保育園の夏祭り☆アレルギーっ子も安心して楽しむ!おやつも屋台フードも全部アレルゲンフリーにする方法

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息子が通った保育園の夏祭りは、食物アレルギーがあっても無くても全て、実食・体験できました。

アレルギーっ子にも安心して皆と夏祭りを楽しんで欲しいから、私と息子が体験した「夏祭り」をご紹介します。

参加者・開催者問わず、誰もが参加できるイベント内容として参考になれば幸いです。

まずは全員一緒に「おみこしワッショイ!」盆踊り

祭りだ、神輿だ、ワッショイ、ワショイ!夏祭りと言えば盆踊り。

皆が楽しめる雰囲気を作り出すため、この「盆踊り」ふうイベントは、開催一番「最初」に登場しました。

保育園の盆踊りイベントは、皆の憧れ5歳児クラス(年長組)がハッピ姿で、園児皆で作ったお神輿を担ぎながら周ります。

0歳児クラス~4歳児クラス(年中組)までは、自由衣装(浴衣姿・甚兵衛姿など)で参加し、その周りで「ワッショイ!ワッショイ!」と盛り上げます。

そして、お神輿が中央に到着すると、全員で盆踊りスタート。皆で保育園音頭を踊る…というものです。

なぜこれが、盛り上がりMAXの開催1時間後とかじゃなく、開催一番の「最初」なのか。

それは、もうこの最初の集合時点で、0歳児クラスの子は愚図り始めたり、不安が強い子は盆踊りの輪に入るのを渋ったりするからです!

お神輿担ぎや盆踊りを楽しみにしている子供達が、みんなと良い雰囲気で盛り上がるためには、最初に全員参加の行事を終わらせる。この後は、どこに行こうといつ休憩しようといつ帰ろうと自由!という夏祭りプログラムでした。

園長先生の挨拶スピーチが終わると、各々が行きたい屋台へ向かいます。

息子の成長メモ
1歳児クラスの時→泣いて泣いて輪に入れず、私が抱っこのまま。
2歳児クラスの時→泣きながら先生に抱っこされて輪の中に。
3歳児クラスの時→嫌々バイバイして、輪の中に。盆踊りは突っ立ち状態。
4歳児クラスの時→自らバイバイして、輪の中に。盆踊りを踊った!
5歳児クラスの時→ハッピ姿でお神輿を担いだ!盆踊りも完璧(涙)!

味が選べる!綿を染めた「ポップコーン」

手づくりポップコーンは、イチゴやキャラメルなど数種類の味が用意されていました。

乳アレルギーがあっても「イチゴミルクじゃなくてイチゴだよね?」「キャラメルって乳不使用?」など気にしなくて大丈夫。

このポップコーンは、綿を丸めて玉にして色付けした手作り品なのでした。

ピンクはイチゴ、茶色はキャラメル。味によって色分けされていて、子供達が好きな「味」を選びます。

選んだポップコーンは、紙コップに入れてくれました。

自分で塗る醤油が香ばしい!?紙の「イカ焼き」

屋台で「イカくださーい。」と言うと、「串に刺さったイカ」と「刷毛」をもらいました。

串焼きイカは紙製です。

刷毛は何に使うのかと言うと…「醤油」を塗ります!

