息子がピーナツアレルギー経口負荷試験をクリアした時、今後は「食事に取り入れながら食べて試して」と医師から言われました。
私はこの時、「毎日の食事に取り入れて試す」と理解しました。
だから、毎日アレルゲンを食べる治療法「経口免疫療法」と何が違うんだろう?と疑問に思いました。
この疑問点を主治医に確認したので、まとめます。
「食品で試す」って毎日ですか?
食物経口負荷試験をクリアして、食品摂取で試していくことになった場合、”毎日”食べなくても良いそうです。
これがもし「毎日です」と言われたら、ますます経口免疫療法との違いが分からなくなるところでした。
毎日ではなくて良いけど、何をどれくらい食べられるのか把握する。
これが、食物アレルギー対応の「食品摂取で試す」という段階では、重要ポイントのようです。
毎日食べた場合、経口免疫療法との違いは?
毎日食べなくても良いけど、毎日食べた場合は?
「食品摂取で試していく」というステップは、アレルゲンを少しずつ毎日食べる経口免疫療法と違うのは分かりました。でも、決めた食品の一定量を毎日食べ続けることは、結局「経口免疫療法」と同じではないでしょうか!?
と思ったら、れっきとした違いがありました。
経口免疫療法は、明らかにアレルギー症状が出るアレルゲンについて、医師が定めた上限を超えない一定量を毎日食べる方法。
食品摂取で試す方法は、経口負荷試験ではアレルギー症状が出ないと判断されたアレルゲンについて、それを含む食品を食べながら、どれだけ食べられるか確認していく方法。
という違いです。
言われてみれば当然ですが、自分だけで漠然と考えている時はモヤモヤして、ハッキリと言葉で説明ができませんでした。
実際に聞いてみて、スッキリしました。
食品の分量を換算する時は、経口負荷試験で食べた全量が基準?
食物アレルギーは、アレルゲンが微量なら症状が出ない場合でも、摂取量が増えればアレルギー症状が出る(or 悪化する)パターンが多いです。
それが分かっているから、例えば経口負荷試験で1.0gを摂取できたと言っても、1.0gを超える量が大丈夫という保証がないことも分かっています。
だから、経口負荷試験で食べることができた量を”超える量”を自宅で試すというのは、とても怖いです。
それなのに、アレルゲンを含む食品を食べる時に、その食べる量は、経口負荷試験でクリアした全量が基準となるのでしょうか?
怖いから「その半分の量を換算して、少量から試す」と言って欲しい・・・。
という願いは叶わず。
どうやら、経口負荷試験でクリアできた全量を基準として、食品の含有量を換算して食べて良いらしいです。
息子の場合、ピーナツは全1.8gをクリアしました。「1.8gは摂取しても大丈夫」という基準で、ピーナッツ食品とその量を選定せよ、という意味です。
※それでも怖いから、私はかなり慎重に、息子の「ピーナッツ食品摂取」をスタートしました。その様子は別記事でご紹介します。
「食品摂取で試す方法」のゴールとは?
試す食材が含まれている食品について、摂取量を気を付けながら食べていく。
これにより、どの食品(料理)をどれくらい食べられるのか、どれだけ食べてもアレルギー症状は出ないのか、ということが分かってきます。
それでは一体、どこまで食べれば良いのでしょう?
アレルギー症状が出ないからと言って、不自然なまでに量を増やすのもおかしいし、それだけを大量に食べるわけにもいきません。
と思ったら、この疑問にも、れっきとした答えがありました。
★食品摂取で試していき、その食材の一人あたり一日あたり一食あたりの標準摂取量が、摂取することができるのか。
★その食材が含まれる食事の「1食分」を食べられるのか。
これが判断できれば、「食品摂取で試す」のゴールです。
就学を控えた幼児(=息子)で言うと、これが判断できれば、学校給食でその食材除去が必要かどうかを判断できる!ということになります。
これが判断できて初めて、「給食での除去は不要!」と言えるのです。
※私が住む街の小学校給食では、当たり前のように「ピーナッツ和え」が登場するそうです。保育園では、「あえてナッツ類は扱わない」という方針だったのになぁ…。
というわけで、まずは「ピーナッツ食品の摂取で試す」という段階に来ています。