方が多くなりました。
顆粒が溶けやすい!S&B「ハヤシの王子さま」
新商品が増えて便利になった、王子さまシリーズ。「ハヤシの王子さま」も便利です。
小学生の食事や代替弁当には、溶けやすくてパパっと作れる顆粒タイプがストレスなし。
外食(持ち込み)や旅行に便利なレトルトタイプもあります。
レトルトが超便利!秋川牧園「2歳ごろからの こどもハヤシ」
休日ランチや時間がない時に超便利なのが、秋川牧園の「2歳ごろからのこどもハヤシ」。
この「こどもハヤシ」は見た目がカレーに近いので、大人がレトルトカレー+息子はこのハヤシライス…という組み合わせで、土日の簡単ランチにすることが多いです。
箱入りではなくコンパクトなレトルトパウチ・パックなので、保管は場所を取りません。
食物アレルギー児のローリングストック食品となる一品です。
キャニオンスパイスの「こどものためのレトルトハヤシ」
キャニオン・スパイスの「こどものためのカレールウ。」は、小麦・乳成分が含まれている影響で、系列商品もそうだと思い込み、長らくスルーしていたのですが…。
「こどものためのレトルトハヤシ」は、小麦・卵・乳成分・そば・落花生・えび・かに・牛由来原料・化学調味料・着色料が使用されていないことが分かりました。
★注意★
とっても似ている「こどものためのハヤシルゥ mini」は、小麦・乳成分・牛肉・豚肉・鶏肉・大豆が使用されています!
アレルギー対応実例!みんなの給食メニューとハヤシライス代替食
最後に、学校給食メニューで「ハヤシライス」が出た時の献立をご紹介。
※実例です。
みんなの給食メニュー
・牛乳
・ハヤシライス
・はちみつレモンゼリー
※マーカーを引いたメニューは、該当アレルゲンを含むため、代替え食(弁当)です。
※「牛乳」は、年間を通して”停止”です。
※対象アレルゲンは、「小麦・乳・ゴマ・クルミ・カシューナッツ」です。
息子の代替弁当
・ハヤシライスのルー(in スープジャー)
・お茶(in 水筒)
給食でもらうメニュー
・ライス
・はちみつレモンゼリー
給食に「ハヤシライス」と一緒に出るデザートは、ゼリー系が多いです。
この日は、ネット通販で大人買いする家庭もあるほど人気の「はちみつレモンゼリー」でした。
給食でお馴染み、ニチレイフーズの「はちみつレモンゼリー」は7大アレルゲン不使用、鉄分強化、自然解凍で冷たく美味しく頂ける逸品です!
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