醤油に見せかけた液体(茶色の絵具)を塗って、香ばしいイカ焼きの完成です。

小麦も卵も不使用!毛糸の「焼きそば」

この屋台は年変わりで、「イカ焼き」の年もあれば「焼きそば」の年もあります。

手作り焼きそばは、「毛糸」「刻んだ折り紙」「食品トレー」を利用して再現。けっこう美味しそうですよ。

小麦も卵も不使用です。

ぐるぐる回して大きくなる「綿菓子」

綿菓子は、子供達に大人気でした。

自分で棒をぐるぐる回すと、実際に綿が大きくなっていく様子を体験できる、スゴイ屋台です。

用意するものは、
・ベタベタした棒
・綿を入れる桶(=綿菓子マシーンの代わり)
・白と色の付いた綿

です。

棒を桶の中でぐるぐる回すと、どんどん綿が棒にくっついて、綿菓子のようになりました。

予め、綿をピンクに染色しておくと、イチゴ味ふうで美味しそうに見えます。

出来上がった綿菓子に、ビニールをかぶせてラッピング。まるで本物に見えました。

水あめはラップで工作!手作り「りんごあめ」

ここまで来ると、全ては食べ物ではなく工作品だとバレましたが、アレっ子が何も気にせず行きたい屋台に行って「〇〇くーだーさい!」と言える夏祭りだったのです。

「りんごあめ」は、手作り感が満載です。工作時間も楽しく、自分で作った「りんごあめ」に愛着が湧くこと間違いなし。

●りんご飴の作り方

  1. 紙や綿を丸める
  2. ストローを刺す
  3. 赤いフィルムを巻く
  4. 天辺に丸い台紙を付ける

ここまでは、予め先生や開催者が準備してもOK。

好みのりんご飴を選んだら、最後に「水あめ」でコーティングします。

「水あめ」になるのは、お手軽なラップ。このりんご飴の味の決め手は、ラップのカラーリングです。どの味(色)にするか決めてから、マジックで色を付けしました。

小さい子は、この工程から参加すれば簡単に仕上げられました。

最初に、色付けしたラップを「りんごあめ」に被せます。

水あめのトロリ感が再現されて、美味しそうな「りんごあめ」が出来上がりました。

色紙で好きな味を再現「タピオカ入りジュース」

この時代に大流行した「タピオカ入りジュース」が、夏祭りにも登場。

丸くて美味しそうなタピオカは、予めプラ製カップにイラスト入り。好きな味(色紙)を選んで、お好みのタピオカ入りジュースに仕上げます。

白=カルピス、水色=サワー、ピンク=イチゴ、黄色=レモン、、、というラインナップでした。

仕上げに、自分でストローを刺して完成です。

縁日の定番「ヨーヨー釣り」

食べ物系屋台は、工作を駆使した素敵なお店ばかりでした。

園庭で縁日の雰囲気が楽しめたのは、「ヨーヨー釣り」。水に浮かべてすくう系の定番ですね。

園児でも釣れるように、ヨーヨーの輪っかに簡単なS字フックを引っかける仕組みでした。

破れないポイで「金魚(アヒル)すくい」

意外にも?ヨーヨー釣りより子供達から人気だった屋外縁日が、この「金魚すくい」でした。

金魚(の人形)よりもアヒル人形の方が多かったので、厳密には「アヒルすくい」ですが、ストレスなくポイポイすくえて楽しいのです。

小さい子もすくえるように、ポイは破れない網を使っていて、必ずすくえる状態。すくってはお椀に入れていきます。

お椀がアヒルでいっぱいになると、また全部を水に返し、再びアヒルをすくう…という繰り返しが、とても楽しそうでした。

夏祭りの「おやつ屋台」は普段のリクエストメニュー

夏祭りでは涼んだり休んだりできる場所として、教室の1つが休憩場所として開放されていました。

そこには、本物の「おやつ」が配られて試食できる、「夏祭りのおやつコーナー」がありました。

保育園の夏祭りの中で唯一、本物の食べ物が提供される屋台です。園児だけでなく保護者も含めた全員が、この屋台でおやつをもらえます。

おやつは調理師さんの「手作りおやつ」で、普段の園生活で実在するおやつメニューの中から、毎年リクエストに応えて選ばれたものが提供されました。

●歴代の夏祭りのおやつ
・マカロニきな粉
・メロンパンクッキー
・ポンデケージョ

夏祭りのおやつはアレルギー対応!※アレルゲン不使用で代替

保育園のおやつは、普段から調理さん達の手作りでした。アレルギー児の給食もおやつも、いつもアレルギー対応は完璧で、アレルゲン不使用の代替メニューが提供されました。

夏祭りの日も、食物アレルギー対応としてアレルゲン不使用のおやつを作ってくれました。

小麦粉は米粉に代替え、乳製品は不使用。(卵も不使用。)

アレルギーがある息子は「夏祭りのおやつ」を毎年、食べることができました。

●アレルギー対応の夏祭りおやつ(代替え内容)
・マカロニきな粉 → 米粉きな粉マドレーヌ
・メロンパンクッキー → 米粉メロンパンクッキー
・ポンデケージョ → 米粉コーンポンデケージョ

夏祭り最中「アレルギー対応おやつ」の保管方法

皆がもらうおやつにはアレルゲンが含まれているため、アレルギー対応おやつはラップをかけた状態で調理室に保管してありました。

息子がおやつ屋台に行った時に、調理師さんの一人が調理室に取りに行き、受け渡してもらいました。

【レシピ】アレルギー対応「米粉コーン・ポンデケージョ」の作り方

夏祭りのアレルギー対応おやつは、毎年レシピ付きでした。

保育園で食べたおやつが自宅でも再現できるし、手作りお菓子の参考にもなるので有難かったです。

歴代・夏祭りのおやつの中から「米粉コーン・ポンデケージョ」のレシピをご紹介します!

※ポンデケージョとは、ブラジル生まれのチーズパン。プニプニ感がたまらない、小さな丸いパン菓子です。

ポンデケージョの材料

(4~5人分)

「ポンデケージョ」米粉コーン・ポンデケージョ
ホットケーキミックス 200g米粉 200g
白玉粉 130g白玉粉 130g
パルメザンチーズ 大さじ2.5塩 少々
ダイスチーズ 70gコーン 70g
牛乳 200ml水 200ml
サラダ油 小さじ1サラダ油 小さじ1
黄色マーカー部分が、代替材料です

米粉コーン・ポンデケージョの作り方

  1. 白玉粉をフードプロセッサーやすり鉢などで粉状にする。
  2. 全ての材料をボウルに入れて、ひとまとめにする。
  3. 粉っぽさが残る場合は、油を少し足して調整する。
  4. 直径3cmくらいの球形に成形する。
  5. 160℃に予熱したオーブンで10分くらい焼く。

チーズはコーンで代替えとは良いアイデアですよね。黄色い固形物が入った感じの仕上がりが同じで、見た目が皆と一緒に見えます。

白玉粉を使うことでモチモチ感もあり、良い感じでした。

最近では、豆乳チーズやタピオカ粉が簡単に手に入るので、材料をアレンジすることでお気に入りのポンデケージョが再現できるはず!

食事に制限がある子でも、皆と一緒に思い出が作れますように!!


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白玉粉はスーパーで簡単に手に入る!ネット通販の場合は、他商品と抱き合わせ購入がお得です。

タピオカ粉は、自然派食品のお店やTOMIZ(富澤商店)などで売っていました。

豆乳チーズは、食品スーパーによって置いてあるメーカー&製品が違いますが、最近はヴィーガンブームもあって、シュレッドチーズは売っています。これを刻んで代用できます。

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