【ASD息子のお風呂】行動の切替が苦手な子を浴室に連れて行く方法[2]”お母さん大好き”を利用…そして気が付いたこと

息子は、気持ちと行動の切り替えが大の苦手です。

小さい頃から、「息子をお風呂に連れて行く」ということに苦労しました。

4歳になった息子は、今やっていることを”おしまい”にできるほど、お風呂の玩具に魅かれてくれません。

お風呂を嫌がる!行動の切り替えができない子を浴室に連れて行く方法[1]”玩具で釣る”をひと工夫

2019/05/31

玩具で釣れなくなった4歳からが、「本当の勝負」でした。

毎日のことだから、本気で「浴室に連れていく方法」を悩み、育児ノイローゼになりそうでした。

今回は、そんな時に確立した方法のご紹介。母子分離不安でもある息子の「お母さん大好き」の気持ちを利用します。

息子の情緒を利用している今回の方法は、「短期用」です。その理由も後半で明らかに・・・。

大好きなお母さんが泣いている!豊かな情緒にアピール

母子分離不安症の息子は、異常なくらいお母さん(=私)が大好きです。

4歳の頃から、私がやる「泣き真似」に異常に反応するようになりました。

そこで思い付いたのが、呼んだ時に来てくれない事に対して「私が泣く(真似)」という方法です。

いざお風呂に入る時、約束の時間が来た時。その時に、呼んでも浴室に来ない時は、脱衣所で「泣き真似」をする方法です。

「お母さんが泣くのは嫌だ」という気持ちに、訴えかけることにしました。

脱衣所で「浴室に来てくれない!」と泣きマネをするとどうなるか?

「えーん、えーん(泣)!ゆきまるが来ないよー!!来てくれないからお風呂に入れないよー!!」

私の大きな泣き(真似の)声が、リビングで図鑑を読んでいる息子に届きます。

「あっ、あっ、どうしたの? いま行くよっ。いま図鑑しまってたの。」

息子はあたふたしながら、脱衣所にやって来てきました。

私が呼んでから、すぐに来れなかった理由まで、説明するようになりました。

言い訳とはまた違う印象。

来れなかった理由だけでなく、私に対して「大丈夫だよ」「今行くよ」と言いながら、私を慰めているような雰囲気すら感じます。

”お母さんが泣いている、どうしよう。”
”片付けたら行くから、大丈夫だよ。”
”お母さん、泣かないで。”

という気持ちが伝わってきました。

息子の豊かな情緒を利用した戦法で、息子が”自分の意思で浴室に来る”という目標は達成できました。

抱っこしたり、お風呂玩具で釣ったりして連れてきた時と比べると、大きく進歩した気がしました。

お風呂の「予定時刻」と「時間が来た時」の声掛けは必須

今回に限らないことですが、こういう気持ちと行動の切り替えが必要となる事は、絶対に「突然」やってはいけません。

今回で言うと、「突然」泣き真似をするのはNGです。

事前に約束の時間を認識させておくことと、「約束の時間になっても、来てくれないから泣いている」という理由付けは、絶対に必要です。

普通に呼んでも声をかけても、浴室に来てくれないことが分かっているけど、約束の時間が来た時には必ず、「お風呂だよ~」と声掛けはします。

実際に、絶対にお風呂に入りたい時間よりも、少し早めに声をかけるのもコツですね。

事前に、お風呂に入る予定時刻が何時何分なのか、時計の長い針の位置をしっかり宣言することも重要です。

「お風呂に入る約束の時間」は、事前に認識させておくことが大切でした。

冗談でも戦法でも「泣き真似」しちゃいけなくなった時

「泣き真似して呼ぶ」戦法が使えたのは、”私の声を聞き付け、あたふたしながら来てくれる時”まででした。

最初は効果てき面だった、この「泣き真似」戦法ですが、暫く続けると、息子は本気で、私の泣き真似を嫌がるようになりました。

ある日、いつものように「泣き真似」でお風呂に呼ぶと、息子は半ばパニックになりました。

「やーだ!やーだ!やーだ!泣かないで!泣かないで!」

息子は、私の口元を自分の両手で押さえながら、地団駄を踏みました。

その反応を見て、私は反省しました。

この「泣き真似戦法」 は、もう今の息子に対して、適切ではなくなったんだ…と悟りました。

大好きなお母さんが泣くことを本当に嫌がっている。冗談でも戦法だとしても、もう「泣き真似」をしてはいけないんだな、と感じました。

息子にとって「お母さんが泣いている」ということは、本当に心を揺るがす出来事なのだと実感しました。

お風呂に入る理由は”玩具”でも”お母さんが泣くなら”でもない!

気持ちと行動の切り替えができない子の気を引き、次の行動へと促すために色々試す中で、情緒の加減を見極めなければならないと感じました。

行動を移してもらうための戦法とはいえ、情緒不安定に繋がっては、元も子もない。ゴメンね、嫌だったよね。

私はそう悟って、この「泣き真似」方法は止めました。

息子なりに、精神的にも成長しました。

息子にとって、お母さんが泣く事は本当に嫌なこと。

「お母さんが泣くから、お風呂に入る」というのは、そもそも論点がずれていて、理由付けが滅茶苦茶です。

お風呂に入る理由は、玩具でも「お母さんが泣くから」でもない。

お風呂に入るために、嘘も下手な芝居も必要ない!

お風呂は衛生上の理由で毎日入るし、各家庭でお風呂の時間はだいたい決まっているし、時間がきたらお風呂に入るんだ!

これを、息子に理解させなくてはいけないのだ!

「嫌だから嫌だ!」と泣き喚いていた息子が、そういう段階にまで、成長したんだなと思いました。

お風呂に連れて行く方法も、変更タイミングが重要!

今まで、子供の年齢・特徴・情緒の状態などに合わせて、浴室まで連れて行く方法を考え続けてきました。

スムーズにいかなくなったら戦法を変えていく。

育児本やママ友情報に惑わされず、自分の子供の特性に合った方法を模索する。

結局、これが重要でした。

今でも、成長するごとに「お風呂に連れていく方法」は変化し続けています。

行動の切り替えが出来ない子を浴室に連れて行く方法。【4歳後半~】【5歳~】は、続編でご紹介します。

【行動の切替えが苦手な子のお風呂】浴室に連れて行く方法[3]タイミングを視覚支援して「こだわりルール」にする

2019/12/11

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