小学校で”情緒学級”希望のASD息子と就学時健診に行く!事前準備と当日の日程&内容

いよいよ、この日がやって来ました。

来春の小学校入学に向けて、対象児童全員に対して行われる、就学時健康診断(以下「就学時健診」)です。

”入学前の健康診断”という建前上の名目で、案内ハガキを受け取りました。

当日に向けて準備したこと、当日の日程や内容について、記録します。

健康診断だけじゃない!簡易的な発達検査がある

就学時健診は、実際には、健康診断だけでなく発達検査に近いことも実施されます。

「就学時健康診断のお知らせ」と題した案内ハガキには、どんな健診の他に、どんなテストや面談を行うか書かれていませんでした。

これだと、当日は純粋に健康診断だけを行うイメージ。

当日の日程が、簡単でいいから案内ハガキで紹介されている方が親切だな、と思いました。

私は、軽度ASD(いわゆる発達障害・自閉症スペクトラム)の息子について、教育委員会の担当者と就学相談済み。

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発達検査も既に受けました。

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一斉に行われる”就学時健診”でも、似たような検査をすることを聞いていました。

息子には、「前にやった”小学校に入れるか確認するゲーム”と同じようなクイズが出されると思う。」と説明しておきました。

視力検査は「C」の切れ目を指差す方式!事前練習を忘れずに

就学時健診の案内ハガキには、視力検査の事前練習を促す記載はありました。

これについては親切です。

丸の切れ目(アルファベット「C」の開いている箇所)を指差す方式で検査するため、『事前に指で示せるようにして下さい』と書いてありました。

息子とは、切れ目が「上・下・左・右」の時、それぞれを指し示す練習と、念のため「うえ・した・ひだり・みぎ」を口で言う練習をしておきました。

見通しつかないと不安な子、いつもと違う予定は視覚アピールで事前説明

就学時健診のため、いつもと違う送迎時刻を説明した紙
就学時健診の受付は13時から!

ASD息子が落ち着いた精神状態で受けられるように、事前準備も行いました。

息子は、見通しがつかないことには極度に不安がり、警戒心をむき出しにします。

これから行く場所、次にやること、その次に何をするのか、etc。予定を事前に説明することが、スムーズな行動につながります。

そして視覚優位。
息子は、言葉だけでズラズラと説明しても、集中せずに聞き流すことが多いです。

頭の中にインプットしておいて欲しいことは、必ず絵に描いて視覚に訴えながら説明します。

就学時健診は、13時から受付開始。それに間に合うように、保育園のお迎え時間は、いつもと違う12時45分。

給食を食べたら、歯磨きして、帰りの支度をして、お母さんを待つ。

これを絵に描いて、事前に教えました。

「給食を食べたらどうするんだっけ?」「お昼寝のパジャマに着替えていいんだっけ?」「12時の大人の針が”9”になったら、誰が迎えにくるのかな?」

いくつか行動クイズを出して、全問正解したら合格です。

不安が一気に和らいだ!一番救われたのは同じ保育園のお友達

分かっているつもりでも、私が内心、一番心配だったのは「息子と離れるタイミングが直前まで分からない」ということでした。

どのタイミングで私と離れて、子供たちだけで教室に入るのか。

母子分離不安で「お母さんと一緒がいい!」と言って手を離さない心理状態の時に、突然引き離されるような促しがあると、できる検査もできない結果になってしまう。

事前に「バイバイするタイミング」を教えなければ・・・と焦る気持ちがありました。

そこに登場したのが、同じ保育園で同じクラスのお友達(とお母さん)。

息子自身も、内心は不安でいっぱいだったはず。

知っているお友達にバッタリ会うことで、ホっと一安心できたようです。

二人で手をつなぎながら、受付を済ませ、トイレに行きました。

お友達とおしゃべりしながら、パイプ椅子に座って待機しました。

「小学校に入れるかクイズ」をやる時は、お母さんじゃなくて、お友達と一緒だからね。Sくんとか他のお友達の後に着いていくんだよ。お友達が一緒だから大丈夫だよ。

バッタリ会って一緒になったSくんと息子は、同じ番号札をもらい、首からぶら下げました。

Sくんとは、就学時健診の一連の流れで、行動グループがこの先一緒と理解。

私が一番心配だった「親と離れるタイミング」については、分かりませんでしたが、”お母さんと離れてお友達だけで行く時は、Sくんが一緒”ということを、事前に伝える事ができました。

