息子は、マルチアレルギー。小麦・乳・ごま・ナッツ類の食物アレルギーがあります。
クラスや症状は、それなりに重度。アナフィラキシーショック経験もあり、ランドセルにはエピペンを入れてあります。
そうなると、給食は当然、アレルギー対応が必要です。
私が毎日、給食の献立表と同じメニューのお弁当を作り、息子はその代替弁当を持参して通学しています。
※毎日の代替弁当は、『学校給食と同じ献立』シリーズで発信中
そこで今回は、息子が代替弁当を持参するために使っている入れ物、「容器」の類をまとめました。
皆と同じ、給食トレイに並べたい!
目指す所が違うと結果も変わってしまうため、最初に、私が目指した「代替弁当の姿」について、お話しします。
息子が通う学校での給食は、給食トレイの上に、主食・主菜・副菜orデザート、そしてパック牛乳を乗せます。これが、他の皆の「給食1食分」です。
だから私は、代替弁当を広げた時のイメージとして、「お弁当箱1つ」にまとめたランチではなく、1つずつ別々に並べる状態にしたいと思いました。
ランチョンマットの上に、主食ボックス・主菜ボックス・デザートボックス…というように、ひと品ずつ並べた状態。皆の給食と見比べた時、(少しでも)「同じ」を表現したかった。
更に、息子は特別支援学級に在籍。些細な違いに鋭く、予想外のことを気にし出し、こだわりが強い特性があります。
自分は食物アレルギーであり、皆と同じ給食は食べられないことは、本人も認識していますが、給食&代替弁当の何がきっかけで「学校がイヤだ」に繋がるか分からない。
そんな気持ちがあり、皆と同じ、給食トレイに一品ずつ並べるイメージで、代替弁当の”入れ物”を揃えました。
最終イメージはこれ!【ステンレスランチジャー】
そんなイメージを持って、お弁当箱を揃えたわけですが、実は私はもともと、サーモスの「ステンレス・ランチジャー」を持っています。
ご飯・おかず・スープ類の3品が、温かいまま持ち歩ける保温機能を備え、更には、ステンレス容器に持ち手ベルトが付いているため、そのまま持ち歩けます。
ランチバックも不要です。持ち手はアジャスト可能で、長さ調整ができるため、ショルダータイプにもなり、肩からかけることもできます。
これは、息子が赤ちゃん時代、外食産業で今より低アレルゲンメニューが充実していなかった頃、大活躍したアイテムです。
離乳食・おかゆ・茹で野菜などを入れて持ち歩き、外食や旅先で活躍しました。
小学校の給食代替のお弁当でも、活躍できるかと思いきや…、重い!
とにかく、重量感があります。
大人が持ち歩く分には、とても便利なお弁当アイテムですが、身長120cmに満たない小さな子供が、ランドセルを背負った状態で持つことを前提にすると、選択肢から外れました。
でも、最終的なイメージは、コレです。
息子が、中学生~高校生以降、この「ステンレスランチジャー」が大活躍するでしょう。
【大中小サイズのタッパー】3メニューに対応できる「3段ランチボックス」
小学校の給食に備えて、最初に買ったお弁当アイテムは、タッパー型ランチボックスです。
正式には「シールランチボックス」と言うようです。
蓋のサイドに、ロックできる部分は付いていない、普通のタッパータイプなのですが、給食の代替弁当の容器として、優れているポイントが沢山あります。
本人が自分で選んだ絵柄
息子に「保育園と違って、小学校ではお弁当を持って行く。」と教えた頃、一緒にお弁当箱を買いに行きました。
その時に、息子が選んだのが(この)「星のカービィ」のランチボックスです。
自分で選んだ物だから、愛着も沸くし、テンションも上がります。
給食の時間、机の上に並べた”入れ物”が皆と違っても、「僕は、これを持って来た」という自信(に似た気持ち)に繋がっています。
大中小(S・M・L)サイズの3点セット
このタッパー型ランチボックスは、大中小(S/M/L)サイズの3点セットです。
大サイズは主食、中サイズは主菜、小サイズはサラダorデザート類…と、3品を別々に入れることができます。
給食の献立のうち、3メニュー全てが食べられず、代替食対応になったとしても大丈夫です。
給食の時間、給食トレイ上に、この3つを並べれば、皆と同じように「三角食べ」もできるんです。
帰りは重ねてコンパクト!
