いつもメニューに悩む、週末の自宅ランチとおやつ。
今回は、小麦・乳・クルミ・ごまアレルギーの息子と一緒に食べられる、バナナクレープを作りました。
ミックス粉は不要!米粉と片栗粉を混ぜるだけ
今回参考にしたのは、今井ようこ先生の「至福の米粉スイーツ」というレシピ本です。
米粉で作るお菓子は、小麦粉で作るお菓子よりも、作り方はとても簡単です。
「はじめに」より抜粋
粉をふるう手間もないし、グルテンがないので、混ぜ方や型入れに気を使わなくていい。
私が数あるレシピ本の中から、この本を選び、購入した理由。それは、
- 小麦粉、卵、乳製品、白砂糖を使わないグルテンフリーレシピ
- 写真で掲載されている米粉スイーツの出来映えが素晴らしい
- 小麦粉よりも「米粉で作るお菓子は簡単なのだ」と謳っている
という点です。
小麦・乳アレルギーの息子がいるから「米粉のお菓子」という所に行き着くわけですが、どの作業工程の写真を見ても、用意した器具と材料でチャカチャカさっさと簡単にやっている感が伝わってくるのです。
(同じように出来るかは別問題として)
お手本の時点で、「難しそう」と思ったら躊躇してしまいますが、この本には、その”躊躇”がありませんでした。
それから、「小麦粉よりも米粉で作る方が簡単」なのだと励ましてくれるようなメッセージ。これは、米粉パン作りで挫折している私にとって、「もっと手作りを頑張ってみよう」という気持ちにさせてくれました。
◆今回、参考にした「至福の米粉スイーツ」(今井ようこ著)
というわけで、『プレーンクレープ』のページを参考に、作ってみました。
「米粉のバナナクレープ」の材料(6枚分)
レシピでは、「直径18cmのクレープ5枚分」と定義されています。
しかし、同じ分量では、直径15cmくらいのクレープが3枚しか焼けませんでした。
その理由は・・・
クレープ生地を(コンパスみたく回しながら)伸ばす棒※がないので、うまく”薄く”焼けない!
です。
※「クレープ用トンボ」と言うらしい。
ちょっと分厚いクレープになってしまうので、本来5枚分であるところ、5枚どころか3枚しかできませんでした。
家族3人いるのに、3枚じゃ少ない!
というわけで、6枚を焼くことにしました。
◆「米粉のバナナクレープ」の材料(直径約16cm×6枚分)
- 米粉:100g
- 片栗粉:20g
- てんさい糖:大さじ2
- 無調整豆乳:200ml(~250ml)
- 乳成分を使っていない豆乳入りホイップ:1箱
- バナナ:1~2本
本来のレシピを単純に倍にすると、無調整豆乳は240mlなのですが、我が家では、無調整豆乳200mlパックを箱買いしてストック&使用しているので、ちょうど1箱(200ml)を使いました。
1L容器の豆乳が冷蔵庫に常備されている方や、200mlパックが中途半端に残っても問題ない方は、240ml~250mlがオススメです。
生地がゆるい方が薄く伸ばしやすい。つまり”豆乳多め”を心掛けた方が、薄い生地が焼けそうです。
作り方1.「米粉・片栗粉・てんさい糖・豆乳」を混ぜる
米粉、片栗粉、てんさい糖を混ぜ合わせます。
キッチンスケールにボールを乗せたまま、0リセットしていけば簡単です。
「米粉」投入 → 100gでストップ → 0リセット → 「片栗粉」投入 → 20gでストップ
今回は、米粉100g、片栗粉20g、、、と分量が覚えやすい。米粉の投入が終わった後、プラス20gになるまで片栗粉を投入してもOKでした。
ここに、無調整豆乳を投入して、かき混ぜます。
作り方2.フライパンで焼く
フライパンに油を塗ります。
オリーブオイルより、こめ油の方が独特な臭いもなくオススメです。サラダ油でも充分です。
私は「こめ油」を使いました。
ここで、フライパンを浮かせて動かしただけでは、生地が広がってくれないことが判明。
うちには、クレープ用トンボ(クレープ伸ばし棒)がないので、苦肉の策。生地をすくった”おたま”の背中でグルグル伸ばしました。
そうすると一見、表面が凸凹して、見た目が悪いのですが・・・
ひっくり返すとキレイです。
”おたま”で生地を伸ばしても、全然OKでした。
作り方3.「乳成分を使っていない豆乳入りホイップ」をホイップ!
最近では、”生クリーム売り場”で、この「豆乳ホイップ」も陳列される食品スーパーが増えました。
スジャータめいらく「乳製品を使っていない豆乳入りホイップ」です。
クリスマス・お正月・バレンタイン…と続く、冬のイベントシーズンは、冷蔵庫に1~2個ストックしておくと便利です。
私は「わざわざ買いに行く」というのがキライ(面倒)なので、ケーキ類を作ろうと思った時に作れるように、冷蔵庫の豆乳グルトコーナーに常備しています。
ハンドミキサーでホイップすること、5分くらいか?
因みに、パッケージ記載の正規ホイップ法では、「ボールを氷水に付けて」とか書いてありますが、守らなくてもホイップできます。
角が立つ感じになったら、ストップ。
みんな揃うまで、ボールごと冷蔵庫に入れておきます。
作り方4.カットしたバナナを包む(ホイップクリーム、チョコ等お好みで)
みんなが揃ったら、テーブルの上に、
- カットしたバナナ
- ホイップした豆乳クリーム
- チョコレートソース
など、クレープのアレンジに必要なものを並べます。
お好みで”巻き巻き”して、出来上がり!
※完成姿の撮影、まさかのド忘れ
米粉ならではの”もちもち感”があって美味しい。一方で、黙っていれば「小麦じゃない」ことは分からないくらい、違和感がありません。
もちもちし過ぎないのは、片栗粉が混ざっているからでしょうか。
息子は、手を豆乳ホイップクリームだらけにしながら、美味しそうに食べていました。
自宅にチョコレートシロップがあれば、バナナ&チョコクレープができます。
クレープ生地を焼のは、本当に簡単でした。
・【おやつ】クレープを折り畳んでメープルシロップをかける。
・【朝食】サニーレタスとウィンナーを巻く。
など、日々の食生活に取り入れよう!と思いました。
食物アレルギー対応食のレパートリーが増えそうです。
◆商品紹介◆
いつも使っている、タニタのキッチンスケール。
アレルギー経口免疫療法をやっているなら、「0.1g」単位は必至!
クレープ作りに使った米粉は、「サクッ!と仕上がるお米の粉」。
パッケージは一見、てんぷら粉に見えますが、原材料は”米だけ”の純粋な米粉なのです。
卵と水を混ぜるだけで、サクサクに揚がるてんぷら粉が作れます。
「乳製品をつかっていない豆乳入りホイップ」
冷蔵品なので配送(受け取り時間)や送料のことを考えると、ネット通販より地元の食品スーパーで買うのが現実的かもしれません。
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