途中で離れて親だけ体育館に戻って待つ!ことが判明

そんな待機時間。
体育館に並べられたパイプ椅子に座って、移動を促されるのを待っていました。

ふと周囲の状況をよく見ると、既に日程の一部をこなしたグループは、保護者だけがパイプ椅子に座っている!

なるほど、途中で子供と離れて、親だけが体育館に戻って来て、ここで待つんだ・・・と分かりました。

予想的中、1番グループの子供たちが、在学5年生の誘導に従って、子供たちだけで体育館に戻ってきました。

ここで息子と一緒に待機している間に、”それ”が分かって良かった。

お母さんも、Sくんのお母さんも、ここで待っているから。お友達だけでクイズとか鉛筆で書くやつとかが終わったら、ここに戻って来て、お母さんを探してね。
ゆきまるが迷子になったら、お母さんは心配するから、Sくんや他のお友達の後に着いて、ここに戻ってくるんだよ。

「お母さんとバイバイ」した後、どうしたらよいか。事前に、見通しを立ててあげることができました。

就学時健診の当日の日程(流れ&内容)

それでは、当日の日程について、流れと内容をご紹介します。

内科検診

地域の小児科の先生が何人か来ていました。

「あ、あそこに喘息の先生がいる!」

いつもお世話になっている小児科の先生もいました。しかも、順番を待って行った先は、たまたまその先生が担当になりました。

小児科医
あれ?ここでも会ったね~。

顔馴染みの先生が、ここ小学校にもいたことで、息子も緊張がほぐれた様子でした。

内科検診では、

  • 聴診器での内診
  • 喉まわりを触って甲状腺やリンパの腫れなどをチェック
  • 口腔内を診て扁桃腺や乳歯&永久歯の生え変わり状態をチェック

を行いました。

歯科検診

歯科検診は、寝もせず座りもせず、立ったまま口を大きくあけて、歯の健康状態をチェックしました。

不安が強い子の場合は、事前に状況説明してあげると不安が和らぎます。

私は、順番から見て”担当の先生”の目星がついた時点で、息子に「あの先生のところかな?」と声をかけました。

その先生は、眼鏡の上から望遠鏡のような医療メガネを被せていたので、「顕微鏡みたいなメガネをしているね。それで歯を見たら、面白そう!」と息子に言いました。

息子
でっかく見えるぜ~♪

嫌だイヤだ星人にならず、落ち着いた状態で、口を大きく開けて見せることができました。

発達検査・視力検査

内科検診と歯科検診を終えて、部屋から出て歩いている途中で、「お子様だけこちらでーす!」「保護者の方はこちらでーす!」という声がかかりました。

発達検査と視力検査は、子供だけ。

保護者は、体育館に戻って待機です。

さっき息子には説明してあるので、息子はSくんや他のお友達と一緒に、並んで別室に向かって歩いて行きました。

良かった・・・。
心配だけど、泣き叫んだり癇癪をおこしたりする雰囲気ではない。このまま行けば、お友達の真似をしながら、無事にこなして戻ってくるだろう。

後になって聞いたところ、発達検査では、

  • 同じものを見つけて「〇」をするやつ
  • 鉛筆で書いたりするやつ

をやったそうです。

恐らく、以前に(就学相談の流れで)受けた発達検査の簡易版だと思います。

息子の
「全部はできなかったけど、できたところもある。ちょっとはできなかった。」という言いっぷりからすると、以前に受けた発達検査と同等レベルの問題だったと想像します。

【面接】簡単な認識テスト+親子面談

心配でたまらない気持ちで、体育館で息子を待ちました。

暫くすると、息子のグループが体育館に戻ってきた!

