【旅行先でのアレルギー経口免疫療法】毎日食べるアレルゲン(小麦・牛乳)の準備方法

アレルギー児を連れて、長期旅行にチャレンジしました。

アレルギー経口免疫療法で、毎日食べているアレルゲン。旅行先ではどうしましょう?

実例をまとめました。

【小麦アレルギー】うどん経口免疫療法なら乾麺を持参

ジッパー付き保存袋に入れた乾麺
実際に持参した「うどん(乾麺)」

息子は、小麦アレルギーです。
経口免疫療法として、毎日食べているのは「うどん0.6g」です。(2019年10月現在)

小麦アレルギー経口負荷試験、経口免疫療法で使う「うどん」(0.1gの作り方)

2018/07/25

うどんは乾麺を利用しますが、毎日食べる度にゆでるのではなく、まとめて茹でて必要な分量(ここでは0.6g)の長さにした上で、冷凍保存しています。
※詳細は、上記の記事で紹介しています。

普段は、食べる時に冷凍庫から出して1つ(=うどん0.6g)を食べるという簡単な手順です。

帰省や旅行で1泊する時は、その日の夜に食べる1つ(=うどん0.6g)をラップに包み、”保冷ポーチ”に入れて持参し、夕食までに自然解凍。夕食の始めに食べています。

2泊の3日の旅行では、2日分(=うどん0.6g×2個)を上記同様、ラップに包んで保冷ポーチに入れて持参し、宿泊先に到着次第、部屋の冷蔵庫に移します。その日の夜と翌日の夜に、食べています。

食品衛生上、2日間という短期旅行だからできる技。
2泊とも、同じ宿泊先だから成せる技。

では、3泊以上の旅行ではどうするか?

旅行期間中、宿泊先が変わる場合はどうするか?

”乾麺”の状態のまま、一緒に移動するしかない!

という結論に至りました。

自分で真空パックできるか?冷凍状態を保てるか?を考えた時、私にはできない。

今回は、自家用車ではなく飛行機を使う旅行なので、大荷物&相当な重量となるIHヒーターと小鍋を持参する選択肢はない。

「乾麺のまま持ち歩く」という結論は、当然のように思えるかもしれませんが、旅先で「うどんを茹でる」という難題を考えると、その結論に行き着くまで時間がかかりました…。

事前に実験!沸かしたお湯に浸すだけで「うどん」が”ふやけて”食べられるか?

お湯に漬けた乾麺
実際に”実験”しているところ(お湯は沸騰中ではなく、沸いた後に火を止めている)

旅立つ前、実際に実験をしました。

沸騰しているお湯ではなく、沸騰したら火を止めたお湯に、うどんの乾麺を浸しておく実験です。

ホテルや旅館には、必ず「湯沸かしポット」はあり、沸騰したお湯は手に入ります。しかし、”沸騰し続けているお湯”に乾麺を入れるシチュエーションが作り出せない。

かつて、IHヒーターと小鍋を持参して旅行し、息子のアレルギー食(レトルト)を温めたり、部屋で一品作ったりしていました。しかし、それは自家用車で旅行かつ離乳食卒業直後の話で、今回は却下しています。

  • 最初は100℃、次第にぬるくなっていくお湯の中に、浸しておくだけで「乾麺」は柔らかくなるのか。
  • どれくらいの時間「乾麺」を浸しておけば、食べられる柔らかさになるのか。

という観点で、実験しました。
いずれも、 うどんに芯が残っていてもOKとします。

結果は・・・

お湯に浸すこと「10分くらい」で、普通に噛める!

という、嬉しい実験結果でした。

旅先での”小麦アレルギー経口免疫療法”で食べる「うどん」の作り方

ホテルのティーカップに入れた「うどん」
実際に「うどん」をお湯に浸しているところ

こうして、旅行先に「うどんの乾麺」を持参しました。

うどんは最初から、経口免疫療法に必要な「0.6g」相当の長さに調整し、ジッパー付きの保存袋に入れました。

全部で、宿泊数分。

想定通り、宿泊先のホテルには、必ず「湯沸かしポット」がありました。

沸かしたお湯を、部屋に備え付けのティーカップや湯飲みに注ぎ、持参した「うどん」を浸しました。

10分浸せば、5歳児が普通に食べられる柔らかさになっています。

1日1本(=0.6g)をお湯に浸して、柔らかくなったらラップに包み、夕食会場に持参して、食事と一緒に食べました。

【小麦アレルギー】旅行先での経口免疫療法タイミング

アレルギー経口免疫療法で、実際に毎日食べるタイミングは、人によって異なります。

息子は、保育園児なので「夕食」です。

「朝食」で食べてしまうと、その後の経緯観察を保護者ができないこと、保育園でアレルギー症状が出た場合に困る、などの理由です。

旅行先でも、普段と同じように「夕食」で食べることにしました。

小麦アレルギー経口免疫療法で食べる「うどん」は、夕食と一緒に食べました。

【乳アレルギー】旅行先での経口免疫療法タイミング※経験から変更!

