学校給食で”年間弁当”と言うなら”添加物にアレルゲン不使用”の食品を選定して下さい!

食物アレルギーがある息子が、もうすぐ小学校に入学します。

自治体が定めた「学校給食における食物アレルギー対応ガイドライン」を読んだところ、「年間通して弁当対応」の可能性が出て来ました。

調理現場の混乱や子供の安全を優先して、方針に理解はしつつも、何やらモヤモヤとした気持ちも出てきた前回。

今回は、私のモヤモヤを整理しつつ、教育委員会(給食担当)に物申します。

除去は”卵”だけ!?学校給食の食物アレルギー対応ガイドラインを見て「毎日弁当」を覚悟!

2019/10/25

問題は「食物アレルギー対応ガイドライン」の解釈ではなく、食品選定だよ!

どうにでも解釈できる原則。地域ごとに「食物アレルギー対応ガイドライン」がこんなに違うの当たり前

2020/06/29

文部科学省が定めたガイドラインでは、生徒への「給食の提供」は大原則です。

一方、もう1つの大原則は、「学校や調理場が人員などを鑑みて無理な場合」はその限りではない…というものです。

この2つの大原則によって結果的に、学校給食における食物アレルギー対応は、地域や学校の采配に任せているのが現状です。

調理器具や調理スペースが無いのに「別々の料理を別々に作れ」なんて思わないし、調理さんが人員不足なのに「あれもこれも除去しろ」なんて思いません。

「何かが足りないから、何かができない」という線引きは、どこかで必要です。

そういう意味で、私が最終的に問題視しているのは、地域でバラバラのガイドライン・その解釈・除去対象アレルゲンの少なさ・・・等ではなく、

学校給食としての「食品の選定」についてだ!

と気が付きました。

論点は、アレルゲンを除去・代替えする環境や人員じゃない!

ガイドラインの原則通り、環境や人員などを鑑みて無理だと判断されたなら、アレルギー対応できないのは、仕方ないと理解できるのです。

指摘したいのはそうじゃなくて、仕入れ食材(食品)の選定責任を果たしていますか?ということです。

環境や人員などを鑑みると、アレルゲンを含む食材を1つ1つ除去するのも難しいのだから、”本来は不要なアレルゲン”を含む食品を仕入れていませんよね?

「添加物にアレルゲンを含む調味料や加工品を採用しているから、それが使われると、保護者によるアレルギー対応(代替弁当の持参)が余計に必要になるんです!

ということです。

論点は、アレルギー対応における環境がないとか、人員が足りないとかじゃないんです。

余計なアレルギー対応を避けるためにも、余計なアレルゲンを含まない食品を選んで下さい、ということです。

例えばハム。乳成分を添加しなくてもハムでしょ!乳成分を含まないハムあるでしょ!という話

このモヤモヤは分かり辛いので、実際のメニューを例に挙げると・・・

(主原料として)「乳成分」を含むチーズを仕入れました。
チーズの除去対応はできません。
乳アレルギーの生徒は「チーズ入り」チャーハンは提供できません。
代替弁当を持参して下さい。

これは、問題ありません。

(添加物として)「乳成分」を含むハムを仕入れました。
ハムの除去対応はできません。
乳アレルギーの生徒は「ハム入り」チャーハンは提供できません。
代替弁当を持参して下さい。

これが、何か違いませんか!?
という話です。

文部科学省の食物アレルギー対応指針では、
加工品は、添加物に原因食物(アレルゲン)が使用されていない食品を選定する等の対応を考慮することが定められています。

つまり「添加物に乳成分を含まないハム」を学校給食で使用する(考慮をする)ことは定められているのです。

考慮もせずに「今までと同じ」「仕入価格が安い」「外注業者任せ」等の理由で、実現できていないなら指針違反なのです。

逆に言うと、考慮した結果、何か理由があって、「乳成分を含むハム」が給食で使用されているなら、仕方ないのです。

ここまで来ると、教育委員会にぶつけたい質問が、見えてきました。

添加物にアレルゲンを含まない食品の選定が、保護者(家庭)に偏るのはおかしい

文部科学省の食物アレルギー対応指針を読み解くと、
・全ての生徒に給食を提供する
・「添加物に原因食物(アレルゲン)を使用していない加工品」の選定を考慮しなければいけない

ということが分かります。

もしも、この努力がされない状況で、アレルギー児の保護者による「代替え弁当対応」になるなら、おかしいのです。

文部科学省の大原則に反して、「添加物にアレルゲン未使用の加工品の選定」対応が学校側でなされず、その責任が保護者(家庭)に偏ることになります。

ハムの例で言うと、学校側が仕入れない代わりに、保護者が「乳成分不使用のハム」を購入して、ハム入りチャーハンを作り、代替え弁当として持参するって、おかしいのですよ。

食品選定と仕入れの責任を果たしていますか?

・・・を確認したいです。

私のモヤモヤについて、教育委員会(学校給食担当)にぶつけてみることにしました。

教育委員会に問う!「添加物に7大アレルゲンを含有しない加工品」を仕入れる努力はしているのか!?

Q:学校給食の食物アレルギー対応について

(一部略)
文部科学省のガイドラインは、全ての児童に給食を提供することを前提としています。

「給食の提供」を保護者側が弁当をもって代替えするなら、学校給食側も〇〇〇(←実際の給食業務の委託業者)に対して、添加物として7大アレルゲンが含有されていない加工品を仕入れること等、要請するべきだと思います。

例えば、添加物に乳成分が含まれるハムを使っているために、乳アレルギー児童が弁当対応になり、保護者が乳成分を含まないハムを使って弁当を作った場合、

文部科学省のガイドラインにもある「原因食物を含まない食品の選定」に関する対応が、保護者に偏っていることになります。

これについて、現状確認および何らかのご意見を頂きたく、問合せさせて頂きました。

どうぞよろしくお願い致します。

仕入れ努力は今後に期待。毎月の「献立表チェック」がカギとなるか

A:回答

(一部略)
「添加物として、7大アレルゲンが含有されていない加工品」の仕入については、対応可能な範囲において、以前からすでに行っておりますが、納入の際に誤って納品される可能性もあることから、安全性を最優先し、アレルギーの原因食材の除去については、あくまでも保護者の責任において決定させていただいております。

栄養士はそのために、翌月分の詳細献立、配合表を保護者に配付し、保護者からの回答に基づき、慎重に対応を進めておりますので、御理解と御協力をお願いいたします。

学校給食部 学校給食課

上記が回答です。

要約すると、

  • 「添加物として、7大アレルゲンが含有されていない加工品」の仕入れは、対応可能な範囲で行っている。
  • 誤納入に備え、食材の除去については保護者の責任で決定
  • 栄養士が毎月、詳細献立&配合表を作成し、保護者の回答をもって慎重に対応

とのこと。

「納入の際に謝って納品される可能性」というところは、引っ掛かります。

事前に知らされた原材料とは、異なる原材料の食品が納品される事情は理解しますが、保護者だって、その食材の除去の判断はできないですよ。

保護者だって魔法使いではなく、原材料を教えてくれないと判断できません…。

とはいえ、「ガイドラインに書いてある通りです」という突っぱねた感じではなく、「栄養士と個別相談することで、個々の食物アレルギー対応を決めて下さい」という印象を受けました。

やはり、鍵となるのは、食物アレルギー対応に関する就学前相談の場、そして毎月の「給食メニューの献立表チェック」となりそうです。


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