行きは、大きいサイズを下にして、小さいサイズを上にして、重ねて持って行きます。
帰りは、大きいサイズの中に、小さいサイズを入れて、”入れ子”状態にできます。
中身が空になったら、中に重ねてしまえます。
低学年の子供は、お弁当袋(巾着)やランチバックにお弁当箱を入れる時、自分で上手く収容できません。
そのため、自分でお弁当箱をしまう時に、コンパクトに1つにまとまる容器は、とても便利です。
細長い形は、ランドセルの底幅にぴったり!
このランチボックスは、2個や3個セットで重ねて使う時だけではなく、1個(単体)でも大活躍します。
それは、ずばり、横に細長い形だからです。
登校時、手には上履き・体操服袋・レッスンバッグなどを持つため、代替弁当は(可能な限り)ランドセルに突っ込んで持参しています。
しかし、ランドセル内の空間は、国語・算数・連絡帳&ファイルケース・自由帳に筆記用具を入れただけで、半分~2/3程度まで埋まります。
そこで、このランチボックスの形状なら、残された狭いランドセルの空間に、突っ込むことができるんです。
※荷物が多くてランドセルがパンパンの日は、給食袋(巾着)やランチバッグを手で持つこともあります。
お弁当容器の”収納”にも役立つ
入れ子にできるコンパクトさは、息子の学校生活だけでなく、自宅での収納にも役立ちます。
この3サイズが入れ子にできるタッパー型ランチボックスは、実は私も、別の種類の物を使っています。(上の写真)
後述にも、別のお弁当容器が登場しますが、容器がいくつもあると、収納の場所に困るところ。
このタイプは、保管場所を取らず、とても便利です。
【フードジャー】漏れない&保温保冷の機能がバッチリ
”入れ子”保管はできませんが、大・中・小のサイズ違いで揃えて正解だったのは、フードジャー&スープジャーです。
学校給食の献立では、ランチボックスに”入れにくい”メニューが、けっこう頻繁に登場します。
代表例は、カレー、シチュー、スープ類。
これらのメニューは冷めたら美味しくない系ですよね。
他の皆の給食も”冷たい”なら「お弁当が冷めること」に対して気になりませんが、「皆が”温かい”のに、息子だけ”冷たい”のはかわいそう!」という気持ちがありました。
そんな時、フードジャー&スープジャーが、大中小のサイズ違いで揃っていると超便利です。
大サイズ … 丼もの、調理ご飯もの。ご飯におかずを乗せて一品になっている類
中サイズ … ご飯もの(混ぜご飯、チャーハン類)、メインおかず
小サイズ … スープ類、ルー類、汁を伴うデザート類
ランチボックスとの組み合わせはもちろん、単品でも活躍します。
中の汁が漏れず、温かいまま給食時間を迎えられます。
※どんな料理でどのサイズが最適か?…という具体例は、料理ごとの各記事でまとめています。
【スープジャー】最小サイズが必需品
フードジャー・スープジャーの最小サイズは必須です。
私は、ポケトルのスープボトル(160ml)を何本も買い足しました。
子供一人分のスープ、ルー、フルーツポンチ等を入れる時、中サイズのフードジャでも良いのですが、当然「小サイズより大きくて重たい」。
実際に私が持っているフードジャーを計量すると、空っぽの状態で、大サイズで321g、中サイズで248gありました。入れ物だけでも100g近くの差。
そして極めつけが、学校給食では「カレー」「スープ」「フルーツポンチ」の組み合わせが多い!ということ。
つまり一度に3個のジャーを持参する時に、中サイズのジャーが混ざるより「3個とも小サイズ」という組み合わせが最軽量だと気が付きました。
【お弁当箱】仕切り付き
保育園時代から使っている、”普通の”お弁当箱も使っています。