一方、普段のタイミングとはあえて変えたアレルゲンが、「牛乳」です。

息子は、乳アレルギー。
乳アレルギー経口免疫療法で毎日”食べる”「牛乳」は0.4gです。

小麦(うどん)と同様に、いつもは「夕食」と一緒に食べています。

しかし、旅先では「朝食」で食べよう!と決めていました。

1番の理由は、朝食会場には必ず「牛乳」があるからです。

旅行先で小さい紙パックの牛乳を購入して、部屋の冷蔵庫に保管して、部屋で0.4gを口に入れてから食事をしに行く方法も考えました。

でも、

  • 息子は、牛乳だけを口に入れると痒がり、何かに混ぜなければ”食べられない”。
  • アレルギー経口免疫療法では、牛乳のメーカーも統一することが基本だが、旅行先では当ルールを守れない。購入する牛乳がどうせ普段の牛乳と異なるなら、朝食で提供される牛乳を利用する方が新鮮&便利。
  • 旅行先では、朝食後も息子から目を離すわけではなく行動を共にする。

などの理由から、普段の「夕食」タイミングではなく、「朝食」で牛乳を摂取しようと決めました。

旅先での”乳アレルギー経口免疫療法”で摂取する「牛乳」の計量方法

持参したキッチンスケールと朝食の牛乳
実際に「牛乳」を計量しているところ

旅行先で、「牛乳を計量する」ためには、”いつもの道具”が必要です。

スポイトや軽量スプーンであれば、旅先に持って行くのも簡単ですね。

息子が乳アレルギー経口免疫療法で摂取する「牛乳0.4g」は、うちにある最小の計量スプーン1杯よりも少ない量なので、軽量スプーンだけでは測れない。

そのため、いつもキッチンスケールで測っています。

経口免疫療法は、0.1mlではなく0.1gからスタートしたので、今でもグラム単位。0.1g単位のキッチンスケールを使用して、0.4gを計量しています。

旅行先にも、いつも使っているキッチンスケールと計量スプーンを持参しました。

朝食会場には(想定通り)、必ず「牛乳」があったので、コップに注いで席に着いた後、計量スプーンですくいました。

いつも通り、「牛乳0.4g」を計りました。

新発見!旅行先での「牛乳」摂取方法

『豆乳グルト』は乳成分不使用!乳アレルギーっ子のヨーグルト代替品

2019/02/13

息子が、自宅で「牛乳」を摂取する時は、「豆乳グルト」にジャムと一緒に混ぜて食べています。

旅行先では、豆乳グルトがないので、以下のいずれかの方法で「牛乳」を摂取します。
※口腔内が痒くなるので「牛乳」だけを口にいれることができない。

  • ジュースに混ぜる
  • ゼリーに混ぜる

しかし、毎回「お口かゆい」と言うんです。

やはり、ヨーグルトのような”まとわりつく”食感の食べ物に混ぜた方が、口腔内で「牛乳」が皮膚に密着しないのか?

息子
なんか、かゆっ!

と言われる度に、慌てて
「お水いっぱい飲んで。ぶくぶくゆすいで」
「ジュース飲みな」
「他の物をいっぱい食べて、お口の牛乳をお腹に入れよう!」
と、あたふたあたふた。

何か良い案はないものか?

・・・と、今回の旅の半ば、途中で気が付いたのが、これ!

豆腐 + ジャム + 牛乳

乳酸菌は入っていないけど、「豆乳グルト」の味をなんとなく再現しつつ、牛乳が直接”口腔内”になるべく触れないように、牛乳を包みながら混ぜる方法。

和食コーナーに(必ずと言っていいほど)ある「豆腐」に、パンのコーナーに置いてある「ジャム」をかけて、計量した「牛乳0.4g」をたらす。

混ぜ混ぜ混ぜ混ぜ~。

この新発見の方法で作った「牛乳入り豆グルト」が、一番美味しそうに食べていました。

息子は、いつも食べている「豆乳グルト」だと思っていたようです。

旅行先でのアレルギー経口免疫療法(小麦・乳)まとめ

こうして、アレルギー児連れの長期旅行で、アレルギー経口免疫療法を実施することができました。
※我が家にとっては、1週間が”長期”の旅行…

小麦アレルギー経口免疫療法
・うどんの乾麺を持参(1日の必要量の長さに予めカットしておく)
・宿泊先のポットを利用して、お湯を沸かす
・「乾麺」お湯に浸して柔らかくする

乳アレルギー経口免疫療法
・TANITAのキッチンスケール(0.1g単位の計量可)と軽量スプーンを持参
・宿泊先で提供される「牛乳」を利用
・いつも食べている状態と近い食べ方を再現する

次回より、溜まった旅行ネタを発信していきます。


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