親と合流した後は、面接控え場所に向かいます。

面接は、一親子で約10分ほどかかるので、待ち時間が長かったです。

3組待てば、約30分。長かったです。

面接は、大きく分けて2部に分かれていました。

前半は、子供だけが先生の前に座り、質問に答えました。簡単な認識テストもされていました。

  • お名前を教えて下さい。
  • 誕生日は、何月ですか。
  • 保育園の名前は何ですか。
  • (絵を見せられて)これは何ですか。
  • (絵を見せられて)どちらが多いですか。

後半は、親子共々、先生の前に座り、質問に答えました。

  • 大きな病気をしたことはありますか。
  • 健康上、何か気になることはありますか。
  • 就学する上で、何か気になることはありますか。

私は、息子の
・手術を伴う過去の病気
・喘息
・食物アレルギー
・情緒学級を考えており、既に教育委員会担当者と相談済み

について、伝えました。

就学時健診の面接のこの場では、1つ1つの事項を詳しく相談するというニュアンスではなく、「懸念事案として何があるか」という観点で、問題事項を提起するといった感じでした。

実際、「それでは担当者に申し伝えておきますね。」という回答で面接は終わりました。

就学相談は事前が吉!「入学に際して特にご心配がある方」コーナーがあるが…

校内には、何らかの障がいを持つ子や”発達が気になる子”向けだと理解できますが、所々に貼り紙がありました。

入学に際して特にご心配がある方は、校長が教育相談を行います。

この教育相談への促しが、かなり目立たない。

手元の資料では、サラリと書いてあるだけ。

実際に就学時健診が始まっても、歩くルートの壁に時々、上記の貼り紙がしてあるだけ。

時々、案内役の教師が「特にご心配がある方は、こちらの相談窓口に並んで下さーい。」と声がかかるだけ。

という状況でした。

もしも私が、事前に就学相談をしておらず、この就学時健診で相談しよう!と思っている保護者だとしたら、どのタイミングで該当相談コーナーに行けば良いのか、イマイチ分からない。

一人だけ、その案内役の教師の呼びかけに反応して、申し出ている保護者がいました。

その方も、「どこですか?今抜けて行って良いんですか?」とよく分からなそうでした。

もう少し、資料1枚くらい増やして、”特に心配がある方”向けに情報がないと、対象者をうまくすくえないのでは…という印象はありました。

「就学援助制度について」「風しん予防接種について」などを含め、17種類の資料が配布されたのに、”特に心配がある方”向けに1枚の資料もないのですから…。

しかも、この就学時健診で申し出ても、この場では教育委員会の担当者と直接話せるわけでもない。後日、日程を調整して保護者面談になる。

通級・情緒学級・支援学級などを考えている場合は、やはり就学時健診まで待つのではなく、事前に教育委員会と直に「就学相談」しておくのが吉かな、と思いました。

就学時健診の準備・内容まとめ

就学時健診が、無事に終了しました。

  • 不安が強い子には、事前に行く場所や内容の概要をイメージさせておく
  • 視力検査など、事前に練習できることは練習しておく
  • 就学時健診とはいえ、健康診断だけではない
  • 当日は、内科検診・歯科検診・発達検査・視力検査・面接がある
  • 就学相談は、就学時健診を待つより事前相談が吉

について、詳細を綴りました。

就学時健診も終わったところで、次は「情緒学級」希望である旨を教育委員会の担当者に連絡したいと思います。

支援学級の見学など、手続きだけでなく実際に小学校の予定が絡むことについては、直接小学校とやり取りした方が良い、という話も聞きます。

どのタイミングで何について、教育委員会 or 小学校 に連絡してアクションをとっていくか検討します。


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