代替メニューのうち、1品は普通のおかず、もう1品は「パンに挟む」「サラダに乗せる」「ご飯に添える」的な時に使っています。
容器を2個にするまでもないか?と思う時です。
お弁当箱は、仕切り付きが便利です。
幼児時代は、逆にこの”仕切り”が邪魔で、2つのうち1つの仕切りを外して使っていました。
代替弁当では、この仕切りが活躍。2種類のメニューを完全に分けて入れることができます。
単なる仕切りではなく、独立したスペースを2つ入れ込むことで、お弁当箱の中にパーテーションができるタイプです。
このタイプのお弁当箱なら、味が混ざるのを嫌う子でも大丈夫です。
【デザートボックス】ロック付き
お弁当箱とセットで使われることが多い、”普通の”デザートボックスも使っていました。
蓋のサイドにロックが付いているタイプです。
100円ショップにも売っています。
私は、主にサラダを入れて使いました。
なぜ過去形なのかと言うと、何回か息子が開け閉めしているうちに、ロック部分が壊れてしまったからです。
その後は、上述した「3段ランチボックス(入れ子タッパー)」のうち、一番小さいサイズ、もしくは「スープジャー」を使っています。
これらで代替えできることを考えると、このデザートボックスの必要度は低いのかもしれません。
【どんぶりジャー】ご飯にかける系&2品を保温できる
息子が通う学校では、丼もの・カレー類のメニューの時に、「ライスのみ提供」が可能です。
だから今は、「ご飯にかけるルー」「ご飯に乗せる具」だけをフードジャーに入れて持参することで、給食の時間に”温かいご飯もの”が食べられています。
ただ中華丼などの丼ものメニューで、ライスも一緒にお弁当で持って行く場合は、「どんぶりジャー」が1つあると便利かなと思っています。
ライスだけでなく、おかず2品を保温状態でコンパクトに収納できるのは魅力的。
「どんぶりジャー」は今後、購入するかもしれない”お弁当アイテム”の1つです。
代替弁当の容器は、種類&サイズ違いの組み合わせ!がベスト
アレルギー対応食の代替弁当は、料理自体の代替はもちろん、それを入れる”入れ物”もどうするか、大きなポイントです。
現実には、適した容器を1種類に絞り込むより、数種類を用意して、組み合わせて使うのがお勧めです。
私は後から、学校の栄養士さんがホームページ上で発表する「今日の献立」を見て、「こんな感じなら、こっちのお弁当箱を使えば良かった!」と後悔することもあります。
でも学校給食は、過去の献立で登場したメニューが再登場したり、似ている献立が具材を変えて登場したりする確率が高いです。
代替弁当の容器選定が少しくらい失敗しても、次の献立で活かすことができますよ。
ブログで登場する「フードジャーの大サイズ」
パール金属 Keeps キープス フードマグ 400ml タイプです。
ブログで登場する「フードジャーの中サイズ」
アイリスオーヤマ フードジャー 300ml タイプです。
ブログで登場する「フードジャーの小サイズ」「スープジャー」
ポケトル POKETLE スープボトル 160ml タイプです。
息子が持っている「お弁当箱・仕切り付き」
COLORFUL CANDY STYLE ランチボックス 太陽系惑星とコスモプラネタリウム
ブログで登場する「3段ランチボックス」星のカービィ
シールランチ 3Pセット(絵柄違い)
ブログで登場する「ステンレス ランチジャー」サーモス
現在では、サイズ違い・バッグ(ケース)付きタイプあり
今後、購入を考えている「どんぶりジャー」
長く使うには、かわいい&キャラクター柄より、シンプルがベストかも。
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